バリアートショールーム オーナーブログ
2021.1.16

ギャラリーに住まう

 

こんにちは、坂本澄子です。

毎日寒いですね。

私は朝が早い方なのですが、冬至を過ぎた後もしばらくは、日の出はむしろ遅くなっていくと知ったのは、わりと最近のことです。

ペールブルーの東の空に太陽が顔を出す瞬間は、いつも畏敬の念を覚えます。

今日はそのターニング・ポイント。

これから日ごとに早まっていく朝が楽しみです。

 

さて、今日もお便りをご紹介します。

兵庫県のFさまからいただきました。

 

「届きました! 思っていたよりも横長で驚きました。

とても立派な額装で、これにも驚きました。

バリ好きの人なら、この女性たちはバリ人とすぐわかると思います。

お祭り(婚礼)の衣装で、皆さん華やいだお顔をされていますね」

 

とは、BOLITさんの作品『Sunshine Smiling II』のこと。

ポップでモダンな作風で、50x150cmと存在感たっぷりの一枚です。

 

Fさまは毎年バリに通いつめるほどの、大のバリ贔屓。

「さすがに今年は断念しました」と、かなり残念そうですが、

長年かけて集めた、絵画、彫刻、オブジェがお部屋を彩っています。

日本に居ながら、バリの空気を味わっておられるようですね。

 

新たに仲間に加わった『Sunshine Smiling II』、ご主人さまとお嬢さまもお手伝いされ、チェストの上に飾られました。

モダンな絵は初めてとのことですが、とてもいい感じです。

 

お部屋を見渡すと、そこはまるでウブドのギャラリー。

ところ狭しと、さまざまなスタイルのバリ絵画が飾られています。

 

家じゅう、絵のない壁はほとんどないほど。

 

大好きなものに囲まれて暮らすって、素敵ですね。

 

実は、Fさまとは不思議な出会いがありました。

10年近く前にウブドで購入した、畳一畳を超えるほど大きな花鳥画。

現地で額装したため、日本にどうやって運ぶかが問題になり、ギャラリーに何ヶ月も置かせてもらっていました。

そのギャラリーのお馴染みさんだったFさま、そのプルメリアと野鳥の絵の見事さに、思わずシャッターを切ったそうです。

「絵を習いに来た日本人が、画家から買ったものだよ」

月日は流れ、ある日「バリアートショールーム」のブログをご覧になっていたとき、忘れもしないあの大きな絵が飾られているのが目に飛び込んできたそう。

「すぐには信じられなくて、写真を引っ張り出して、何度も見比べました。

「そして、あの絵をお求めになったのも坂本さんで、絵の勉強に来ておられたのも坂本さんと、ようやく一本の糸で繋がりました」

そのことを伺ったのは随分後になってからですが、ご縁って不思議ですね。

その絵はいまもリビングに大切に飾っています。

そういえば、最初に買っていただいた絵も、サイズは異なりますが、やはり横に長い絵でしたね。

これからもずっと、長〜いご縁になることを願っています。

普通の毎日が戻り、Fさまがまたバリに行ける日が早く来るといいですね。

 

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2021.1.7

初春を迎える間

新年あけましておめでとうございます。坂本澄子です。

 

いつもと違う新年を迎え、不安も多いこの頃。

気持ちがぱっと明るくなる嬉しいお便りをいただきました。

岐阜県Kさまからです。

BOLITさんの『Sunshine Smiling』を迎春のしつらえで飾っていただきました。

 

 

アメリカンポップアートの巨匠、アンディ・ウォーホルのマリリン・モンローを彷彿とさせる作風。

陽光に写し出された、気品ある微笑み。

バリ絵画に新風を吹き込む若手アーティスト、BOLITさんの初期の作品です。

 

7年前にこの作品を手にしてから、この絵が嫁ぐのはどんなところだろうと、ずっと楽しみにしてきました。

どちらかというと、モダンなお部屋をイメージしていました。

 

 

迎え入れられたのは、古民家の純和風空間。

それがしっとり美しく調和しているのは、なんとも嬉しい驚きでした。

添えられているのは、昨年お参りされたという「熱海の来宮神社の繭玉」と、花器に見立てた「岡崎の手筒花火の筒」。

そのひとつひとつに、日々の暮らしを大切にされている住まい手の心を感じます。

 

『なぜか惹かれた “Sunlight Smiling”。

我が家に吹き込む新しい風をお迎えします』

 

先の見えない毎日ですが、素朴で小さな楽しみは至るところに見つけられますね。

Kさまから教えていただきました。

 

本年もどうかよろしくお願い致します。

 

 

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