バリアートショールーム オーナーブログ
2015.4.1

手元でそっと愉しみたくなる…細密画の魅力

こんにちは、坂本澄子です。4月ですね。春です。春です。

街を歩くと、東京は桜がほぼ満開です。まぁるく球のように咲いているのもあれば、濃いピンクの枝垂れ桜もあり、つぼみが房のようになっているものもあります。そして、どれもそれぞれの美しさがありますね。

さて、今日は小さい絵の魅力です。

小さい絵と言えば、ちょっとした場所に飾れるお部屋のインテリアとしてのよさに目が行きがちですが、それに加えて、見応えのある作品をご紹介します。お手元に置いてじっくり見ていただきたい丁寧な手仕事による細密画です。

まず、最初の作品がこちら。パソコンのモニターでご覧になっている方は、それがほぼ原寸大(14cmx22cm)です。描かれているのは聖獣バロンと魔女ランダ。村の祭りのひとこまが小さな絵の世界の中で生き生きと表現されています。

RK002

 『細密画チャロナラン』MUSNA アクリル画 14x22cm 22,000円

その昔、どこまで細かく描けるかを競ったクリキ村の若い画家たち。それがきっかけとなって、今では「細密画と言えばクリキ村」と言われるほどの伝統芸術に発展しました。細かく下絵を描いた後、墨で陰影をつけて、その上に彩色。惜しみなく時間と愛情を注ぎ込んだ作品です。

RK003-02お次は2月18日のブログでもご紹介した学問と芸能の神様サラスワティです。こちらも25cmx16cmと珠玉の小品。

細部を見ていただくために、左の拡大写真(部分)をご覧ください。飛天光(後ろにある後光みたいなもの)に描かれた蔓草模様、女神の着衣の模様の繊細な美しさなど、それはもうため息が出るほどの上質さ。時々、そっと取り出しては幸せな気分にひたる。そんな愉しみ方をしたくなる作品です。(全体写真は画像をクリックするとご覧になれます)

『細密画サラスワティ』ATA  アクリル画  25cmx16cm  22,000円

RK004最後はヒンドゥ教の神様ガネーシャ、象の頭を持った姿が特徴的ですね。上のサラスワティと同じサイズ、同じ額縁ですから、並べて飾っても統一感が出せます。

『細密画ガネーシャ』ATA アクリル画  25cmx16cm  22,000円

5月18日〜23日の春のバリ絵画展では、小さな絵のコーナーも充実させます。小さくても、それぞれの世界がぎゅっと凝縮された濃密な作品たち、どうぞお楽しみに。もちろん、これらの作品は今すぐウェブでご購入いただくこともできますよ。

<関連ページ>

春のバリ絵画展 バリ絵画の主要スタイルから50点を一堂に展示

クリキ・スタイル 他にも細密画の作品があります

サラスワティ 学問と芸能の神様

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