「絵から漂う土臭さに安堵感を感じています」  世田谷区T様

私が生まれ育った土地に近い土臭さと水の様子、周囲の動植物の息吹が感性に近かったと感じました。この絵の情景から周囲で何が起こっているのか想像(妄想?)するとなかなか癒されます。

人や動物や植物の息吹を感じることができます。生きている限り、好むと好まざるとにかかわらず、たくさんの生命に囲まれていることを再認識させられますね。

まずそう感じる背景の一つ目は、幼い頃の感覚を思い出し、心の拠り所としての安堵感でしょうか。幼少期は背も低いので地面が近い。大人になると見逃しがちな小動物や花などが、次から次へとたくさん視界に飛び込んできた感覚を思い起こさせます。

二つ目は、世の中というか大地というか、世界はたくさんの自然の反応によって進化して来たと思います。その事実は変わらない中、現代は人間の行動を中心に物事を捉えて一喜一憂しすぎている気がします。人間の傲慢さとも言えるかもしれませんが、事実は圧倒的に自然の力の方が大きい。そう思うと別の見方ができると思います。(人間の所作が影響を与えている部分ももちろんありますが)日々の生活の中では、無意識にタコツボ思考に陥っていたり、本質的でないことに囚われたりしていることに気づかされます。

人間だけでなくすべてを含む大きな世界の中で、冷静かつ本質を考えるきっかけになっていること、これからも世界が変化し続けるワクワク感で前向きな気持ちになれます。生命の息吹を感じ、それらのたくさんの関わりからこれからも楽しいことが起こりそうな気がしています。限りある人生、一期一会です。ひとのつながりって、いいですね。

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