バリアートショールーム オーナーブログ
2014.6.28

新コンテンツご紹介② 『バリ島の美術館に選ばれた作家たち』

こんにちは、坂本澄子です。

end-banner前回に続き、「バリアートショールーム」の新コンテンツのご紹介をさせていただきます。今日は『バリ島の美術館に選ばれた作家たち』。

日本人ほど美術鑑賞が好きな国民はいないそうです。2012年の世界の美術展入場者数ランキング(*)によると、1日あたりの動員数で断トツの1位は1万573人の『マウリッツハイス美術館展〜オランダ・フランドル絵画の至宝』(東京都美術館)。フェルメールの「青いターバンの女」を一目見ようという人々が詰めかけ(スミマセン、私もその一人でした)、作品の前は何重にも人垣が。その向こうにある作品をつま先立ち&首を亀のように伸ばして見たのを覚えています(^o^; 他にも『ボストン美術館展〜に本美術の至宝』(東京国立博物館)が6位にランクインしていました。(*) 出典:イギリスの月刊誌「The Art Newspaper」

これほど美術好きにもかかわらず、自宅にペインティング作品を飾っている人にお目にかかることはあまりありません。あっても大抵はポスターや複製版画(リトグラフ、ジグレー、シルクスクリーンなど)です。ですから、普段仕事に厳しい上司の自宅に招かれ、そこに本物の絵が飾ってあったりなんかすると、思わず「!」。ちょっと照れたように語る姿に、仕事一辺倒ではない新たな一面を見て、人間としての幅のようなものを感じたものです。

アメリカでは、普段の生活のなかで絵を楽しむ人の層が桁違いに厚いと感じます。若手アーティストの作品などは、ちょっと頑張れば買える値段です。気に入った作品があれば気軽に購入でき、一点持つとその画家を応援したくなり、二点、三点と増えていくうちに、いつの間にか個性的なコレクションになっていたりします。そして、そのことを通じて見る側にも「作品を楽しむ力」が養われていく、そんなステキな絵とのつきあい方が富裕層だけでなく、広く一般に浸透しているように思います。

IMG_3199さて、「バリアートショールーム」で作品を購入して下さったお客様を見ると、50代前後のおとな世代が大多数を占めています。これまでの人生を通じてご自身の内面に様々な蓄積があり、よい作品を見て受容できる土壌が培われているためではないかと思います。

そんな方々に胸を張ってお勧めしたい作品を集めたのが、この「バリ島の美術館に選ばれた作家たち」のコーナーです。いずれもバリ島の主要美術館で作品が所蔵されているアーティストで、作品に定評があり、また二次流通に於いても、絵画オークションで安定した価格で取引されています。これなら、「そろそろ本物の絵を持ちたい」とお考えのおとな世代にも、ご安心いただけるのではないでしょうか。

ブログ152_絵を鑑賞する夫婦今回のリニューアルでトップ画像も替えました。夕食後のリビングで絵を見ながら語り合うカップルの姿です。実はこれ、ウェブデザイナーのトツカさんと侃々諤々の議論があった部分。50歳前後のお客様というのは男性が多いのです。大抵は奥様と一緒に来られるのですが、選んでいるのは明らかにご主人の方。ウチに飾るとなると当然ご家族の同意も必要でしょうから、一応相談しておく程度ではないかと、むしろひとりグラスを傾けながら絵の風景に溶け込むように鑑賞される姿を想像していました。

ところがトツカさんは、「絵があることで会話が生まれ、コミュニケーションの潤滑油をアートが担っている感じを出しましょう」と言われるんです。「うーん、そうですかね〜^^;」と私。正直なところ、女性の私から見ると「今さらダンナと?」という感じがしたのです。何度も議論を重ねた結果、これまで責任がずっしりとのしかかり、走りっぱなしだったオトウサン。色んなものが一段落して「これから二人で」との思いが確かに強いかもと、最終的にこのビジュアルを使用することにしました。

ソロ充(ひとりで充実した時間)もいいですが、時には、アートをきっかけに奥様・パートナーと心豊かな時間を過ごしてみてはいかがでしょう。自分とは違う見方、感じ方に触れることで、その作品が2倍楽しめますし、もしかすると、大切な人の新しい一面を発見できるかも知れませんよ^_^

「バリアートショールーム」の作品は実物を見て、ご購入いただけます。定期的に展示会を行っていますが、適当な時期にない場合はお気軽にお問い合わせ下さい。

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