モノより思い出を大切にする時代へ
こんにちは、坂本澄子です。
有明ショールームは東京ビッグサイトの近くにあります。昨日は近隣のパーキングに至るまでクルマでぎっしり。何かと思えばモーターショーです。最近は自動運転技術が急速な進歩を遂げ、早くも実用化に向け実験段階なのだそう。クルマをめぐる社会のあり方そのものが大きく変わろうとしていますね。
例えば、高齢化が進む過疎の村ではクルマは生活する上での大事な移動手段。でも、遠出するわけではないので、必要な時に利用できれば十分だし、年齢とともに運転が心配という声も。そんなとき、呼ぶと自動運転車が自宅前まで来てくれて、指示する場所へ連れていってくれる。そんな夢のような未来もそう遠いことではないかも知れません。
そんな中、昨日嬉しいことがありました。
そのお客様は初めてご自宅に飾る絵を探して、昨年からネットでいろんな絵をご覧になっていました。洋画、日本画、アフリカの絵に至るまで、ありとあらゆるジャンルを。そして、目に留まったのが「バリアートショールーム」にあった一枚の絵、ラジックさんの花鳥画でした。花の迫力はもちろん、飛んでいる鳥のふくらみがとてもかわいらしくリアルに感じられたそうです。
ところが、お客様が迷っておられる間に、その絵が売れてしまったのです。それから、またいろいろな絵をご覧になったそうですが、「何度も諦めようとしたけれども、やっぱりあの絵が一番いいと思った」と、お声をかけてきてくださいました。ラジックさんにそのことをお伝えすると大変喜んでくださり、同じ構図で注文制作を受けてくださることになったというわけです。
日本ではご自宅に本物の絵を持つ人はまだそれほど多くはないですが、モノ重視の価値観から「目には見えないけど大切な何か」を重んじる風潮へと変わっていく、ひとつの表れではないかと感じています。
冒頭のクルマの話は「持つこと」の意味が変化していることの現れですが、同じように価値観の変化がアートの分野にも起こる気がしています。つまり、絵を持つことが資産価値や一種のステイタスだったのが、絵が毎日の生活に潤いを与えてくれたり、思い出を想起させてくれたり、さらには、それを大切な人と分かち合うことで喜びを感じさせてくれたりと、モノとしての価値から、所有することによって波及的にもたらされる精神的な価値へと変化していくのではないかと思っています。
初めて絵を持つ入り口としても、バリ絵画は間違いなくオススメです。500年もの伝統を持つ技術的にもしっかりした絵であると同時に、お求めやすい価格からのラインナップ。また、幅広いスタイルがあり、好みにあったものを見つけやすいところも魅力です。
そんな「初めての絵」を見つけていただきたくて、「2015 歳末感謝セール」を実施中です。サイト掲載のほとんどの作品が10-20%off。しかも、10万円以上の作品は、年内は送料無料でお届けします。
例えば、芸術・芸能の神様『サラスワティ』を描いた左の作品、通常ですと、送料込み(関東地区)で123,726円のところ、税込価格108,000円に。
また、「第6回バリアートサロン」(11月29日@有明ショールーム)では、今年アクセスの多かった人気作品を中心に、実物をご覧いただくことができます。年内の展示はこれが最後となります。
どうぞこれらの機会をお見逃しなく、本物の絵のある暮らしを始めませんか。