2020.5.31
クリキ村の細密画の魅力
こんにちは、坂本澄子です。
長かったステイホームが一段落し、コロナと共存する新しい暮らしのスタイルができつつありますね。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
バリ島も自粛生活が続いていますが、画家さんたちは地道に制作に取り組んでいます。
今日はバリ島クリキ村から届いたばかりの細密画をご紹介します。
ライさんらしい丁寧な手仕事が光る作品、どうぞお楽しみください。
『バリの農夫たち』 20x35cm 50,000円(税込)
共同で稲刈りを行う人々。豊かな収穫に誰の顔も穏やか、犬たちや野良仕事を手伝う牛たちも生き生きと描かれています。
丸いお供え物はわずか1cm、そこに竹の編み目を描いているこの細かさ、おわかりでしょうか。
高い椰子の木の間に目を移すと、視界が遠景の山並みへと抜けて行きます。
小さな作品ですが、その中に大きな広がりを感じますよね。
その秘密はていねいに描かれた下絵にあるんです。
この画像は下絵を描いた後、墨で輪郭を取り、陰影をつけているところです。
手前は明暗のコントラスを強くはっきりと、遠景は逆に弱くすることで、霞むような効果を生み出しています。
この上から色付けを行い、手間と時間と愛情とをたっぷりと注ぎ込んで仕上げています。
額縁はバリの木製額縁。木のすべすべした温もりに金泥がアクセントを添える、抜群のマリアージュ。
39x55cmの飾りやすいサイズです。
2−3日でお届けします。
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