2015.6.24
大切なことに気づいた旅
こんにちは、坂本澄子です。
昨日は夜になって大雨になりました。傘はほとんど意味をなさず、道路のあちこちにできた川、くるぶしまでつかってじゃぶじゃぶと歩きました。もうまるで熱帯のスコールです。それがまた意外と快感だったりして(笑
さて、前回のブログで、勝屋久さんのつぶやきをご紹介しました。勝屋さんは前職時代に仕事でご一緒したときから、「いいね〜、やってみようよ」の人で、また、その後も何かと共感を感じることが。現在はプロフェッショナル・コネクターという肩書きで起業され、つながりによって人が輝くお手伝いをする!という生き方を職業にされています。
以前からきれいな色使いで絵を描いておられましたが、最近 ますます磨きがかかり、 心にすーっと入ってくるやわらかさの秘密をお聞きしたところ、 絵を描く水にこだわっているのだそう。旅行などで訪れた土地で、 大地からのエネルギーを感じると必ず湧き水を持って帰るのだそう です。そして、 その水からイメージする風景を直感的に描いた作品で、 5月には銀座の東急ハンズで陶芸家の東龍さんと共同個展もされま した。
そんな勝屋さんが先日の「春のバリ絵画展」に来てくださり、メッセージをいただきました。メルマガで以前ご紹介したものですが、この「バリアートショールーム」を開設したときの思いを知っていただきたく、この場にも掲載させていただきます。
「今日はIBM時代に御世話になった Sumiko Sakamoto さんが主宰するバリ絵画を専門に扱う『 バリアートショールーム』の展示会へいってきました。 坂本さんはIBM時代、できるビジネスパーソンのお一人。 情熱をもって活躍をされていました。 数年前にバリに行った事が転機になり、 アートで人の心を豊かにしたいと現在の事業を始めたと聞きました 。そういえば、僕も2010年に米国セドナへいった事が転機にな りましたが、頭で考えるのではなく、 その土地や人のエネルギーを五感で感じで自分と向き合ったことを 思い出しました。 坂本さんは本当に素敵なチャレンジをしているなと感じました。 なによりも坂本さんは変わっちゃった! 熱く前向きなエネルギーから自然体の心地よいエネルギーに。
坂本さん、今日はありがとうございます!心から応援いたします! LOVE!」
嬉しかったです。応援はもちろんですが、 同じように感じた人がいるということ。場所は違えど、 人智を超えた大きな存在を前に、 小さな自分を素直に受け入れることができたという貴重な経験は同 じです。
バリ島の人たちも神々に感謝し、 その恵みに日々を委ねて生きています。 夜明けと共に田圃へ出て祈り、そして農作業を始める農夫、 まわりには青々とした稲が広がり、 朝陽の中でさわさわと輝いていました。 初めてバリ島を訪れた時に見たこの光景を、 今も忘れることができません。
以前の私は、 人は生かされているという当たり前のことさえ忘れて、 自分を消耗させ、時には人を傷つけ、同じところを クルクルと回っていただけのように思います。
人間という小さな存在の本質は変わっていませんが、 少なくとも大切なことを思い出すようにはなりました。私や勝屋さんが経験したように、そんな「わすれもの」 を思い出すきっかけとなってくれるものがあります。 バリ島で描かれた絵もそのひとつであると信じて、 これからも頑張って行きたいと思います。
勝屋さんの活動については公式ブログをご覧ください。
さて、バリ絵画の蘊蓄をご紹介する「バリアートサロン」、第一回『バリ絵画に見る神話の世界』が今週日曜日に近づいてきました。
バリ島はもともと多神教。自然の中に神々が宿ると考え、先祖などの精霊を尊ぶ風習が今も多く残っています。絵画においても、モチーフとして神話の場面が取り上げられ、信仰に根ざした民衆の生活を描いた作品も多く描かれてきました。
実際に作品を鑑賞していただきながら、その背景にあるバリの人々の世界観や考え方にせまっていきたいと思います。
まだ2人分お席に余裕がありますので、ぜひお申し込みください。詳しくはこちらをどうぞ。
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