街の景色も一期一会
こんにちは、坂本澄子です。今日はバリ関連のお話ではないのですが、ちょっといい一日を過ごせましたのでその話を。どうか最後までおつきあい下さいね。
朝から裸婦のスケッチ会に出かけていました。15人ほどが出席、真ん中にモデルさんを囲むように、それぞれ思い思いの位置にイーゼルを立て、スケッチブックに向かいます。クロッキーといって、5分描いて休憩、そしてまたポーズを変えて5分、という速写を5回繰り返した後、その中からひとつ固定ポーズを決めて本制作にかかります。
毎回こういった裸婦スケッチに参加すると、最初はモデルさんの脱ぎっぷりにドキドキしながらも、すぐに人間の身体の美しさに夢中になってしまいます。よぉく観察すると、しなやかな筋肉が肌の表面に微妙な陰影を生み出し、その下にある骨格をも想像させます。難しいのは脚。頭のてっぺんから足の先まで描いていて、脚の描き方ひとつで、とても魅力的になったり、逆に残念な結果になったりします。
固定ポーズは座り姿に決まり、私は後ろから描きました。出来映えですか? ふふふ^_^
さて、朝、雨降りの街を歩いていてとてもステキな風景に出会いました。都会の真ん中(東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅から10分くらい歩いたところ)とは思えないほどのしっとりとした緑。紫陽花が最後の美しさを見せていました。
今年は街でたくさんの紫陽花を見ました。子供の頃はじとじと雨降りとカタツムリのイメージにあまり好きな花ではなかったのですが、大人になるにつれいいなあと思うように。私のような人が多いのか、街を歩いていてもいろんな種類の紫陽花を見かけるようになりました。今朝のように雰囲気のあるステキな場所であることが多く、その度にiPhoneを取り出して撮っているものだから、約束に遅れそうになるわ、曲がるところを間違えて道に迷うわで、おまぬけぶりが絶えません。(もともと「天然が入ってる」とよく言われます)でもね、こんなきれいな花たちに出会うとつい^_^
もうすぐ梅雨明け、まぶしい夏がやってきますね。
<夏のイベントのご紹介>
7/29(Tue) ウィラナタ新作鑑賞会『光の風景』@Art Space RONDO 銀座
ただ1枚の絵を前に自由に語り合う『一枚の絵』を開催します。16:00-20:00、出入り自由ですので、お気軽にお越し下さい。画家の父の思い出を光の風景に描いた心に響く作品、ぜひご一緒に見てくださいね。