第3回「バリアートサロン」は風俗画
こんにちは、坂本澄子です。毎日暑いですね〜。
朝、日の出と共に暑さで目が覚め、起きて絵を描くというかなり健康的な生活を送っています。今描いているのはバリをテーマにしたちょっとシュールな作品。仕事から疲れて帰ってソファでうたた寝していると、背後に飾られた大きなバリの風景が夢の中に侵入。やがて現実と夢の境目がなくなる不思議な感じを描いています。完成したら、また見てくださいね。
さて、毎回異なるテーマで作品を選び、作品を鑑賞しながら題材にまつわるお話をさせていただく1時間のトークイベント「バリアートサロン」、第3回となる8月はバリ島の風俗画を取り上げます。
古来バリ島では、芸術・芸能は天界と人間界を繋ぐものとして位置付けられ、絵画ではもっぱら神話の場面が描かれていました。
1920年代になり「最後の楽園」ともてはやされたバリ島へ続々とやってきた西洋人は、絵画の技法のみならず、芸術に対するマインドの点でもバリの画家たちに大きな影響をもたらしました。その結果、制作の題材として民衆の生活そのものに目が向けられるようになり、バリ独特の世界観や文化・風習が描かれるようになったのです。
今回はバリの農村を舞台に信仰と人々の生活を描く女流作家アリミニ、明るいエネルギーあふれる色彩で祭礼の島バリを描くソキ、ロンドなどの作品を展示し、伝統的なバリの暮らしをご紹介します。
絵画に描かれた題材の意味や背景がわかると、もっともっとバリ絵画を楽しんでいただけますよ。ぜひご一緒に学んでみませんか?
第3回『見れば見るほどおもしろいバリ島の風俗画』 開催要領
日 時:8月23日(日) 11:00-12:00
場 所: バリアートショールーム 「有明ショールーム」
東京都江東区有明1丁目2−11
ゆりかもめ「有明テニスの森」駅 徒歩7分
りんかい線「国際展示場」駅 徒歩16分
都バス都05系統「かえつ有明中高前」バス停より徒歩1分
「バリアートサロン」は事前申し込み制です。定員6名に達し次第、締め切りとさせていただきますので、こちらの申込みフォームよりお早めにお申し込みくださいませ。