白い壁が何とも殺風景なリビング、よくありますよね。お気に入りのアートやオブジェを飾った一角を作るだけで、住む人の個性が感じられる洗練された空間が作れますよ。お友達とのおしゃべりも弾むこと間違いなし。カレンダー、時計など、壁に掛かっているものを一旦取り外してから、まっさらのキャンバスに絵を描くつもりで、アートと小物を配置していきましょう。
モダンでシャープな印象のリビングのため、ガラス製のテーブルトップにはバリ風のランナーをあしらい温かみをプラス。すぐ上にある絵の彫刻額縁と一体化したバリ空間を作った中に、南国風の花と小物を配置しています。光ものを使うのが、ゴージャス感を増す上級テクニック。今回は開口部にシルバーのラインが入ったフラワーベースとゴールドのキラキラアクセントが素敵な球体オブジェを使用しました。
①リビングは家族や友人など人が集まる場所。みんなの視線を集める印象的な絵を選びましょう。
②ヤシ科など大きめの観葉植物を置くとバリ度がアップします。
アイレベル(目の高さ)に
揃えて絵を飾るのがポイント
①色味、サイズ、額縁のいずれかを揃えると統一感のある空間に。
②サイズの異なる絵を飾る場合、縦の中心線をあわせます。
目の高さ(150cm位)が目安。
③写真のように、同じ画家の作品を並べて、テーマ性のあるスペースを
作るとより印象的。
一日の終わりに自分自身をリセットする空間を作りませんか。不思議な奥行きと幻想的な雰囲気が漂うシュピース・スタイルの風景画がおすすめです。
小物だけでは広い壁が無機質な印象
①心が落ち着く作品を選びます。
②ベッドリネンは絵と同系色を使い、クッションでアクセントをつけると統一感がでます。
③竹素材のブラインドを使うとバリ度アップ。家具と似た色を選ぶのがポイント。
クッションはアクセントとして明るめの古典色を。キャンドル台はチェストに合わせて黒に、そして、ここでもゴールドとシルバーを差し色に使っています。温もりのある陶器の花瓶、孔雀の羽根など柔らかな素材を使い、両側から絵を引き立てるように配置しました。
朝の爽やかな目覚めには、森の緑を連想させる作品がおすすめです。思わずカーテンを開けて、朝の光をお部屋いっぱいに取り込みたくなります。
脳に適度な刺激を与えながら、癒しの要素も取り込んだ空間。仕事でヒートアップしそうになったら、デスクサイドに掛けた絵で気分転換しましょう。バリの風物を描いた珍しい細密画は想像力をたくましくし、絵の向こうの世界に誘ってくれますよ。
個性が強すぎない、黒や渋めの色調の小物を使いました。ラフィアを編んだ籠、ウッドなど素材感のあるものがおすすめです。小さな鉢植えのグリーンを配置して癒し感をプラスし、温かみのあるライトを置くと雰囲気のある小空間のできあがりです。写真下のようにブックカバーを外すと、本棚に落ち着いた統一感が生まれますよ。
①机の側に置く場合は色調を抑えた小さめの作品や細密画を選ぶと周囲に馴染み、集中力を妨げません。
②本棚に小さなオブジェを並べて飾り棚風にするとバリ度アップ。
ドアを開けると「今日もお疲れさま」と迎えてくれる一枚の絵。どんなに疲れて帰っても、気持ちを切り替えられる大切な空間。
①圧迫感を与えない小さめの作品を選びます。
②照明が変えられる場合、絵に光があたるようにすると、ライトをつけた瞬間、絵が目に飛び込んできます。
好きなアートと共に旬の恵みを楽しみませんか?いつもの食事が心豊かなひとときに変わるはず。
①テーブルの上は、調味料や日常のこまごましたもので雑然となりがち。これらのものには別に置き場を設けて、テーブルの上に物を置かない習慣を。
②朝の風景画やユーモラスな動物画は、一日の始まりに気分をONにしてくれます。
③テーブルの上にはバリテイストのテーブルセンターやランチョンマットを。バティックや植物を編んだ素材感のあるものがオススメ。
〈 ロビー 〉 無難なモノトーンにまとめられがちなオフィス空間ですが、南国ならではの鮮やかな色使いによって、お客様を最初にお迎えする場所にふさわしい洗練された印象を与えることができます。
〈 店舗 〉 モダンで都会的なバーラウンジですが、やや無機質な感じも。アートをプラスすることで、華やかな空間へ早変わり。
いかがでしたか?菅原さんのアドバイスを参考に、あなたのお部屋をバリの薫りでいっぱいにして下さいね。
おすすめ作品もぜひチェックしてみて下さい。リンク先にもインテリア写真が掲載されているものがありますよ。