バリアートショールーム オーナーブログ
2016.7.27

ニューヨークでアートな休日 グッゲンハイム美術館編

こんにちは、坂本澄子です。

NYのアートシーン、最終回は前衛アートを得意とするグッゲンハイム美術館です。

DSCF1881セントラールパークの向かい、メトロポリタン美術館から北に10分ほど歩いたところにあります。外見からしてとてもユニーク。上にいくほど広がる建築は珍しい。

展示室は真ん中の吹き抜けを取り巻くように螺旋状に設けられ、ゆるやかなスロープをのぼりながら作品を鑑賞します。高さによって視界の変化が楽しめるところも魅力。最上階(6F)の天井ぎりぎりの高さまで上ると、そこで展示は終わり。下を見下ろすとくらくらしそうな高さ、ついでにぐるぐる目も回りそうです^o^;

 

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企画展は戦前に活躍したドイツ人作家MOHOLY-NAGY展(1895-1946)をやっていました。抽象画を中心とした当時の前衛アートで、80〜90年経った今見ても、十分新しい感じがします。

キャンバスだけでなく、金属、アクリルなど様々な素材を支持体として用い、切り抜いたり、実体と影とを交錯させたり。私が一番気に入った作品はこちらです。日常と非日常が隣り合わせに存在しているみたいな、どこか不思議な感じがしませんか? 

 

 
 
美術館だけでなく、NYは街全体がどこを切り取っても絵になります。
古い建物も多く、ところどころにモダンな新しいビルが紛れている感じ。第一回のMoMAでご紹介したように、新しいものと古いものが隣り合っていても、不思議と統一感があるところは、さすがアメリカ。
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マンハッタンのミッドタウン、古き良さと新しさが同居する街

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緯度が高いため、夜の9時を回っても明るさが残る空に月がぽっかりと浮かんでいました

ギャラリーの街、チェルシーでは、廃線した鉄道の跡が遊歩道になっていました。電車は建物の中を突き抜けるように走ったいたそう。

元倉庫街のチェルシーでは、廃線した鉄道跡が遊歩道に。電車が直接建物の中を通る構造は、物資の積み下ろしによる渋滞防止にも役立ったそう。

 
この数年、ブティックホテルと呼ばれるホテルが増えています。これは古い建物をリニューアルして、ユニークなインテリアで生まれ変わらせたもの。私が今回泊まったACE HOTEL, NEW YORKも、ミッドタウンにあるそんなホテルのひとつでした。一部屋ごとに内装が異なり、次に来た時はどの部屋があたるかなと楽しみになりそうです。
 
 

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