Works 作品紹介

#SS0001

往く春

山梨県にある清春芸術村では、広場を取り囲むように桜の大樹が幾本も植わっています。4月も下旬になり、散り始めた花びらの舞う樹々の下を歩いていると、まるで一本の樹のように見える一対の桜に出会いました。それぞれには足りないところがあっても、寄り添い、補いあうことで完全になる。人も同じだと思いました。

  • 技法:Acrylics
  • 絵サイズ H×W:F100 (130x162cm)
  • 額サイズ H×W:別途
  • 販売価格:500,000円
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#SS0004

鳥を宿す木

20年近く前のある冬の日のことです。お城の堀に沿って葉を落とした木が続き、その枝を埋めるように、無数の白い鳥が丸くなって眠っていました。蒼白い月の光を受けた幻想的な光景はいつまでも心に残り、ずっと後になってこの作品を描きました。それは春を待ちきれずに咲き出しそうな、白モクレンのようにも見えました。

  • 技法:Pastel
  • 絵サイズ H×W:55x75cm
  • 額サイズ H×W:
  • 販売価格:0円
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#SS0005

未来への軌跡

「過去」「現在」、そして「未来」へと続く軌跡を描きました。素材はすべて身近な場所から取り、日常の何げない風景ですが、コラージュさせることで、いつもと違うちょっと不思議な雰囲気を出せたのではないかと思います。

  • 技法:Mixed Media
  • 絵サイズ H×W:F100 (130x162cm)
  • 額サイズ H×W:別途
  • 販売価格:500,000円
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#SS0006

世界に繋がる窓

独立して1年経った頃、行き詰まりを感じ始めました。何かしなくてはいられないような焦燥感からか、毎朝夜明け前に目が覚めるのです。孤独な気持ちを抱えて窓の外を見ると、まだ薄暗い空の下で既に1日の営みを始めた人たちがいました。高速を走るトラック、犬の散歩をする人。私の小さな事業も幾人もの人たちに支えられており、いつの日か自分に返ってくる。そう考えると随分慰められ、そして勇気をもらいました。この絵はその頃の自分を思い出しながら描いた作品です。

  • 技法:Mixed Media
  • 絵サイズ H×W:F80(112x145cm)
  • 額サイズ H×W:別途
  • 販売価格:500,000円
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#SS0007

アンモナイト

何億年もの間、眠り続けたアンモナイトに比べれば、人の一生なんてあっと言う間の出来事です。それでも日々、笑ったり、怒ったり、悩んだりしながら、今日を精一杯生きています。その豊かさと密度の濃さを、アンモナイトの殻の部屋のひとつひとつにたとえてみました。

  • 技法:Mixed Media
  • 絵サイズ H×W:F50 (91x116cm)
  • 額サイズ H×W:
  • 販売価格:0円
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#SS0010

私の家のリビングには、バリ島の画家がプルメリアと野鳥を描いた、畳一畳ほどもある大きな絵が飾られています。その絵は時折窓のように見え、すぐ向こうにバリ島の密林が広がっているように思えるのです。
随分前のことですが、疲れて帰宅し、着替えもせずにソファでうたた寝をしていると、バリ島の夢を見ることがありました。満月はバリ島では特別な夜。いつのまにか絵から舞い出した蝶や伸びた植物が、現実との境界線を曖昧にしています。

  • 技法:Acrylics
  • 絵サイズ H×W:100x150cm
  • 額サイズ H×W:
  • 販売価格:500,000円
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#SS0011

虹色の薔薇

友人の転職祝いに仲間内で集まり、贈った一輪の薔薇は花びらが虹色でした。虹色になった理由をあれこれ想像していると、色とりどりの星屑を糧に、宇宙に気高く咲く花が思い浮かびました。夜空には、その日集まった友人たちのイニシャルが星のように散りばめられています。

  • 技法:Mixed Media
  • 絵サイズ H×W:54x38cm
  • 額サイズ H×W:別途
  • 販売価格:30,000円
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#SS0014

冬のあじさい

一足早い春を求めて、南房総に出かけたときのことです。早咲きの河津桜が見事な花を咲かせるお寺の境内に、冬枯れの紫陽花をみつけました。やわらかな日差しを受けて鈍く光るゴールドの存在感に、ピンクに染まる桜とは違った魅力を感じ、筆を取りました。やがて若芽が出てくると、その役割を終えて消えるように枯れていくのでしょうか。

  • 技法:Mixed Media
  • 絵サイズ H×W:55x75cm
  • 額サイズ H×W:
  • 販売価格:50,000円
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#SS0016

空を見上げて

2015年、瀬戸内海のアートの島「直島」で、安藤忠雄さんが設計された地中美術館を訪れました。島の景観を損なわないよう、建物のほとんどが地中に埋まった珍しい建築。変形した四角形を螺旋状に上がっていくコンクリートの階段が印象に残り、この螺旋構図を思いつきました。薔薇の形にも見立てつつ、様式化された風景で埋め尽くしてみました。

  • 技法:Acrylics
  • 絵サイズ H×W:F50 (116x91cm)
  • 額サイズ H×W:別途
  • 販売価格:500,000円
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#SS0027

水の惑星〜月の世界へ

2018年は宇宙の中の地球をイメージして描いています。大きな作品をいくつか仕上げた後で、同じテーマをこれまでとは違った色使いで描いてみようと思い、グレーをかけた夜の風景に、月と東京タワーの存在を際立たせました。
左上の宙に浮かんでいるのは、宇宙ステーション。映画『2001年宇宙の旅』に登場した、回転するステーションを覚えておらえる方も多いのでは。音のない宇宙を象徴するかのように、『美しく青きドナウ』が流れる宇宙飛行のシーンがとても印象的でした。

  • 技法:アクリル/キャンバス
  • 絵サイズ H×W:53x45cm
  • 額サイズ H×W:60x52cm
  • 販売価格:200,000円
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#SS0034

揺れる水面

蓮はどこを見ても飽きない、おもしろい植物だと思います。
最初は大輪の花に惹かれましたが、あるとき、風に揺らいだ葉っぱの重みで茎が大きくしなり、そのしなやかな動きに目を奪われました。それ以来、葉っぱをなんとかうまく描けるようになりたくて、上野にスケッチに通いました。
最近は水面に映る葉影に興味が移っています。蓮の茎は長いので、一見しただけでは、どれがどの葉っぱの影なのかわかりません。ひとつひとつ辿っていくと、意外に離れた場所に影ができることがわかりました。
この作品は、水面に映った月が風に揺らいで、踊るように見えたところを描いたものです。

  • 技法:アクリル/キャンバス
  • 絵サイズ H×W:F0 (18x14cm)
  • 額サイズ H×W:32x22cm
  • 販売価格:30,000円
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#SS0035

彩 - いろどり

これは海辺の公園で出会った、葉っぱの実際の色です。冬枯れの景色の中にあって、思わず目を奪われました。よく観察すると、葉の裏側は白く、表からは白く縁取られているように見えます。
その時の記憶を、日本の古典色を使用して再現してみました。
キャンバスのサイドも着色していますので、そのまま飾ることもできます。

These are the real colors of leaves, which attracted me in the winter colorless landscape. Carefully looking, I found the leaves looked like being edged with white because of white back side. I imitated the snappy coloring in this painting with Japanese traditional colors.
Can be shipped abroad with the extra charge. Please contact us at contact@balikaiga.com about the details.

  • 技法:アクリル/キャンバス Acrylics on canvas
  • 絵サイズ H×W:F0 (18x14cm)
  • 額サイズ H×W:別途 - Not framed
  • 販売価格:30,000円
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#SS0036

扉の向こうに

バリ島の伝統的な建物では、外と内側をつなぐ扉に観音開きの扉が使われていることが多く、美しい彫刻や豊かな色彩で装飾をほどこされているものをよく見かけました。
こんなふうに半分だけ開かれていることが多く、その思わせぶりな風情に、思わず「この奥はどうなっているのだろう」と様子を窺ってしまう、魔力のようなものがあります。
実際、賑やかな通りから一歩奥へ入ると、別世界のような風景が広がっていることもしばしば。
そんなちょっと不思議な気持ちを描いてみました。

  • 技法:アクリル/キャンバス
  • 絵サイズ H×W:F3 (27x22cm)
  • 額サイズ H×W:なし
  • 販売価格:50,000円
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#SS019

Crossover - Tokyo and Bali

第102回二科展入選作品
バリ島の絵画を扱う仕事をしているので、常に脳内で東京とバリを行ったり来たりしています。そんな様子を絵にしたらこうなりました。

  • 技法:Acrylics
  • 絵サイズ H×W:F100 (130x162cm)
  • 額サイズ H×W:別途
  • 販売価格:800,000円
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#SS020

Crossover

2017年第43回現代童画展入選作品
同年の二科展に出品した作品の続編です。東京とバリ島、異なる時空間を自由に飛び移る心の動きを鳥で表現しました。右上の装飾模様はウブドのネカ美術館の展示室の扉に施された見事な彫刻をヒントにしています。少女の手から伝わるエネルギーは、模様から生きた植物へと生命をあたえています。

  • 技法:Acrylics
  • 絵サイズ H×W:S50 (116x116cm)
  • 額サイズ H×W:
  • 販売価格:500,000円
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#SS021

Crossover II

こちらもCrossoverシリーズの連作です。作品のすべてに登場する石像は、水を司る女神「デウィ・ガンガ」です。初めてウブドを訪れたときに滞在した宿の庭に、緑に包まれるようにひっそりと佇んでいました。ヘリコリアは、その家のファミリー・テンプルに続く沿道に咲いていたもので、そこだけ空気が違うと感じるほど、厳かな雰囲気に満ちていました。私にとってバリが特別であることを感じさせてくれるモチーフです。

  • 技法:Acrylics
  • 絵サイズ H×W:S50 (116x116cm)
  • 額サイズ H×W:別途
  • 販売価格:500,000円
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#SS022

星降る夜に

ご注文制作で同じモチーフでもう一度描きました。大切な方を失くされたお客様の思いに少しでも寄り添いたくて、詩を描いて制作に着手しました。
詳しくはブログ記事をあわせてご覧ください。

  • 技法:Oil
  • 絵サイズ H×W:F10 (53x45cm)
  • 額サイズ H×W:別途(実費にてご希望の額縁で額装)
  • 販売価格:100,000円
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#SS024

水の惑星〜外宇宙への飛翔

子供の頃から宇宙の写真を見るのが大好きでした。色づく星雲、どこまでも続く星たち、ブラックホール。それらを見ては、宇宙の果てに想いを馳せたものです。あれから、人類は月面を歩き、宇宙探査機は火星の砂をも持ち帰りました。まだまだ飛翔するであろう未来を想い描きながらも、宇宙には人には推し量ることのできない、摂理のようなものがある。そう感じる今日この頃です。

  • 技法:アクリル/キャンバス
  • 絵サイズ H×W:S8 (45.5x45.5cm)
  • 額サイズ H×W:50x50cm
  • 販売価格:150,000円
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#SS025

水の惑星〜未来へ向かうサカナたち

連なる蓮の葉が風にしなやかに揺れる姿に、心惹かれます。そんな自然の美しさと建造物が調和する世界を想像してみました。木星へと向かうサカナたちは未来の私たち、大きな水の泡は生命の存在を象徴しています。美しい水の惑星(地球)と宇宙の無限の広がりを感じながら描きました。

  • 技法:アクリル/キャンバス
  • 絵サイズ H×W:F100 (162x130cm)
  • 額サイズ H×W:
  • 販売価格:1,000,000円
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#SS027

雨上がりの朝

久し振りにパステルで描いてみました。5、6年前まで、よくこんな感じの心象風景画を描いていましたが、夢の中のように淡く優しい色の変化を描くのに、パステルほど向いた画材はないと思います。
雨上がりの草原にできた水たまり。朝陽に照らされて、やわらかく輝いています。空の色は自宅マンションから見える、東京湾の薄曇りの空を思い出しながら再現してみました。地平線近くはピンクに淡いグレーを溶かし込んだ色。そして上空に目をやると、夜の暗さがまだ半分残っています。
そんな空を見ては、今日もまた頑張ろうと元気をもらっています。

  • 技法:パステル/紙
  • 絵サイズ H×W:30x40cm
  • 額サイズ H×W:別途
  • 販売価格:30,000円
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#SS029

Another World I

ここ数年、異なる時空間を1つの絵に混在させる作品に取り組んでいます。ゲートブリッジを臨む東京湾は、アトリエの窓から見える風景で、時刻やお天気によって様々に表情を変えます。満月の夜、海はかすかに光を宿し、幻想的な雰囲気を醸します。そんなとき、ふとバリ島の明るい空が脳裏に浮かびました。まるで夜空がパックリと開いたように思えました。

  • 技法:アクリル/キャンバス
  • 絵サイズ H×W:S50 (116x116cm)
  • 額サイズ H×W:別途
  • 販売価格:500,000円
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#SS030

Another World II

2018年は蓮を多く描きました。大きな花はもちろんですが、葉の形にも惹かれて、上野の不忍池に何度もスケッチに通いました。そうしているうちに、「自分自身が蓮になって宙を見上げたらどんなだろう」、などと想像して描いたのがこの作品です。地上から見上げる空と宇宙から眺める宙。2つの空間は遠いようで、実は近いのではないか。そんなふうに思っています。

  • 技法:アクリル/キャンバス
  • 絵サイズ H×W:S50 (116x116cm)
  • 額サイズ H×W:別途
  • 販売価格:500,000円
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#SS031

同じ月を

秋の初めに、昭和初期のアンティーク着物を買いました。桔梗、萩、小菊など、古典調の柄かと最初は思ったのですが、実際に袖を通してみると大きな市松模様になっていて、なかなか粋な柄です。当時これを着ていた女性も、控えめながら凛とした人だったのではと想像しました。

『同じ月を』

初めて買ったお出かけ着物
昭和の初めの匂いがした
桔梗、小菊、萩、女郎花
秋の野の花、今が盛り
繊細で優雅な絽の手触り
袖を通すと現る市松模様

そんな意匠を気に入って
何度も着ていたあなたの痕
控えめだけど芯は強い
凛とした姿が目に浮かぶ
今宵と同じまんまる月
きっとあなたも見ていたでしょう

  • 技法:アクリル/キャンバス
  • 絵サイズ H×W:F8 (45x38cm)
  • 額サイズ H×W:55x48cm
  • 販売価格:100,000円
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#SS032

冬の華

私の好きな画家の作品に、雪景色に立つ一本の落葉樹を描いた絵があります。色のない無彩色の世界は、静謐な心のさまのように思えました。
あれから10年以上も経って、初めて雪景色を描いてみたいと思いました。
寒さの中にあって、どこか暖かみを感じる風景。雪の後の澄み渡った空には、細い三日月が掛かり、一本のケヤキにうっすらと降り積もった雪が淡い光を放っている。そんな風景をイメージしています。
雪の淡い光を表現したくて、日本画で使う雲母を絵の具に混ぜて、ふわりと載せてみました。

  • 技法:アクリル/キャンバス
  • 絵サイズ H×W:F0 (18x14cm)
  • 額サイズ H×W:32x22cm
  • 販売価格:38,000円
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#SS036

夢見るキリンたち

私の住んでいる湾岸エリアには、キリンのような形をしたクレーンが並ぶ埠頭がいくつもあります。そんなキリンたちの姿を追いかけてはシャッターを切るのが、私のお散歩の愉しみ。ある時、撮りためた写真を見ていると、まるで世間話でもしているようなキリンたちの姿が目に飛び込んできました。一頭が晴れた空を見上げて「あ、」と小さく声を上げると、ほかのキリンたちも一斉に顔を上げた、まるでそんな光景なのです。見上げた視線の先には一体何が...。そんな想像をしてみると、こんな絵ができあがりました。
太古の昔からさまざまな生命を育んできた青い地球。その美しい星に守られて、キリンたち(私たち)のいまがあります。彼らが夢見た未来が明るく希望に満ちたものでありますようにと、願いを込めました。

  • 技法:アクリル/キャンバス
  • 絵サイズ H×W:P20 (73x53cm)
  • 額サイズ H×W:83x63cm
  • 販売価格:350,000円
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#SS037

遥かな大地

前職時代にお世話になった元上司からのご依頼で描いた作品です。
日本有数の企業の役員に迎えられ、この大きな転機に臨む決意を絵にしてほしいとの、お題をいただきました。
広大な大地を見据え、輝く太陽を目指して頑張る決意。まずは小サイズの試作品を描き、イメージ合わせを行ってから本制作に着手しました。ご注文制作はある意味、注文者と画家の共同作業。ご注文者の気持ちに寄り添うために、お聞きした言葉を綴って文章を作り、それを何度も読み返しながら描きました。
10年後もっと輝いておられる姿を想い、太陽の光を下向きだけでなく上向きにも描き、青みがかった遠景→主人公の足元をゴールド→手前には温かみのある色と変化させ、時とともに変わっていく状況を表現しました。8割完成した段階で一度実物を確認いただきましたが、気に入ってもらうことができホッ。勢いに乗って、細部を仕上げました。
新天地でご苦労もあると思いますが、この絵をご覧になり、最初の決意に立ち返って頑張っていただければと願っています。

  • 技法:油彩/キャンバス
  • 絵サイズ H×W:P10 (41x53cm)
  • 額サイズ H×W:48x60cm
  • 販売価格:0円
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#SS038

母の生けた紫陽花

実家のある広島も、昨日観測史上最も遅い梅雨入りをしました。これは母が生けた紫陽花です。80歳を超えてできないことが増えてきましたが、庭に咲く花を生けることだけは、楽しそうに続けています。古い家の感じに合わせて、日本画風に描いてみました。

  • 技法:アクリル/キャンバス
  • 絵サイズ H×W:F0 (18x14cm)
  • 額サイズ H×W:別途
  • 販売価格:30,000円
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#SS039

南の海の妖精

美しい歌声で船乗りを惑わせる、どこか怖い北の海のセイレーンではなく、海藻と戯れる陽気な南の海の妖精たち。インド洋の波のうねりに大きく揺れる海藻、雄大な自然に身をまかせる姿は、東洋的な思想でしょうか。海に潜ることはおろか、泳ぎ自体が苦手な私。想像をたくましくしながら、初めて海の中を描きました。

  • 技法:アクリル/キャンバス
  • 絵サイズ H×W:F100 (162x130cm)
  • 額サイズ H×W:
  • 販売価格:1,000,000円
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#SS041

夏草

夏も終わりに近づくと、無性に夏が恋しくなる。
もうすぐ夏休みという、あの高揚感をもう一度味わいたくて、蒼く茂った夏草を描きました。
腰の高さまで伸びた夏草は、朝の湿った空気の中で、深く青みを帯びて見えました。

  • 技法:アクリル/キャンバス
  • 絵サイズ H×W:F8 (38x46cm)
  • 額サイズ H×W:52x60cm
  • 販売価格:100,000円
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#SS043

扉の向こう - 月の光

美しい装飾が施されたバリの扉を見ていると、細長く開いたその向こうにどんな風景が広がっているかと、つい想像をたくましくしてしまいます。
そこに、懐かしい日本の風景を描いてみたくなりました。
月明かりに照らされた水のある風景。冬が近づいた澄んだ冷たい空気と、むせかえるような熱帯の濃密な空気。その違いを感じていただければ嬉しいです。

  • 技法:油彩・アクリル混合/キャンバス
  • 絵サイズ H×W:F80 (145x112cm)
  • 額サイズ H×W:別途
  • 販売価格:800,000円
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#SS044

扉の向こう - 風

石のレリーフに長い間閉じ込められていた二羽の白鷺。扉に隔てられて、ただ見つめ合うだけ。ある日、扉の向こうから不思議なそよ風が吹いてきて、蓮の葉は手前へと生い茂り、大きなつぼみは次々と開いていきました。自由になった白鷺たちは...
この作品も他の「扉の向こう」と同様、2つの別の世界を対比して描きました。

  • 技法:アクリル/キャンバス
  • 絵サイズ H×W:F80 (145x112cm)
  • 額サイズ H×W:別途
  • 販売価格:800,000円
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#SS046

アーティチョーク

アーティチョークの若い蕾は食用としてサラダなどにも使われますが、成長すると赤ちゃんの頭ほどもある大きさになり、フシギバナのような風格を漂わせます。
今年の夏、紫陽花を見に行った公園で偶然見かけて、そのうち絵にしてみようと思っているうちに、冬になってしまいました。それならばと、冬空を思わせるグレイッシュな配色で仕上げてみました。いつもはあまりしない色使いですが、いまの心境にはしっくりとくる気がします。ところどころに意識して温かみのある色を加えたのは、「大丈夫!」というエールです。

  • 技法:アクリル/紙
  • 絵サイズ H×W:18x26cm
  • 額サイズ H×W:別途
  • 販売価格:20,000円
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#SS047

未来へ

一つの絵の中に異なる時空間を描くことはよくありますが、この作品は東京の過去、現在、そして想像の未来を描きました。セピア色は昭和30年代の茶の間を再現。何しろ私の生まれる前ですから、一生懸命想像しながら、テレビは東京タワーの建設の様子を放映していたかもとか、食卓のおかずはこんな感じかなとか。そして、食卓はそのまま現在のティールームへとつながっています。
月への旅行が現実のものとなりつつある今、物理的な距離は同じでも、感覚的にはここ数年の間に随分近くなってくるのではないかと、大きな月を描きました。
レインボーブリッジは宇宙都市への滑走路となっているかも知れません。

  • 技法:アクリル/キャンバス
  • 絵サイズ H×W:F8 (46x38cm)
  • 額サイズ H×W:別途
  • 販売価格:100,000円
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#SS048

令和の佳日

パレードで賑わった青山通り。即位をお祝いする人々が沿道を埋め尽くした前日と打って変わり、穏やかな朝陽に包まれた秋の日です。東宮御所のお庭から見える様々な種類の木々はそれぞれの色に染まり、道路には作業場に向かうワンボックスカーやトラックの流れが。
ごく普通のこんな日常が愛おしく、平和な日々が送れる毎日に感謝しながら描きました。

  • 技法:アクリル/キャンバス
  • 絵サイズ H×W:F8 (46x38cm)
  • 額サイズ H×W:別途
  • 販売価格:100,000円
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#SS049

生命の樹

  • 技法:アクリル/キャンバス
  • 絵サイズ H×W:F100 (162x130cm)
  • 額サイズ H×W:
  • 販売価格:0円
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Past works 過去の作品

過去の作品で気に入ったものがありましたら注文制作に応じます。お気軽にお問い合わせ下さい

  • SS0002

    待宵の月

    待宵の月とは十五夜前夜の月。翌日の満月を楽しみに待つことから、来るべき人を待つという意味もあるそうです。
    そんな切なさを表現したくて、月をあえて描かず、光にその存在を感じていただきたいと思いました。

    技法:Pastel
    絵サイズ H×W:38x54cm
    額サイズ H×W:

  • SS0003

    星降る夜

    群馬の館林美術館は私の好きな場所のひとつです。その日も同時代を生きる現代作家の作品を堪能して外に出ると、暮れなずむ初冬の空を背景に、ケヤキが幻想的なシルエットを描きだしていました。
    新しい世界に飛び込む決心をしたのはちょうどその頃でした。不安と希望が入り混じる中、背筋をピンと伸ばして歩いていきなさいと、ポンと背中を押された気がしました。

    技法:Pastel
    絵サイズ H×W:54x38cm
    額サイズ H×W:

他の過去の作品はこちら
  • SS0008

    春のあしおと

    少女からおとなへと成長していく希望と戸惑いを、明け行く空と影の対比で描きました。
    少し傾いた電柱のシルエットは不安を表していますが、湧き出る水に込められた若さがそれを上回っています。
    右下の犬は少女を未来へと導く役割を果たしています。

    技法:Acrylics
    絵サイズ H×W:F50 (116x91cm)
    額サイズ H×W:

  • SS0012

    日曜の午後に

    アンスリウムは形に面白さがある、個性的な花です。ひとつひとつが違う顔をして違う性格を持つ、まるで人間のようです。そこでちょっとイタズラをして、花に模様を描いてみました。おしゃべりな花たちの、のどかな日曜の午後です。

    技法:Acrylics
    絵サイズ H×W:54x38cm
    額サイズ H×W:

  • SS0013

    心の花束

    技法:Acrylics
    絵サイズ H×W:18x24cm
    額サイズ H×W:

  • SS0015

    My town, My planet

    正方形の紙を螺旋状に切って、真ん中をつまんで持ち上げてできたのがこの形です。その上に、ケン(フレンチブルドッグ)の散歩で目にする場所や建物を描いてみました。見慣れた風景を違った形で配置してみると、意外にも新鮮な輝きを放ち始めました。そこで今度は、地面の中にもう一つの街を描いたり、宙を泳ぐ魚を描いたり。絵の中ではなんでもできてしまいます。
    不思議な光景になりましたが、見慣れた風景も宇宙に繋がっていると思うと、悩んでいることがちっぽけなことに思えてきます。

    技法:Acrylics
    絵サイズ H×W:F50 (116x91cm)
    額サイズ H×W:別途

  • SS0026

    小さな手

    前職時代に直接の上司としてお世話になったK.I.さん(女性)が、看護士専門の派遣会社の社長に就任され、その記念に描かせていただいた作品です。
    K.I.さんは重要なお仕事の傍ら、ジャズシンガーとしても活躍。東京、大阪などでライブ公演をされるお忙しい毎日。小柄な身体のどこから、あのエネルギーが湧いてくるのかと思うほどです。
    人を支え、元気を与える手を、ご本人をモデルに描きました。
    小さくて、可愛らしい手。そしてとても表情豊かです。
    この詩と共にお贈りしました。

    『小さな手』

    小さな手、かわいい手
    強く握ると壊れそう
    だけど、その手は暖かで
    いつもいっぱい元気をくれる

    落ち込んでる時もきっとある
    悲しい時もきっとある
    だけど、その瞳は輝いて
    いつも「平気!」と笑ってくれる

    あなたみたいな元気なナース
    ひとり、ふたり、またひとり
    あなたのもとに集まったら
    すごいことが起こりそう

    小さな手、やさしい手
    支える手、頼もしい手
    みんなみんな元気になって
    笑顔でいっぱいになるといいね

    技法:アクリル/キャンバス
    絵サイズ H×W:F3 (22x27cm)
    額サイズ H×W:

  • SS023

    月明かりの夜

    100年を超える岐阜の古民家にお住まいのお客様から、玄関ホールの吹き抜けの壁いっぱいに飾れる大きな絵をと、ご注文を受けました。1階部分はバリ島の画家LABA氏の『緑にいだかれる午後』があり、その作品と対になるようにとのご希望です。
    LABA氏の作品が肥沃な大地と清らかな水に育まれる森と生き物たちを描いたのに対して、私の作品は、天に想いを馳せ、月に憧れる蓮の物語を描きました。ところで、この玄関ホールには天窓があります。その磨りガラスを通して、昼間は陽だまり、夜は月の光が厳かな空気で空間を満たすのです。
    この作品については、ブログ記事もあわせてどうぞ。

    「月明かりの夜」

    空に向かい、ぽっかりと開いた蒼白い 光の窓。
    その四角い空間を見上げて、じっと私は待っている

    金色に包まれた月が、ゆっくりと姿を現し、
    しなやかに揺れる葉が一斉に虹色の光を纏う。

    夢見るような情景に、ふんわり包み込まれ、
    私はぽっと色づいた大輪の花をひとつ咲かせる。
    蕾がふっくら、またひとつ。

    月は静かに対角線をすべり、
    私は瞬きもせずその姿を追う。
    すっかり光の輪が見えなくなると、

    ぐっと渾身の力を込め、空へと私は舞う。
    それは蝶の羽ばたきとなり、月明かりの大空へ
    力の限り飛翔する。

    技法:アクリル/キャンバス
    絵サイズ H×W:173x150cm
    額サイズ H×W:191x168cm

  • SS026

    蓮と月

    IBM時代にお世話になり、現在はウェルビーイングの会社の代表として活躍されている、元上司のオフィス移転に贈った作品です。『水の惑星〜月の世界へ』を気に入っていただいたので、同じ色使いで小さなサイズ(0号)にして描きました。夜空を思わせる黒い幅広の額縁に合わせました。

    技法:アクリル/キャンバス
    絵サイズ H×W:SM号(22.7x15.8cm)
    額サイズ H×W:

  • SS028

    ウブドの思い出

    スコールの後、雨雲が去り美しい青空が顔を出しました。どこまでも続く田園、空を映し出す水面。悩んでモヤモヤしていた気持ちがすっと晴れるように感じたひととき。6年前にバリ島ウブドで出会った風景です。
    空と雲、水田に映る描写は自分でも意外なほどすっと描けたのですが、作品の中心をどこに置くかに苦心しました。夜明けと共に田に出て働く農夫の姿を思い出し、描き加えたことで、その効果が出せたのではないかと思います。

    技法:アクリル/キャンバス
    絵サイズ H×W:F4 (24x33cm)
    額サイズ H×W:40x50cm

  • SS033

    つながる未来

    以前絵のご注文をいただいたお客様から、2作目のご依頼をうけました。
    1作目の時は、大切な方を亡くされた深い悲しみの中におられ、何とかお元気を取り戻していただきたい一心で描かせていただきました。
    翌年、税理士事務所開設のご案内をいただき、新たな一歩を踏み出されたことを知りました。
    直接お会いする機会があり、すっかりお元気になられたお姿を前に、新しいお仕事への思いを伺っていると、ある情景が浮かんできました。
    湧き出る泉が淡いピンクの花びらになって広がり、蝶や金魚などお客様や仕事仲間たちを引き寄せる... そんなイメージです。新たな未来へと繋がっていく様子を想像しながら、心を込めて描かせていただきました。
    制作にあたっては、実はかなり苦労しました。イメージが浮かんだところまではよかったのですが、水が花びらに変わるなんて現実にはありあえない現象。お手本にするものもなく、ただただ想像逞しくするのみ(笑)また、ボンヤリとした絵にならないよう、ところどころに、キレイな効き色を使いました。
    オフィスに飾っていただいているそうです。お仕事をしながらふと目をあげると、絵が目に入ると言っていただき大感激です。
    今回も詩と一緒にお届けしました。

    『つながる未来』

    この人のためにいい仕事がしたい
    そんなふうに思える出会いを
    大切に積み重ねたい

    子供たちにお金の大切さを伝え
    これまでとは違う働き方を
    仲間と一緒に模索したい

    不安は色々あるけれど
    今ならきっと乗り越えられる

    日常のありがたさに気づいた時、
    ようやく踏み出せた小さな一歩

    湧き出る泉は花となり
    新たな未来へとつながっていく

    技法:アクリル/キャンバス
    絵サイズ H×W:F4 (33x24cm)
    額サイズ H×W:40x50cm

  • SS042

    扉の向こう

    バリ島でよく目にする、細長い観音開きで、繊細な彫刻と鮮やかな彩色がほどこされた扉。
    公と私を区切る場所に置かれているようです。公道と私邸を隔てる扉だったり、一族が住む敷地内で、家族のスペースと個室を隔てる扉といった具合にです。(バリの伝統的な住居は敷地内に複数の棟があります)
    バリ島に行くたびに、細く開かれた扉の向こうにちらりと垣間見える景色に心ときめかせ、いつか絵にしてみたいと思っていました。小さな習作を描いてみたのが、今年の1月。その後、大きな絵を3点続けて描いたうちの一点です。
    扉にほどこされた彫刻は、現地で取材してきた写真を見ながら、できるだけ忠実に再現しましたが
    植物の茎の流れるような曲線がとても優美で、描きながらうっとりとしたものです。バリの画家さんたちの描く線も、とてもなめらかで繊細。これはもう技としかいいようがありません。そのまま描いてはバリの画家さんにかないっこありませんから、自分にしかできない絵を描きたいと思い、扉の向こうに対する心のときめきを、別の場所の風景(日本の風景)で表現してみました。
    バリ島も好きだけど、日本も大好き。そんな「どっちも!」を描いています。
    例えば、手前の後ろ姿のネコはバリ島にいる自分とします。そうすると、扉の向こうに見える一本の木は、日本にいる「もうひとりの自分」になります。毎日の生活の中でも、対象的な2つの何かの間を揺れるような気持ちで行ったり来たりすることって、ありますよね。仕事と家庭だったり。
    いまはもうどちらかひとつを選ぶ時代ではなく、どっちもほしい。しかも2つではなく、より多くの顔を持っているほうがよいとされる時代へと移り変わりつつある気がします。

    技法:アクリル/キャンバス
    絵サイズ H×W:F100 (162x130cm)
    額サイズ H×W:別途

  • SS045

    秋の散歩道

    雨が染み込んだ模様の石タイルの舗道。色づいた葉っぱがあちらにもこちらにも。
    揚々と歩いていく、小さな相棒の姿を描きました。

    ※作品単体価格です。額縁付きは¥38,000(税込)

    技法:アクリル/キャンバス
    絵サイズ H×W:F0 (18x14cm)
    額サイズ H×W:別途

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