一枚の絵を前に語り合った夜
こんにちは、坂本澄子です。昨日はウィラナタ新作鑑賞会『光の風景』にたくさんの方にお越しいただき、ありがとうございました。初めての交流型の展示会で、何かと行き届かない点があったのではないかと思いますが、作品の素晴らしさについては皆様に喜んでいただけたのではないかと思います^_^ 小さなギャラリーがいっぱいになるほどの盛況ぶりで、本当に感激致しました。ささやかな活動ではありますが、これからもバリ島のよい作品をご紹介していきたいと思っています。
『一枚の絵』という名の下、ギャラリーにたった一枚の絵だけを展示するという、本当に贅沢な企画でした。Art Space RONDOのオーナーの丸山則夫さんと小林清美さんが照明を初め様々な工夫してくださって、とても居心地のよい空間ができあがりました。写真のように作品の前に置かれた長椅子に座っていただき、初めて居合わせた人どうしで絵から広がる様々な語らいが始まり、ほとんどの方が1時間近くいてくださいました。
4時のオープニングから時間が経つにしたがって、窓から入る光が移り変わり、実際に絵の中でも日暮れが進行しているような錯覚を覚えるほど。「見るたびに違った印象を受ける絵だよね〜」と、どなたかがおっしゃると、「ほんとそうですよね。こちら側から見ると、棚田の高低差が感じられますよ」「あら、私の方から見ると、たんぼの水面が鏡のように光って見えます」と会話が始まり、そのうち、皆さん場所を移動されたりして^_^
実は、この会話から気がついたのですが、この作品、どの角度から見ても見どころと言いますか、新たな発見があるのです。さすが、画家が半年以上向き合ってようやく完成されたもの。その間に、あらゆる角度から見てこの絵の空間が美しくあるよう手がかけられたことを改めて感じました。昨日の雰囲気を画家のウィラナタさんにもお伝えしたいと思います。
この作品、こちらにアップしましたので、ぜひご覧くださいませ。
次回展示会は9月18日(木)〜21日(日)@パレットギャラリー麻布十番です。こちらも楽しい企画になるよう準備を進めてまいります。
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