バリアートショールーム オーナーブログ
2015.1.1

初春のお慶びを申し上げます

新年明けましておめでとうございます。

私は広島の実家で静かな雪の朝を迎えました。皆様はお正月をどのようにお過ごしですか?

今回は途中奈良に立ち寄り、飛鳥〜奈良時代の文化を満喫してきました。国宝、重要文化財の仏像、建造物がゴロゴロしているのには改めて驚き。特に、興福寺の阿修羅像の哀愁をおびた表情は人の悩み、苦しみにも通じ、もうすごいの一言に尽きました。阿修羅ファンクラブの会員募集してたのには、もひとつ驚きましたけどねw

さて、2015年の「バリアートショールーム」はガルー、ウィラナタによる「幻想心象風景画 作品展」@銀座を皮切りに、今年も「バリ島の美術館に選ばれた作家たち」の新作をご紹介していきたいと考えています。

バリ島のギャラリーでもなかなか目にすることのない、著名作家の作品をお届けするのはもちろん、今年はこれをさらにもう一歩進めて、見る人と絵画との双方向の接点を増やすアプローチをしたいと考えています。

どういうことかと言いますと、例えば、今回のウィラナタの新作は満月の夜を描いたものですが、月と言えば私たち日本人とも関係は深く、お月見を楽しんだり、ふとしたときに月を見上げて物思った経験は誰もが持っています。そんな心の琴線に触れるテーマで、作品を描いてもらうというのがそのひとつです。

それなら日本人画家の方がいいんじゃないかと思われるでしょ。そこをバリの画家に頼むのがミソなんです。今回のウィラナタの作品の時もそうだったのですが、「満月の夜」という言葉から日本人が想像するものとは少し違う作品ができました。いい意味で期待を裏切られた感じです。

banner_sokiもうひとつは、新春特別企画「ソキによるあなただけのバリ島」のように、お客様がお持ちの思い出を絵画として表現したらどうなるかという試み。好きな絵というレベルを超えて、特別な一枚になればと思いました。実はこれ、写真がなかった頃の西洋では、お抱え絵師が貴族の旅に同行して絵を描くことがよくありましたが、そこからヒントを得ました。

’90年〜’00年代は日本人のバリ旅行がピークでした。ハネムーンで訪れた方もかなりいらっしゃるでしょう。そんな方には、節目の年の結婚記念日にいかがでしょう。ソキさんの人物描写はある意味とても単純化されているので、「もっと美人に描いてほしいわ」と言われる奥様には、肖像画を贈るのも素敵ですね。デッサン画なら重たくならず、プライベートスペースに飾れます。バリに素敵な思い出を持つふたりだからこそ、バリの画家にその思い出を委ねてみるのはいかがでしょうか。

 というわけで、今年も毎日の暮しの中でアートを身近に楽しんでいただける企画をご紹介してまいります。本年もどうかよろしくお願い致します。

<関連ページ>

幻想心象風景画 作品展 ・・・1月23日(金)・24日(土) 銀座1丁目駅より徒歩1分

新春特別企画「ソキによるあなただけのバリ島」・・・バリ島屈指の人気作家が描きます

 

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