秋のバリ絵画展、ありがとうございました
こんにちは、坂本澄子です。街を歩けば、金木犀がほのかに香り、何だか笑顔になってしまう今日この頃です。
御陰さまで無事に秋のバリ絵画展を終えることができました。このブログを読んで下さっている皆様も何人も会場に足を運んで下さり、大変嬉しく思いました。ありがとうございました。
今回感じたことが2つありました。ひとつは、やはり絵は実際に見ていただくに限るということ。バリ絵画は精緻で繊細な作品が多いため、実際にご覧になって、「やっぱり現物を見てよかった」とおっしゃるお客様の多かったこと。今回も高いご評価をいただいた、熱帯風景画家のガルー、ウィラナタ氏の姉弟の作品は特にそうでした。
もうひとつは、お客様と直接お会いしてお話をお聞きすることの大切さです。来場された方には大きく2つのパターンがありました。ひとつは、バリに何らかの思い入れや、こんな感じの絵がほしいというイメージがあって来場される方です。ご自身の心の中にあるバリの思い出を絵画という媒体で具現化することのお手伝いで、このケースは結果的に注文制作になることも多いです。「バリアートショールーム」は今ある作品の展示・販売だけでなく、注文制作が可能なのです。例えば、昔の作品のお写真などをお持ちいただければ、現地パートナーとの連携により、いつ頃のどんなスタイルの作品かを調べて、似たイメージで新たに制作することも可能です。幸いバリ島は村社会が現在も生きており、人が動くことがあまりないため、この様式の画家さんはどの村というように比較的容易に探すことができるのです。
2つめは、新築やリフォームがきっかけとなって、お部屋に飾る絵を探しておられるケース。この場合、花鳥画に人気が集中しました。花鳥画コーナーを見て、「まるでアンリ・ルソーの世界ですね」とおっしゃったお客様も。確かに、深い緑は癒されます。ここで気になるのが、回りのインテリアとの調和。お部屋別のコーディネイト例を見て、イメージが湧いた方もいらっしゃったようです。この写真は11月中旬にインテリア特集として掲載しますので、ご参考になさって下さい。
どのお客様もバリ絵画を購入される行為の中に、それぞれの経緯や思いがあり、それを共有していただいた上でお手伝いすることは何よりの歓びです。そんなおつきあいが今後もできればいいなと願っています。今回の写真はFacebook pageのアルバムにも掲載しますので、FBをお使いの方は合わせてご覧下さいね。
さて、ギャラリーでの絵画展形式のイベントは次回は来年3月を予定しています。その間もできるだけバリ絵画に触れていただく場を設けます。詳細はまた改めてお伝えしますが、あるインドネシア料理のレストランとの共同イベントでミニ絵画展を予定しています。お好きな時に来店、インドネシアのコックさんが作る本場のお料理を楽しみながら、作品を見ていただけます。そして、有明ショールーム。事前にご覧になりたい作品をお知らせいただければ、ご用意してお待ちします。普段箱の中で眠っている作品たち。皆様に見て楽しんでいただけて、私も初めて「バリから持ってきた甲斐」があります。どうぞお気軽にお越し下さいませ。いずれも来週、当サイトのInformation及びブログ記事で開催要領をお知らせします。
今回も図録を作りました。サイト掲載の作品が冊子形式でご覧いただけるのと、巻末に「バリ島ってこんなところ」をおつけしました。バリの歴史と人々の世界観など、トークイベントでもお話したバリ絵画を楽しむ豆知識を掲載したオリジナル版です。この図録を先着10名様にプレゼントします。「秋のバリ絵画展の図録希望」とタイトルに記載いただき、お名前、住所、電話番号、メールアドレス、当サイトへのご意見・ご感想を添えて、contact@balikaiga.comにお送り下さい。