2013.4.23
「バリ絵画展」たくさんのご来場ありがとうございました
こんにちは、坂本澄子です。バリ絵画展「青い海を描かない作家たち」に多くの方にご来場いただき、誠にありがとうございました。中には冷たい小雨まじりの中、遠方から足を運んで下さった方もあり、感激致しました。これだけまとまった形でバリ絵画を見たのは初めてという方も多く、スタイルの豊富さとそれぞれの奥深さを楽しんでいただけたのではないかと思います。
限られたスペースではありましたが、バリ絵画を代表する6つのスタイルから合計27点の作品を厳選して展示しました。入口を入ってすぐ左がバリ絵画の伝統的なスタイル、正面が細密風景画のシュピース・スタイル、右奥が熱帯花鳥画及びモダンと時代を追って見ていただける展示構成にしていました。バリ絵画の歴史と各スタイルの解説をじっくり読まれるお客様も。
アンケートを拝見しますと、気に入った画家のトップ3は僅差で、ガルー(細密風景画)、ラバ、エベン(いずれも熱帯花鳥画)が並び、田園風景や緑に抱かれるような花鳥画に親しみを感じた方が多かったのと、バリ絵画ならではの細密画も人気で、特に男性の方がライさんの作品の前で足を止めてじっくりと見入っておられるのが印象的でした。画面にぎっしりと描き込まれたこのスタイル、モチーフの意味がわかるとバリの文化や人々の生活が見えてくるのも楽しみのひとつです。描かれているものの背景を知っていただきたいと、解説やバリの風景のスライドーショーなど、展示上の工夫もしましたが、それぞれに楽しんでいただけたようです。
最期にアンケートのコメントの一部をご紹介します。常設やさらに多くの作品展示を希望される声などありがたいご意見ばかりで本当に励まされました。次回もどうぞお楽しみに。