バリアートショールーム オーナーブログ
2014.8.30

銀座4丁目の街角で出会ったかわいいアーティスト

こんにちは、坂本澄子です。

つい先日のこと。銀座4丁目の交差点を歩いていると、高校生くらいの女の子が独りで路上ライブをやっていました。ちょうど仕事帰りの人が増えた始めた時間帯で、小雨混じりのお天気にも関わらず、何人もの人が青信号を見送って、アルトサックスのちょっぴりメランコリックな音色に聴き入っていました。

これが聴かせるというか、何ともまあいい感じなんですよ。伴奏は録音したものを流しているのですが、ピアノソロの間も、まるで側で一緒にやっているかのような間の取り方。堂々としたもんです。 そうこうしてるうちに、ビルの軒先で聴いていたご婦人が1000円札を持って近づいていきました。「頑張ってくださいね」、多分そう言われたのだと思います。女の子は少し驚いたようにその人を見ると、媚びることなく、とても自然な感じでお礼を言って受け取りました。

ほんのひと時のことですが、居合わせた人の多くがいい気持ちでその場を後にされたのではないかと思います。何かを表現したい人がいて、それを五感でもって受けとめる人がいる。そして、互いの作用によってプラスの波動が生まれる、芸術ってこういうことなのかなって思いました。こんな素敵なパフォーマンスが増えるといいですね。

CIMG9559私がおつきあいしているバリ島の画家さんたちも、皆それぞれに一流の表現者です。アンタラさんとは、ある制作についてメールでもよくやりとりするのですが、彼は作品の持つ精神的な作用をとても大切にしています。見る人を穏やかな精神へと導く絵を描きたいと、常に意識しているのだそうです。先日も、彼のプロの画家としての志の高さを感じる出来事がありました。それについては、また次の機会にお話しますね。

それでは、8月最後の週末をゆっくりお過ごしください。

 

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