バリの音色
こんにちは、坂本澄子です。
バリに行ったことがある人なら一度はガムランの演奏を耳にしたことがあるでしょう。バリの伝統楽器による楽団で、鉄琴のような形をした青銅鍵盤打楽器をベースに、ゴン(ドラ)、チェンチェン(小さなシンバルを重ねた楽器)ルバブ(胡弓のような弦楽器)、スリン(竹製の縦笛)などから編成されるバリのオーケストラです。ガムランの語源ガムルは「叩く」という意味。
青銅打楽器の多くは同じ楽器が2つで一組になっており、わずかに調律をずらして作られています。そのため、同時に叩くと、微妙な音の違いから深みが出て、夢の中のような何とも不思議な音色になるんです。
では、ジェゴグはご存知ですか?
太ーい竹の節をくりぬいて使って作られた木琴ならぬ竹琴ですが、ガムランの穏やかな音色とは異なり、竹筒の中を空気が振動しお腹にずどーんと来る重低音。相手の音に惑わされて乱れたら負け、2つの楽団が競うように演奏する一幕はまさに音の格闘技です。
このジェゴグ、バリ島の西部にある海辺の村ヌガラが故郷。何時間もかけてわざわざ本場の音色を聴きに行ってブログを書いたというピュア☆ラ☆バリさん運営の「ぶらりっ バリ雑貨の旅」に詳しく紹介されています。ピュア☆ラ☆バリさんは現地在住の日本人スタッフが運営するバリ雑貨のオンラインショップ、私の好きなお店のひとつです。ブログ記事は写真もたくさんあり、バリの最新情報が臨場感たっぷりに味わえますよ。
お客様からご紹介いただいて展示会用にお香やガムランのCDなど購入したのがきっかけ。オンラインショップなのにとてもあったかいんです。この記事を書かれたスタッフの奈々さんとは時々メールをやりとりさせてもらってます。もう何年もウブドに住んでいるという奈々さん。私がバリに行く度に感じる懐かしさや日本人が失ったものがバリには残ってるという印象は実際のところどうなのかと、ちょっとドキドキしながら聞いてみました。
「そうですね、バリ島、特にウブドなどに滞在している外国人、リピーターの旅行者さんはみんな同じ気持ちを持っていると思いますよ。心の片隅に、それぞれの”何か”を持っているように感じます」
みんなそれぞれの心の中にバリのコアな精神性につながる何かを持っている。それがバリに惹かれる理由なのでしょうね。
ちなみに、ピュア☆ラ☆バリさんではインドネシアに古来から伝わるジャムウ(ハーブ)が充実しています。宮廷に仕える女官たちが自らの身体を磨くために発達したものとか。男女関係なく使えるものもあるんですよ。奈々さんから勧めてもらったものがボカシオイル。奈々さんも日本から色々と薬を持って行ったそうですが、結局使わずに済んでるくらい、これ1本持っていれば怖いものなしと太鼓判^o^
3月29、30日の展示会ではまたガムランのCDとお香が活躍してくれることでしょう。バリ絵画とガムランの音色、ぜひ一緒に楽しみに来てくださいね。
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