バリアートショールーム オーナーブログ
2015.8.19

バリ舞踊とガムランの調べに酔いしれる濃密な時間

こんにちは、坂本澄子です。

先日、「阿佐ヶ谷のバリ舞踊祭」で素晴らしい踊りを見せてくださったあのお二人が8月30日(日)17:00〜再び舞台に立ちます。山室祥子さんと荒内琴絵さん。日本におけるバリ舞踊の第一人者です。

ブログ220_山室祥子+荒内琴絵山室さんは阿佐ヶ谷のバリ舞踊祭では天照大神(アマテラスオオミカミ)に扮し、後半はバリの伝統舞踊『タルナ・ジャヤ(若き勝利者の舞)』で迫真の踊りを見せてくださいました。ど素人の私でさえ、最初から最後まで目が離せなかったほど。アメリカ人のガムラン奏者と結婚され、現在はアメリカ在住。いまや、里帰りのときにしか、その壮麗な舞は見ることができなくなりました。

一方の荒内さん。暴れん坊の弟神・須佐之男命(スサノオノミコト)を舞い、その役柄にふさわしい力強い踊りを披露されました。荒内さんの踊りはこれまでも何度か見せていただきましたが、独特の目力をはじめ、表情豊かな表現力は人をそらせません。

8月1日のブログ「夏恒例!阿佐ヶ谷バリ舞踊祭」もぜひ読んでみてください。山室さん、荒内ブログ220_ガンプーさんの舞がどれだけ素晴らしかったか、その雰囲気を感じていただけるのではないかと思います。なお、今回の演目は『森の王者の舞』『悪い精霊の仮面舞踊』などバリの伝統舞踊、創作舞踊を中心に行われます。

お二人がいかに類稀な踊り手かをわかっていただいたところで…、でも、それだけじゃないんです!またまた、日本でガムラン奏者といえばこの人、櫻田素子さん率いるガムラングループ「トゥラン・ブーラン」から6名の精鋭プレイヤーによる特別チームが演奏をつとめます。

実は、この公演、山室さんのアメリカ帰国前に緊急企画されたもの。あいにく私自身はその日は所用で東京を離れており、どうしても間に合いそうにありません。しかし、こんな機会はそうあるものではありません。せめてこのブログを読んでくださっているバリファンの皆さまにお伝えしたい。そんな気持ちでご紹介させていただいています。

会場は目黒のチャベ。インドネシア大使館員も通う、知る人ぞ知るインドネシア料理の名店です。30席の半分は既に予約が入っているそうですので、ご興味あればどうぞお早めにお申し込みください。詳しくはこちらのご案内をどうぞ。

天界と人間界をつなぐバリ舞踊。その奥深さを2人の名手が舞い、ガムランの伴奏が盛り上げます。本格インドネシア料理とともに、南国の濃密な夜に身を委ねるひとときを過ごしてみませんか。

最後にバリ舞踊を描いたアンタラ氏の作品をご紹介します。

ブログ220_ガンプー現在のバリ舞踊の原型になった古典舞踊劇、ガンプーに登場するプトゥリ(お姫様)です。「バリの伝統芸能を世界に伝えたい」と語る氏の作品は細部に至るまで正確に再現した描写が特徴。衣装に使われた伝統的な織物の柄まで忠実に描いています。アンタラ氏のバリ舞踊をモチーフにした作品はご希望の演目で制作を承ることも可能です。お問い合わせはこちらのコンタクトフォームからどうぞ。

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