ウィラナタ ご注文制作作品
こんにちは、坂本澄子です。
1月のブログでご紹介したウィラナタさんへの制作依頼。
作品小冊子『光の風景』をご覧になったお客様からのご注文です。
半年の制作期間を経て、先月納品させていただきました。
小冊子に掲載されている元の作品と構図は似ていますが、
画家の新たな工夫が随所にほどこされた、素晴らしい作品に仕上がりました。
天候が急変し、嵐が迫ってきたので、棚田のあぜ道を家路に急ぐ親子の姿です。
細いあぜ道は雨で濡れて滑りやすくなっているので、小さな子供を抱え
場所によって光の強弱や種類、雨脚の色彩や強弱など、前作では表現しきれなかったところを意識しながら描いたそうです。
人々を包み込む雄大な自然は、時として厳しく、破壊的な力を持つこともあります。
それでもなお希望を感じるのは、わずかに明るくなった遠くの空、駆け出した男の子の逞しい生命力のゆえでしょうか。
自然を敬い、共存するバリの画家ならではの視点を感じました。
ウィラナタ作品小冊子『光の風景』『光の風景II』は増刷しました。ご希望の方はこちらからお申込みください。(無料)
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ご注文制作 実はこんなにお得です
こんにちは、坂本澄子です。ケン(フレンチブルドッグもうすぐ6歳)に起こされて、近くの公園にお散歩に行ってきました。朝から早くも太陽ギラギラですが、木の影が濃く連なり、涼しい風が吹き抜けていきました。
その向こうにはビル、東京らしい風景ですが、こんな何気ない光景がとても好きです。手入れの行き届いた花壇には色とりどりの花が。紫陽花、紫君子蘭、ラベンダーなど青い花は見た目にも爽やかですね。
さて、この度はウィラナタ『光の風景」小冊子プレゼントにたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。当初ご用意したものでは全然足りず、慌てて増刷して、一昨日発送させていただきました。
ウィラナタの作品の特徴は何といっても繊細な「光の表情」ですが、これを印刷で出すのはやはりかなり難しかったです。何度か調整を行いましたが、Gold Skyと画家自身が呼んだ夕暮れの空の色、急なスコールに見舞われ、水田に広がる無数の波紋、水に映る夕焼け空の色などは、「嗚呼、やっぱり本物を手にしていただきたい」と、正直感じずにはいられません。
彼の作品は1mを超える大作が多く、アジアやヨーロッパの富裕層たちの邸宅ホールを飾る様子が思い浮かびます。今回ご紹介しているのも多くはそうなのですが、日本の住宅事情ではちょっと無理…とは思わないでください。
気に入られた作品がありましたら、そのモチーフ、例えば、空の色だったり、水田への映り込みだったり、霧に霞む山々だったりなどを、小サイズにギュっと凝縮して描いてもらうことも可能なんです。
実は、今も40x60cmの絵を一点描いてもらっていますが、これも過去の大作の中からこの題材をこのサイズでとお願いしたものです。来月完成予定ですので、8月のバリアートサロンでお披露目させていただきますね。
では、逆に、大作をオーダーしたらめちゃめちゃ高額になるのでは…
普通はそうですよね。画家ごとに号あたりいくらという単価相場があるのが絵の世界。お値段はサイズにある程度比例します。
でも、「バリアートショールーム」は普通の人に本物の絵のある暮らしを楽しんでいただきたいというコンセプトのもとスタートしています。そこで考えました。
ご注文制作はよほどのことがない限り、ほぼ100%ご購入いただけ、在庫として保管したり、展示会を開いて見ていただいたりといったコストはほとんどかかりません。特にウィラナタのように作品の質や評価が安定した画家の作品を扱う場合、ある意味リスクはほとんどないわけです。
であれば、その分をご注文者様に還元し、「バリアートショールーム」がいただく手数料は一律でいいんじゃないかと考えました。
ご注文制作のいいところは、なんといってもご自身の好きな題材の絵が手に入ること。過去作品を参考にしてご希望をお伝え下されば(着手時に簡単なヒアリングをさせていただいています)、完成形はスイートスポットの中にちゃんとおさまっています。しかも、飾りたい場所にぴったりサイズで、額縁もお部屋に合わせて選んでいただけます。
いかがでしょう。ぜひご注文制作にトライしてみられませんか。ひとりの画家が一点ずつ制作致しますので、定数に達しましたら一旦締め切りとさせていただきます。
お問い合わせはお早めにこちらからどうぞ。
春のキャンペーン:記念ギフトにお花のアートはいかが
こんにちは、坂本澄子です。昨日は約10年ぶりにディズニー・シーに行ってきました。どのアトラクションも、春休みに入った大学生や子供連れの若いパパ・ママたちで長〜い列。お昼に入ったミラコスタのビュッフェでまわりを見ても、あらら、同世代がいないわ(^o^; アメリカのディズニー・ワールドに行くと、仲のいいシニアなカップルが手をつないで歩く姿が普通に見られたりと、もっと世代を超えて同じ時間を楽しんでいる感じなのですけどね。日本は行く場所によって、なぜか世代がパックリと分かれてしまうのが残念。
さて、早いもので3月になり、職場でもそろそろ転勤や異動のお話が出てくる季節ですね。送別会当日、宴もたけなわとなったところで手渡される花束。特に女性はお花をもらうとほんと嬉しいですよね。春はお花の種類もぐんと増え、定番のバラやガーベラはもちろん、チューリップ、スイトピーなど明るい色とりどりの花にあふれています。
でも、このいただいた花束、日を追うごとに萎れていき、何とも切ないもの。スマホに収めた写真もいつの間にかどこへやら。
そこで今日はご提案です。花束を絵で残してみませんか。
方法はカンタン。スマホで撮った写真をメールで送っていただくだけ。1ヶ月後にはバリ島のプロのアーティストが描いた作品をお届けします。ギフトカードもご用意しておりますので、花束と一緒にプレゼントにすることもできます。
一年中、色とりどりの花が咲き乱れるバリ島。毎朝・夕と神様にお供えするチャナンにもみずみずしい花々が使われています。そんなお花の国から届く世界にひとつだけのフラワー・アートです。
メインにしたいお花の種類や花束のイメージ(例えば、元気いっぱいのオレンジ・イエローの花束)をお知らせいただければ、写真がなくても大丈夫。送別会当日に、花束の代りにお花の絵を贈ることもできます。お急ぎの場合は、日本人作家による制作(2週間程度でお届け)も承ります。
2016年4月30日まで、額装+送料込みのキャンペーン価格、税込15,000円でお届けします。
【サイズ】
・18cmx25cm (額装:30cmx40cm)
・18cmx18cm (額装:35cmx35cm)
【技 法】アクリル画
【価 格】税込15,000円(送料込)
別れと出会いの季節、春本番ももうすぐです。ご注文はこちらからどうぞ!
大切な思い出をアートで残す2
こんにちは、坂本澄子です。昨年12月にご紹介した、「大切な思い出と花束をアートで残す」の第1号作品が完成しました。
ご注文くださったのは大田区のN様、外資系企業で管理職をされているキリリと素敵な女性です。つい最近、新たなステージを求めて転職され、以前の職場の同僚が集まった場で贈られた花束は、主役のバラが春の花たちにつつまれていました。そのパーティに参加していた関係で、今回の制作は私が担当させていただきました。
淡い紫のバラは今お花屋さんでも人気の品種で、「パフュームパープル」というその名の通り、とても優美な香りがするんです。その香りとともに春の風を感じながら描いていきました。背景にあるアルファベットはその日集まった方々のイニシャル。素晴らしい未来を予感させるよう、広がっていく構図にしてみました。
N様には「世界でたったひとつの私だけの絵。思い出の残り方が写真とは違って、心が豊かになる気がします」と喜んでいただき、私も本当に嬉しく思いました。
一作目を私自身が描かせていただいたことで、このご注文制作を続けていく上でとても重要なことを学んだ気がします。描くという行為は、その方の大切な思い出を共有すること。それはとても重いものでした。
お差支えない限りで、その花束を贈られたシチュエーションや、ご自身の思いを教えてくださいませ。描き手としてその思いを胸に制作に取り組めるよう、私はもちろん、バリ島の画家にもしっかりと伝えてまいります。
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「バリアートショールーム」では、大切な思い出と花束を、絵にしてお届けします。写真をお送りいただくだけで、約1ヶ月後には「世界にひとつだけの絵」が完成です。
大切な思い出と花束をアートで残す
こんにちは、坂本澄子です。
門出を祝福してもらうとき、結婚をお祝いしてもらうとき、誕生日を祝ってもらうとき…、人生のいろんな場面でお花をいただくことがあります。贈ってくださった方のあたたかい気持ちが込められた瑞々しい花たち。特別な人からいただいた花束だとなおさら、その美しさが永遠に続いてくれたらと思いますよね。
私は展示会などでお客様からお花をいただくと、一番綺麗なときに絵に描いて残しています。今回はそれをバリ島のプロの画家さんにお願いしてみました。ソキさんの『バリ島』をイメージした、色とりどりのお花がぎっしりとつまった大きな花束がモデルです。
制作はバリのアーティスト、ティルタさん。プルメリアや蓮など南国の花はお手のものですが、洋花がどんなふうに仕上がるか、楽しみにしていました。そして、出来上がったのがこちらの作品です。
殺風景な白い壁がぱっと花が咲いたように明るくなりました。花びら一枚一枚まで細密に描かれ、オリエンタルな魅力に溢れる作品です。このサイズ(18cmx25cm)なら、ちょっとした場所に飾れ、目に入るたびに、エールを送ってもらっている気分になれますね。
また、例えばこんな場面で、奥様にサプライズ・プレゼントはいかが?
ある日曜日、「サークル活動の発表会があるから」と奥様がお出かけ。旦那様はお忙しいし、実はあまり興味がないので、わざわざ見に行くほどではないけれど、奥様が楽しそうなのは歓迎。「あぁ、行っといで」と 心よく送り出す。そして、「お花をいただいたちゃった」と、大喜びで帰宅した奥様を見て、「それはそれはよかったね
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「バリアートショールーム」では、大切な思い出と花束を、絵にしてお届けします。写真をお送りいただくだけで、約1ヶ月後には「世界にひとつだけの絵」が完成です。
- サイズ:18x25cm
- 技 法:アクリル/紙
- 価 格:12,000円(作品のみ)
額縁、マットはお好きなものを実費(3,000円〜)にてお選びいただき、額装してお届けします。別サイズ、キャンバスでの制作も承りますので、お問い合わせ、ご注文はこちらからお気軽にどうぞ。
ウェディング・ブーケを「永遠に枯れない花束」として新居に飾るのも素敵ですね。(写真はイメージです)
人と絵も一期一会
こんにちは、坂本澄子です。今年は暖冬だそうですね。「北海道のニセコでも積雪3−40センチらしい…」と、スキー好きの友人はボヤいていますが、私は寒がりなので嬉しい限りです^o^
さて、1ヶ月前にご注文をいただいたラジックさんの絵が完成しました。ご自宅に初めて絵を飾るというお客様は、お届けした作品をご覧になって、「実物はやはり迫力がありますね。額縁も素敵です」と、とても喜んでくださいました。玄関に飾る絵を探しておられるとのことでしたので、今頃はきっと訪れる人の目を楽しませていることでしょう。お話が弾む様子を想像するだけで、私も嬉しくなってきます。
ご注文制作のたびにどのような作品に仕上がってくるか、実はかなりドキドキしながら完成を待っている私ですが、今回は「過去の作品と同じ構図で」とのご依頼。悩んでおられるうちに売れてしまったという作品だけに、お客様の思い入れもひとしおです。
そして1ヶ月。私のそんなドキドキは不要でした。完成した作品はとても素晴らしく、前作から3年以上の時を経て、画家が新たな気持ちで取り組んでくれたことが作品から伝わってきました。やはり一点物の作品は、たとえ似た構図であっても、描き手のその時々の瞬間が現れる、まるで生き物のようなものだと思った次第です。
そうこうしていたら、昨日もまた、この前売れたばかりの作品に注文制作のご相談がありました。人と絵も一期一会。気になる作品がある方はどうぞお早めに。そして、新年を新しい絵とともに迎えませんか。
ラジックさんの素敵な花鳥画、新作も含めて多数掲載していますよ〜!
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ラジック作品ページ 国内外に多くのコレクターを持つバリ花鳥画の鬼才
2015歳末感謝セール 好評開催中!ほぼすべての作品が対象(12/28まで)
もうひとつの満月
こんにちは、坂本澄子です。
電車の吊り広告で前から気になっていたキリン「十六夜の月」、コンビニで見つけてついに買っちゃいました。ワイングラスに注ぐと、ふわっといい香り。ベルギービールを思わせるような、やわらかい飲み口でした。これかなり好きになりそうです^o^
9月といえば中秋の名月。今年は9月27日です。月が地球に最も近づくスーパームーンとも重なるそう、大きく明るい満月が期待できそうですね。
さて、今日はバリの満月を描いた作品をご紹介します。この作品はお客様からのご依頼により制作したものです。
ご注文くださったのは、5月の「春のバリ絵画展」でウィラナタの『満月の夜に 〜フルムーンガルンガン』(左写真)をご覧になった江東区のK様。
「この絵好きだけど、ちょっと大きいなあ」。そこで、その絵の持つ雰囲気はそのままに、30x50cmのサイズで新たに描いてもらうことになったというわけなのです。
さっそくウィラナタさんに相談したところ、「そのサイズだと結構難しいけど、とにかく全力で頑張ってみるよ」との心強いお返事。確かに、元の作品は60x80cmと約4倍ですから、そのまま縮小というわけにはいきません。絵の大きさにあった構図というものがありますものね。
一体どんなふうになるのか、私もお客様と一緒にドキドキしながら楽しみに待っていました。そして出来上がった作品がこちらです。
ウィラナタさん、さすがです。。
青白い満月と石油ランプの暖色系の光。ふたつの光が交錯する幻想的な雰囲気は、元の絵の雰囲気そのままです。作家の弁を伺ったところ、「これは夜8時頃、日没後、まだ微かに明るさの残る東の空に大きな満月が昇ったところを描いたものです。牛を引きながら、家路についた農夫とその息子。その温かな関係と一日を終えた充実感を静かな情景の中に表現したいと思いました」
そして、この絵にはもうひとつ素晴らしいところが。写真ではわかりづらいかも知れませんが、キャンバスの隅から隅まで、細いところまで実に丁寧に描き込まれているのです。いい絵というのは主役以外の部分も決して手を抜かず、隅々にまで見所があるものですが、この絵の場合、暗い部分もよく見ると、葉っぱなのか土なのか、自然の息吹とでもいった何かが感じられます。それが見る人の想像力をかきたててくれる、そんな魅力ある作品です。
画家にそのことを伝えると、「久しぶりに小さな絵を描いて目を使いましたよ。おかげでいつもの倍時間がかかっちゃった(笑)でも、自分でも満足のいく作品に仕上がりました。お客様にも同じように思ってもらえると嬉しいです」
もちろんK様にも喜んでいただけました。ご注文制作は最後まで実物を見ることができない分、ご不安もあると思いますが、お部屋にあったサイズで気に入ったモチーフを描いてもらえるという点ではおすすめです。お客様のお気持ちに寄り添って、お手伝いができればと思っています。注文制作の詳細につきましては、こちらもどうぞご覧ください。
それでは、連休最終日、楽しんでくださいね〜!
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ウィラナタ作品ページ・・・幻想的な光との戯れ
ご注文制作の流れ・・・ご注文制作はこのように進めさせていただきます
第4回バリアートサロン・・・いよいよ今週日曜日。バリ絵画の歴史と進化についてお話します
注文制作の醍醐味
こんにちは、坂本澄子です。
暑いですね。猛暑の記録更新中の日本ですが、冬のバリ島は比較的過ごしやすく、大きなお祭りが終わった今、画家たちはみな制作に打ち込んでいます。
「バリアートショールーム」では、最近ご注文制作の比率が増えてきました。既にある作品を元にお部屋にあわせたサイズで制作したり、バリの風景に登場人物を入れて描いたりと、ご希望にあわせた作品作りのお手伝いをしています。今日はそんな現在進行中のお話を2つご紹介します。
注文制作はお高いというイメージがありませんか?画家が同じであれば、既製品とあまり変わらないのです。むしろ苦労のしがいがあるのは、お客様のあたまの中にぼんやりと存在する、まだ見ぬ作品イメージをどうご一緒に実現するかなんです。
サイズを変えるだけなら簡単と思われるかも知れませんが、これが意外に難しいのです。
ウィラナタさんに60cmx80cmの『満月の夜に』(写真左)を30cmx50cmで描いてもらっています。面積としては約3分の1。そっくりそのまま縮小すると細かくなりすぎて、見る人が自由にイメージを膨らませる余白的な部分が損なわれてしまいます。やはり、サイズにあった別の絵にする必要があるのです。
そこで、お客様がこの作品のどこを気に入っておられるのかを伺い、「空にかかる月と水に映った2つの月、そして、月の光とは対照的な暖かみのあるもう一つの光」という設定だけは変えず、後は自由にお願いしました。先日、途中経過の写真が送られてきましたが、幻想的な雰囲気はそのままに、元の作品とはまた違ったとても素敵な作品になりそうです。
元になる作品がなく「こんな感じで…」と、ご依頼を受けることもあります。ソキさんの特別企画をご覧になったお客様から、「じゃあ、こんなのは」と、ソキさんの描くバリの風景と「あるもの」を融合できないかとのご相談を受けました。最初は私自身もイメージがわかず、とにかくご希望をお聞きしながら、ラフスケッチを描かせていただきました。(絵をやっていてよかった^o^;)
結局、3回描き直しましたが、完成形をお客様としっかり共有でき、ソキさんにも具体的なイメージを持ってもらえました。後は画家を信頼して任せるのみ。「あるもの」とは空想上の生き物。もちろんソキさんも私も見たことがありません。それをどうソキワールドと融合できるのか、正直ドキドキしましたが、さすがバリの巨匠。ソキさんらしいアレンジで、エネルギーに溢れた作品になりそうです。
注文制作の醍醐味は、画家とお客様を繋いでの共同作業の中で、ドキドキ、ワクワクを共有できることにあります。そして、できあがった作品は画家があなたのために描いてくれた世界でただひとつのアート。もちろんあなたご自身を絵に入れてもらうこともできます。記念日にもぴったり。注文制作のお問い合わせはこちらからどうぞ。
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ソキ特別企画 ご好評につき継続中
あなたにぴったりの注文制作はいかがですか?
こんにちは、坂本澄子です。
目黒川から桜便りをいただきました。覚えておられるでしょうか、昨年、「男子禁制。バリ絵画のあるサロン」で取材に伺ったプライベートサロンMatilda様です。あの時は冬の蒼いイルミネーションが幻想的でしたが、今はサロンの窓をあけると春爛漫。一面、薄紅の世界が広がっているそうです。いながらにしてお花見ができるなんて、ほんと羨ましいですね。
Matilda様には熱帯睡蓮画をお求めいただき、2点並べてサロンに飾っていただいています。お客様からも好評とのことで、カタログをご覧になったお客様のおひとりから「こんな注文はできる?」とご相談をいただきました。
カタログに載っていたのは写真の作品。熱帯睡蓮の流れるような曲線と文鳥の愛らしさが気に入られたそうですが、背景はMatildaにあるのと同じゴールドにしたいとのこと。インパクトありますものね。さっそく画家にオーダーし、お待ちいただくこと3週間、イメージ通りの作品ができあがりました。
ところが…、油彩画のこの作品、十分に乾燥して出荷したつもりでしたが、日本への移送中に他の荷物に圧迫されたのか、絵の具が保護用のシートに圧着し、一部がはがれてしまったのです。急いでバリ島に送り返し、画家に修理を依頼したところ「もう一枚描き直すよ」
お客様をお待たせしてしまいましたが、「描き直してもらってさらによくなった」と喜んでいただきました。基本的には同じ図柄なのですが、一点物ですから、ひとつずつに作品の顔があります。
確かに、描き直した作品の方が、睡蓮の茎がよりしなやかで、動きを感じます。水色の睡蓮と青い文鳥、ブルーの濃淡が効いてますね。
4000kmの旅をして届く作品ですから、何度かこういったトラブルを経験しました。作品をお客様に喜んでいただきたいという思いは画家も私も同じです。その時々の状況に違いはあれど、このように頭の下がるような対応をしてくれた画家は少なくありません。
注文制作は高いのではないかと思われるお客様もありますが、同じ画家であれば、サイズあたりの単価は同じなんですよ。管理費用として10%だけ頂戴しています。期間が1ヶ月を超える場合、制作の進行状況を写真付きでご報告します。
ちょっと安心していただけましたか^_^ SOLD OUTの作品等をご覧になって、気に入られたものがあれば、注文制作をされてはいかがでしょうか。サイズや額縁もお部屋にあわせられますよ。豊富な作品写真を元に、お客様のイメージ作りからお手伝いします。
お問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ!
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注文制作であなただけの一枚を
こんにちは、坂本澄子です。
少し前のことですが、お客様から「5羽の野鳥の絵が欲しい」とのご相談がありました。バリの野鳥画と言えばつがいが定番。
「え、5羽ですか?!」
聞けば、奥様とお嬢様3人の5人家族。森で楽しげにさえずる野鳥たちの姿に、ご家族を重ね合わせたのだそう。
上のお嬢様おふたりは既に成人されており、独立される日もそう遠くないかも知れません。「5人揃って暮らせるのも…」、そんなお父さんのちょっぴり切ないお気持ちがひしひしと伝わってきました。
こんなふうに大切な人との絆を絵で残す、素敵ですね。
新居への引っ越し、ご自宅のリフォームなど、住まいの変化をきっかけに絵を初めて購入される方、結構多いんです。そんなとき、何点も同じものがある版画ではなく、世界でたった一枚の絵、それも、大切なものを託した「本物の絵」を飾ってみませんか?
例えば、蓮池を題材にするなら、友人が訪ねてくれる賑やかな家をイメージして、蓮の花をたくさん描いてもらう。あるいは、奥様と2人を大輪の花に見立てて、やがて生まれてくる子供たちをかわいい莟で表現してみる…とか^_^
こうすることで、いつか「そういえば、あの頃は…」って、歩いてきた道を振り返って、ひとまわり成長した自分と家族を感じることができると思うのです。
「バリアートショールーム」では、注文制作をお受けしています。画家のご指名ももちろんOK。
「でも…、注文制作は高いでしょ?」
いえいえ、そんなことはありません。画家とサイズが同じなら、基本的にはサイト掲載作品と同じ価格です。バリからの配送料の半額だけご負担下さい。
注文制作はこんなふうに進めます。まずは、お問い合わせフォームからお気軽にご相談下さい。
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ご注文制作の流れ 題材の選び方、経過報告、お支払いなど、作品お届けまでの流れ