バリアートショールーム オーナーブログ
2013.8.31

バリアートのある暮らし②子供の頃の風景

こんにちは、坂本澄子です。「バリアートショールーム」のトップページをリニューアルしました。お求めやすい価格の作品が一覧で見れる「気軽に飾れるバリ絵画」のコーナーを新設、また、新着ニュースを目につきやすい位置に移動しました。バリアートショールームの新しい顔、是非見てやって下さいね!

さて、今日もバリアートのある暮らしを楽しんでおられるお客様からのメッセージをご紹介します。世田谷区のT様(40代男性・会社役員)はまだバリに行ったことはないそうですが、この作品に惹かれた理由が、私が初めてバリに出会った時ととても似ています。お送りいただいた内容をそのままご紹介しますね。

ケパキサン作品「地面が近く、小動物や花が視界に飛び込んできた幼い頃の感覚〜土臭さや水の様子に、心の拠り所のような安堵感を感じる」

 

①なぜバリアートを?

私が生まれ育った土地に近い土臭さと水の様子、周囲の動植物の息吹が感性に近かったと感じました。この絵の情景から周囲で何が起こっているのか想像(妄想?)するとなかなか癒されます。

②この作品は何を与えてくれますか?

人や動物や植物の息吹を感じることができます。生きている限り、好むと好まざるとにかかわらず、たくさんの生命に囲まれていることを再認識させられますね。

まずそう感じる背景の一つ目は、幼い頃の感覚を思い出し、心の拠り所としての安堵感でしょうか。幼少期は背も低いので地面が近い。大人になると見逃しがちな小動物や花などが、次から次へとたくさん視界に飛び込んできた感覚を思い起こさせます。

二つ目は、世の中というか大地というか、世界はたくさんの自然の反応によって進化して来たと思います。その事実は変わらない中、現代は人間の行動を中心に物事を捉えて一喜一憂しすぎている気がします。人間の傲慢さとも言えるかもしれませんが、事実は圧倒的に自然の力の方が大きい。そう思うと別の見方ができると思います。(人間の所作が影響を与えている部分ももちろんありますが)日々の生活の中では、無意識にタコツボ思考に陥っていたり、本質的でないことに囚われたりしていることに気づかされます。

③どんなお気持ちに?

人間だけでなくすべてを含む大きな世界の中で、冷静かつ本質を考えるきっかけになっていること、これからも世界が変化し続けるワクワク感で前向きな気持ちになれます。生命の息吹を感じ、それらのたくさんの関わりからこれからも楽しいことが起こりそうな気がしています。限りある人生、一期一会です。ひとのつながりって、いいですね。

ウブドの朝T様、素敵なメッセージをありがとうございます。私も初めてバリ(ウブド)を訪れた時、大自然に対して抗うことなく、その恵みを感謝していただき共存する姿に、共感するものを感じました。私たちってついつい自分の力で何とかしようとしてしまいますよね。そんな自分がまるで同じ場所をクルクルと回っているちっぽけな存在に思えたのです。ウブドの朝は早く、夜明けと共に農夫は田んぼに出ます。空が次第にその表情を変えていき、ゆっくりと時間が流れていきました。

忙しいビジネスパーソンほど、行き詰まったように感じる時がありますが、そんなとき、ふっと肩の力が抜ける風景が側にあると、実に力強いですね。

<関連サイト>

バリアートショールームのトップページはこちらから

ケパキサン氏の作品 T様が作品を購入された幻想風景画家(シュピース・スタイル

ケパキサン氏の姉兄で同じシュピース・スタイルの画家 ガルーウィラナタ

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2013.8.28

バリアートのある暮らし①ずっと前から知ってた風景?

こんにちは、坂本澄子です。週末の雨の後、東京は朝夕かなり涼しくなり、イヌのケンのお散歩が随分楽になりました。今週で8月も終わり。去り行く夏を惜しみつつ、秋の楽しみに思いを馳せる今日この頃です。皆さんはいかがお過ごしですか?

今日から『バリアートのある暮らし』と題し、新シリーズをスタートします。以前はお客様の投稿写真を紹介していましたが、アートのある暮らしってどんな感じ?と突っ込んでみると、実に様々な楽しみ方をされていることがわかりました。きっと皆さんも共感されるところがあるのではないでしょうか。

今日は東京都文京区のK様(70代女性・会社経営)からのメッセージです。お送りいただいた内容をそのままご紹介します。

文京区K様「ずっと前から知ってた風景?」

バリ経験者ならこの感覚わかると思います。実際、多くの方が同じ感想を口にされました。

①なぜバリアートを購入されたのですか?

バリの絵がどんなものか興味半分に展示会に伺いました。そこで見た白い花と緑の葉、そして美しい鳥の絵が、なぜかずーと前から知っていた絵に出合ったよう、無性に欲しくなってしまいました。でもその絵は既に買い手が決まっているとかで、同じような鳥のない絵を購入しました。翌日、坂本さんから電話があり、鳥の描いてある方の絵が欲しかったのでは?鳥の方を買ってくださった方がもう少し大きい絵がほしいということで手放されるのでよかったらどうぞと言われ、二つ返事で鳥の方に替えていただきました。縁があったのでしょうね。この絵は大きさも色合いも私の家の居間にぴったりで、毎日眺めて楽しんでいます。

新築した家の壁に、いろいろな絵を掛けてみましたが、どれもしっくりこなくて、本当にこの絵に出会えてよかったと思っています。

 ②その作品は何を与えてくれますか?

エベン作品写真初めは気がつかなかったのですが、良く見ると実に繊細な絵で、思わず手で触ってみたくなる感じです。ひょんなことで私は35年ほど前に、一度バリに旅したことがあります。なんの下調べもせずに訪れたバリは木々のみどり、苔のみどりの美しいところでした。プルメリアやブーゲンビリアの花、竹の木琴のような楽器を使った独特な音楽にも魅了されたものです。この絵を見ているとそんな若い日の不思議な思い出がよみがえってきます。

③それを見るとどんなお気持ちに?

 明るくて楽しいけれど穏やかな気持ちになります。

K様、素敵なお話ありがとうございました。これからも作品を見る度に、バリを旅しているような気分を味わって下さいね。

【関連サイト】おうちでバリの休日気分

EBEN花鳥画  K様が作品を購入された花鳥画家。4万円〜とお求めやすく、素晴らしい出来映え。

TIRTA花鳥画 野鳥やプルメリア、蓮などEBENと似たモチーフで、より柔らかな作風です。

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2013.8.24

開催決定! 秋のバリ絵画展

秋のバリ絵画展

こんにちは、坂本澄子です。秋もやります、バリ絵画展!

お客様のお声に勇気をいただきました

春夏と続けて来て下さったお客様から、「サイトで事前調査して、絵画展で実物を見れるのがいいですね」と言っていただき、このやり方を今後も続けて行こうと思いました。毎回、場所の確保に始まって準備にかなりの労力を要するので、バリ絵画を扱っているサイトでここまでやっておられるところってないと思います。正直、このやり方が正解なのかなと悩んだこともありました。でも、「バリの絵がどんなものか興味半分に伺ってみてビックリ。なぜかずーと前から知っていた絵に出会ったみたいで…」とか、「よく見ると実に繊細な絵で、思わず手で触ってみたくなるんです」なんて言われると、もう「やるしかない」ですよね!

渋谷のBunkamuraにバリ絵画?

東急Bunkamura今回は2本だてです。まず、9月24日〜30日の一週間、渋谷のBunkamuraに登場します。ここでは、バリ絵画をより多くの人に知ってもらうことを目的に、「バリアートショールーム」が自信を持ってご紹介する画家9名(ガルー、ウィラナタ、ラバ、アリミニ、ソキ、ライ、アンタラ、ガマ、ラジック)の作品を1〜2点ずつ展示、バリ絵画の様々なスタイルをその誕生から進化を交えて紹介します。Bunkamuraは私の大好きな場所のひとつ。地下のミュージアムに行ったり、たまに上のホールにコンサートを聴きに行ったりしています。東京の文化の発信拠点とも言えるこの場所で、絵画展が開けてとても嬉しいです。今回お借りするのは1Fのウォール・ギャラリー(写真は過去の展示)で、真ん中にあるカフェから見える場所です。

秋の夜長を愉しむ珠玉の作品たち

そして、その一週間後の10月6日に、今度は表参道のギャラリーで。テーマは「秋の夜長を愉しむ」。バリ島には独特の世界観があります。その中には、初めて出会ったとは思えない不思議な懐かしさを覚えるものが結構あるのです。例えば、ウブドの田園風景を見て、昔よく遊びに行ったおばあちゃんちの田舎を思い出したり、大いなる自然に感謝の祈りを捧げる姿に共感したり…。それらを象徴するバリの文化・風習、そしてそこで暮らす人々を表現した作品を展示します。飾りやすい小品の新作も色々ありますよ。秋の夜長にちょっとだけ夜更かしして、絵の中に広がる世界に想像をめぐらせてみるのも、たまには悪くないと思いませんか?

Gallery LAPIN会場となるGallery LAPIN(ラパン)はいつもより広めの空間。「秋の夜長を愉しむ」展と併設で、「バリアートショールーム」のほとんどの作品を展示します。前から気になっていたあの作品、ぜひ現物を見に来て下さい。「生まれ育った土地を思わせる土臭さと水の様子、周囲の動植物の息吹など、私の感性に近いと感じました」とは、40代男性のお客様からのメッセージですが、こんな風に五感と想像力を働かせて作品を楽しんでいただければと思います。お天気がよければ、オープンテラスでお茶を飲みながら作品をご覧いただけるようにします。秋の一日をゆっくりと過ごしに来て下さいね。

「バリアートショールーム」のほとんどすべての作品をご覧いただけるのはこの一日だけですので、今からスケジュールを入れておいて下さいね^^

【関連サイト】

特集:秋のバリ絵画展

新作情報 – ライ氏の細密風景画アンタラ氏のバリニーズ・ビューティ四部作

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2013.8.21

新作情報 – バリニーズ・ビューティ四部作

こんにちは、坂本澄子です。日中は厳しい残暑ですが、朝夕は空の高さにふと秋の訪れを感じる今日この頃です。今週は夏休みを終えて、「さて、また頑張るぞ〜」と仕事に戻られた方も多いのでは。季節の変わり目、どうかお身体に気をつけてお過ごし下さいね。

ブログ56_秘密よブログ56_夢見る頃アンタラ作「朝の祈り」アンタラ作「凛」

さて、今日も新作のご紹介です。久々登場の写実人物画の旗手アンタラさん。4月の絵画展では、彼の瑞々しい作品にため息をついた方も多かったと思います。子供時代と思春期にさしかかる少女の作品でしたが、さらに大人の女性へと成長していく姿を画家はどのように描くのだろう…と興味が湧いてきました。そこで、女性が成長する姿を写真のように、7歳、13歳、17歳、そして21歳と追いかけて、描いてもらいました。題して「バリニーズ・ビューティ四部作」。サイズも額装も揃えてありますので、4点、あるいは2点対にして飾ったり、あるいは季節ごとに掛け替えたりと、いろいろな楽しみ方ができます。もちろん単品でのご購入も可能です。

アンタラ写真_自宅にて

自宅1階ホールにて。ここから階段を登ってアトリエまで、自身の作品が続く

ところで、こんな素敵な女性を描くアンタラさんってどんな人?自宅アトリエに何度かお邪魔していますが、2児のお父さん、そして、奥様はやっぱり(!)美人。よくモデルにもなっておられます。アンタラさんのこともっと知りたい!と、6つの質問をしてみました。

1)画家になろうと思ったきっかけ

祖父、父、叔父と画家の家庭に育ち、ごく自然に絵を描き始めました。(こういうタイプの画家さん、バリにはとても多いです)10歳の時、絵画コンクールの賞をもらってから絵の道に進む事を意識し始め、デンパサールの美術大学に。絵を描いていると、穏やかで、魂が解放されるような気持ちになるのです。

2階のアトリエにはご家族を描いた作品が

2階のアトリエにはご家族を描いた作品が

2)作品のインスピレーションはどこから?

表に出て、自然や人々の生活の様子を観察して回ります。祭礼での人々の様子、子供たちが踊る姿など日常のちょっとした一コマに、私の制作テーマである愛や平安を感じることができます。西洋絵画の技法を使って描いていますが、題材はバリの伝統にこだわっているのはそのためです。

3)画家として心がけていること

人物画に限定することなく、バリの文化や人々の生活、風景の美しさを、自然と人間の調和の中で描いていきたいと思っています。ですから、行き詰まったら、新たな刺激を求めて積極的に外に出るようにしています。

最近はこんな風景画も

最近はこんな風景画も

4)いままでで一番嬉しかったこと

バリ島内のビーチに家族で旅行したことですね。注)祭礼中心の生活をしているウブドの人たちは普段村から出ることはほとんどありません。こういったささやかなことにも喜びと感謝の気持ちを忘れないところは、他の画家さんにも共通しています。

5)画家としての将来の夢

画家として成功すること自体にはそれほどこだわりはありません。ただ、常により良い作品を描きたいと思っています。(注:バリ絵画は画家自身の強い個性というよりも、バリ島という風土の中で育まれた世界観を表現する側面の方が強いと感じています。普通、将来の夢は?と訊くと、世界中で作品を発表したい…とか言っちゃいそうですが、とても謙虚なお答えもバリの画家さんに共通した特徴です)

6。日本のファンへのメッセージ

私の作品を見てくれた人が、穏やかで幸せな気持ちになってくれることをいつも願っています。

アンタラさんの新作は近日中にサイトに掲載します。ぜひチェックして下さいね。

【関連サイト】

画家紹介② バリ写実人物画の旗手〜アンタラ

アンタラ氏のこれまでの作品

 

 

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2013.8.17

夏の話題作 – 追加入荷が決定!

こんにちは、坂本澄子です。毎日うだるような暑さですね。一方、バリは乾季のこの時期は一年で最もしのぎやすく、山側のウブドではここのところ最高気温が28℃前後だそうです。ちょっと羨ましいですね。

今日は娘と久し振りに美術館でデート、アメリカン・ポップ・アート展に出掛けてきました。世界最大級のポップ・アート・コレクターであるパワーズ夫妻のコレクションです。パワーズ夫妻はこれらの作品を自宅の玄関から、リビング、キッチン、寝室、バスルーム、トイレに至るまであらゆる場所に飾り、日常生活の中で楽しんでいたそうです。日本でも、美術館で鑑賞するだけに留まらず、作品により身近に触れることで、毎日の生活を心豊かに過ごせればと思いました:)

エベン「野鳥の森」さてさて、7月の絵画展でご好評をいただきました、エベン作野鳥画の横長サイズとガマ作熱帯睡蓮シリーズを、急遽画家さんにお願いして追加制作していただきました。エベンさんの方は今日完成したとの連絡があり、さっそく写真が送られてきました。横長サイズはリビングのソファの後ろなど飾りやすく、入荷する度にすぐに売れてしまいますので、ご希望の方がいらっしゃいましたらぜひお早めにお問い合わせ下さいね。日本への到着は9月10日頃の予定です。ちょうど本体サイズが40cmx80cmと同じなので、「プルメリア」と対にして飾っても素敵ですよ。廊下など殺風景になりやすい場所にもおすすめです。

階段下に飾った例

この作品は現在制作中につき、図柄はイメージです

ガマさんの熱帯睡蓮の方は現在制作中ですが、30cmx30cmの小さめサイズを3点(背景色金x2、白x1)お願いしています。実は、これはお客様からのアイデアをカタチにしたものなのです。このサイズですと、複数組み合わせて、縦にも横にも自在に飾れるのでとても便利。お部屋のスペースに合わせてアレンジできるという訳です。例えば、ソファの後ろに3点横に並べたり、階段には斜めに飾ったり、さらには階段下の空きスペースには写真のようにL字型に飾ることもできます。背景色が大胆な赤の横長サイズも入荷しますので、どうぞお楽しみに。

なお、informationでもお詫び&訂正させていただきました通り、8/24-25の麻布十番祭りではTシャツのみの展示販売となります。ガマ作の『虹の雀躍』と『夏の夜の夢』の図柄がプリントされています。作品とのセット展示販売は、8月28日(水)〜9月2日(月)で行い、会場はいずれもパレットギャラリー麻布十番ですので、お間違いのないようお越し下さいね。わかりづらくて、本当にごめんなさい。

ガマ「夏の輪舞」今日ご紹介した作品は8月末までにサイトに掲載します。いずれもお求めやすい価格ですので、この機会にぜひご自身で持つ楽しみを味わってみられてはいかがでしょうか。世界中探しても同じ物がふたつとない一点物が、あなただけのものになりますよ。

お問い合わせはcontact@balikaiga.comへ、今すぐ。

【関連サイト】

エベン作品

ガマ作品

 

 

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2013.8.14

新作情報 – これぞバリの伝統絵画

こんにちは、坂本澄子です。毎日暑いですね。このところ、「バリアートショールーム」では風景画、花鳥画の話題で賑わっていましたが、久々にバリ伝統絵画らしい新作をご紹介します。

クリキ・スタイルの細密画の名手ライさん、久々の登場です。バリの細密画、実は男性にファンが多く、バリ絵画展でも足を止めて熱心に細部に見入っておられる姿が見られました。秋の絵画展に向け、新作を2点お願いしていたところ、一点が完成したとの連絡がありました!

新作を手にしたライさんこれがその作品と正装で写真に収まってくれたライさんです。バリの農村の生活を描いた作品で、クリキ・スタイルに特徴的な細かな描き込みがなされています。遠景を見ると棚田が奥へと続いていますが、バリ島ではお米が年に2〜3回収穫できるため、田植えの時期は水利組合の水の供給時期によって決まり、同じ水系の田んぼでは田植えの時期をずらして、水を各田んぼに平等に供給できるようにしています。そのため、この作品でも、刈り取りを迎えた田んぼのすぐ横で田植えをしている姿が描かれています。ウブドでも機械化が進み、数は少なくなりましたが、今でも農作業に牛が現役で活躍しています。木に登って椰子の実を取る農夫の姿も見られますね。

余談ですが、あれだけ椰子の実がたくさんなっているので、頭の上に落ちて来て怪我をすることはないのかと地元のガイドさんに聞いたことがあります。道沿いに植えられていても、不思議とそういったことはないのだそう。ただし、子供の頃、椰子の林には入らない様にと親から厳しく言われたそうです。ちなみに、ホテルの庭などでは、念のため実が全部取ってありますね。

子供のケチャダンス下絵もう一点は子供のケチャダンス。こちらはまだ制作中で、下絵が終わったところです。バリ伝統絵画はこのように綿密に下絵を描きます。この後、墨で輪郭を取り陰影をつけて、その上からアクリル絵の具で着色していきます。完成までまだ先は長いですが、よい作品ができることを楽しみに待っていて下さいね。

 ライさんの作品は「王家の火葬」を展示販売中です。王家の火葬の壮大さについては、以前ブログにも書いたのであわせてお読みいただければと思いますが、大勢の村の男たちがバデやランブーを担いで、火葬場に向かう様子が躍動感たっぷりに描かれていますよ。

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2013.8.10

バリ絵画のあるお部屋②

こんにちは、坂本澄子です。今日は『バリ絵画のあるお部屋シリーズ第二弾』。さっそくお客様から送っていただいたお写真とコメントを紹介します。

世田谷区S様 書斎  ARIMINI  35cmx38cm

世田谷区S様書斎お住まいをリフォームされたのを機に書斎に飾る絵を探して、7月のバリ絵画展にお越しいただきました。多忙な経営者として週末もお仕事をされるご自宅の書斎は、S様にとってはまさにお城。アリミニ作『バリ島物語Ⅰ』を選ばれました。「暗い色調ですが、全体の色のバランスや構図が素敵です。バリの庶民の旺盛な日常生活と宗教的な伝統が神秘的に混じり合った作品」と大変気に入られたご様子。写真の通り、お部屋にもしっくり溶け込んでいますね。

リビングなど人が集まる場にはぱっと目を引く大きめで鮮やかな色使いの絵が好まれますが、書斎にはこのようにじっくり見て楽しめる小品もお勧めです。バリ島の生活を描いたアリミニ作品は構図と色の配置が絶妙でまさに珠玉と言えます。お仕事の合間の気分転換に、ちょっとしたイマジネーション・トリップはいかがでしょう。

大田区K様 玄関 LABA   40cmx50cm

大田区K様リビングに飾ってある絵をそろそろ取り替えたいとお考えだったK様、バリの花鳥画をご覧になり、深い緑の密林につがいのオウムが憩うLABA作品を気に入っていただきました。もとはリビング用のつもりが、ご覧の通り、玄関に置かれた何とも雰囲気のある木の椅子ととても合っているのを見て、急遽予定変更。「玄関が素敵になりました。とても嬉しいです」とのコメントと共に、お写真をお送りいただきました。

玄関は訪問客が最初に目にする場所。住む人の個性やセンスが感じられる場所です。ご自身の嗜好に合った絵画や小物をうまく使って空間を演出できるといいですね。お客様との会話も弾むことまちがいなし。

 

世田谷区M様 書斎 EBEN  65cmx110cm

世田谷区M様書斎お部屋の模様替えをして書斎の雰囲気を変えたいと、バリ絵画展に来場されたM様。『バリアートショールーム』のブログや作品紹介ページをご覧になり、候補を2点に絞った上で現物の最終確認にお越しになりました。いずれもエベンの横長の作品でしたが、会場に来られてからも奥様とメールのやりとりをしながら、悩まれることおよそ30分。最終的にチョイスされたのが4羽の色鮮やかな野鳥が美しい作品でした。理由をお聞きしてステキだったのは、奥様とお子様2人の4人家族の明るい雰囲気に似ているからとのこと。作品はM様の書斎に飾られていますが、ご家族全員で楽しまれているようで、「書斎が一気に明るくなりました。息子2人も毎日眺めていて、大喜びです」とのコメントをいただきました。

横長の絵はリビングや廊下などある程度の広さのスペースを彩るのに重宝します。手軽に空間の雰囲気を変えられますので、是非お試し下さい。

【参考作品】

書斎におすすめしたい小作品:アリミニ『バリ島物語Ⅱ〜ハヌマンの誕生〜』、サンジン『チャロナラン』

お客様を明るくお迎えする玄関に:ガマ『虹の雀躍』、ラバ『カエルの親方』、ラバ『LOVE,LOVE』、ティルタ『プルメリア』

リビングのどこからも目を引く作品:エベン『プルメリア』、エベン『森の囁き』、ティルタ『アグン好日』、ラバ『若豹の憧憬』、ソキ『実りの季節』、ボリ『陽光の微笑Ⅰ』

 

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2013.8.7

離れた土地の意外な共通点

ブログ53_飛騨高山_七夕こんにちは、坂本澄子です。今週は夏休みをいただいて、信濃〜木曽〜飛騨を旅しています。お天気にも恵まれ、夏のハイシーズンの割に大きな混雑もなく、ゆっくりとそれぞれの土地の風情を楽しんでいます。

江戸時代に中山道の宿場町として栄えた妻籠やさるぼぼ、民芸家具で有名な飛騨高山では、今日8月7日がひと月遅れの七夕にあたります。古い街並みを残した通り沿いには、写真の通り、色とりどりの笹飾りが。「お願い事があれば、ご自由にどうぞ」と、短冊とペンが添えられていました。この光景を見て、真っ先に思い浮かんだのが、バリ島のガルンガン。今でもバリ暦に従って祭礼を中心に生活が営まれるバリ島ウブドでは、この日ほとんどの店やレストランが休業し、村人たちは家で静かに先祖の霊を迎えるため、表は静寂の一日となります。各家の前に掲げられるのがペンジョールと呼ばれる竹飾りです。

各家の門口に立てられた竹飾りペンジョール

各家の門口に立てられた竹飾りペンジョール

先祖の霊が迷わず帰ってこれるようにというものですが、これが七夕の笹飾りによく似ているのです。「七夕」ももとは「棚幡」と表記し、お盆行事の一環として、精霊棚とその幡を安置する日でした。お盆も先祖の霊をお迎えする日、笹は精霊(先祖の霊)が宿る依代なのだそうです。日本とバリ、遠く離れた土地ですが、意外な共通点があります。

今回、旅という意味でも色々と発見がありました。前回このあたりを訪れたのは高校時代の修学旅行。年月を経て再び訪ねてみますと、自分の旅に対する姿勢が変わって来ていることに気づきました。以前は、見て美しい、食べて美味しいなど、五感を通じてその土地柄を感じ取ることが多かったのですが、最近はその土地の気候や暮らし、文化にも関心を持つようになり、直接+間接の両面から理解することで、さらに親しみが増すという別の愉しみ方ができるようになりました。

皆様の多くはバリに行かれた経験をお持ちだと思いますが、上記の意味で、もう一度バリを訪れてみてはいかがでしょうか。もし、前回は海側にしか行かなかった、あるいは山側は日帰りツアー程度だったという方は、是非この機会に山側のウブドに滞在してみてください。日本の原風景を思わせる田園風景が広がり、ゆっくりと流れる時間の中で、自然と深く繋がる喜びを感じられることでしょう。

そうそう、夏休みと言っても、『バリアートショールーム』は年中無休で営業していますので、お問い合わせ、ご注文はいつでもご遠慮なく!(笑)

 

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2013.8.3

バリ絵画Tシャツが麻布十番祭りに登場

こんにちは、坂本澄子です。東京は今朝はとても爽やかな朝を迎えました。このところ不安定なお天気が続いていましたが、来週は太平洋高気圧に広く覆われ晴天が続くそうです。いよいよ夏本番ですね。私はワンコ(フレンチブルドッグ♂2歳)を飼っており、お散歩が日課なのですが、近所で浴衣姿の子供たちを見かけると、なんだかワクワクしてきます。

P-Shrt展2

さて、夏と言えば夏祭り。いつもバリ絵画展を行っているパレットギャラリーのある麻布十番でも、毎年恒例の『麻布十番納涼祭り』が開かれます。今年は8月24、25日の土日。ちょうどこの時、パレットギャラリーが一周年を迎えるとあって、お祝いを兼ねた『P-Shirt展2』が開催されます。この1年間パレットギャラリーに登場したアーティストたちの作品が同じ図柄のTシャツとセットで展示され、人気投票が行われます。『バリアートショールーム』からは、GAMAの熱帯睡蓮2点を出品します。展示会場はパレットギャラリー。皆さん、応援して下さいね!このセット、もちろん購入もできますよ。

夏の夜の夢_Tシャツ図案虹の雀躍_Tシャツ図案ブログ51_P-Shirt展

GAMAの熱帯睡蓮シリーズは先日のバリ絵画展「緑に抱かれる午後」でも大好評をいただきました。そこで、作家のGAMAさんに急遽追加制作をお願いしました。小さめのサイズで複数組み合わせて飾りたいとのお声があったので、作品本体サイズ30cm x 30cmでご用意します。前回同様スタイリッシュなボックスフレームで額装しますので、2つ、あるいは3つを横に並べて掛けてもステキですよ。8月中旬入荷予定です。

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