バリアートショールーム オーナーブログ
2015.9.30

バリ島のお祭りを描いた作品

こんにちは、坂本澄子です。

ブログ228_満月&スーパームーン先日の満月&スーパームーン、きれいでしたね。東京ではほとんど雲もなく、晴れ渡った空にぽっかりとまあるい月が浮かびました。

バリのウク暦では月の満ち欠けに基づき、210日で一年が回っていきます。満月の日にはいつもお寺にお祈りに行くそうですが、今回はウブドでもいつもより盛大に満月のお祭りが行われたそうです。これからしばらくいいお日柄が続くため、様々なお祭りや結婚式のラッシュ。お祭りの内容によってお供え物も変わり、置く場所も決まっているのだそう。村の女性たちはこれらがぜ〜んぶ頭に入っているんですって。結婚式にはお米やお砂糖を頭の上に載せて、お祝いに行くのだそうですよ。

ところで、お祭りの様子はバリ絵画の題材としてもよく描かれますが、実はこれ、1920年代以降と比較的新しいことなのです。それまではバリにおける絵画は神様を讃えるためもので、もっぱら神話の場面が描かれていました。(カマサン・スタイル

多くの観光客とともにバリ島を訪れた西洋人画家たちは、南国の風習や風景が珍しくて、それらを題材にして絵を描きました。バリの画家たちはそれを模写することで、西洋絵画の技法を習得し、かつ、題材として日々の生活に目が向けられるようになったというわけです。(ウブド・スタイル

ブログ199_風俗画そんなバリの暮らしを描き続ける伝統画家ダギン(Daging)氏の作品『村の暮らし』(写真左)です。

バリの正装であるウダン(頭巾)とサルンを身につけた男性、お供えを頭の上に載せ、忙しそうに立ち回る女性たち。お祭りの準備をする姿が生き生きと描かれ、活気あるバリ島の生活が伝わってきますね。

 

 

 

 

また、バリ絵画の特徴のひとつでもある細密画。(クリキ・スタイルこの『チャロナラン』(写真下)は、バリ島のお祭りの様子がわずか15cmx49cmの上に精緻な筆使いで表現されています。細密画で有名なクリキ村の画家ならではの線の細さと優美さは秀悦。これで30,000円はお買い得ですよね。

ブログ229_細密画

第5回バリアートサロンは細密画を取り上げます。今月は土曜日開催の10月17日です。詳しくはこちらをどうぞ!

<関連ページ>

カマサン・スタイル・・・バリの古典絵画

ウブド・スタイル・・・西洋絵画の影響を受け、一般の暮らしにも目が向けられるように

クリキ・スタイル・・・画家どうしで細かさを競ったことから始まったバリ細密画。

 

コメントをどうぞ

※は必須