シンプルでミニマルな生活
こんにちは、坂本澄子です。
今朝、FBをみていたら、ウブドの朝の風景が目に飛び込んできました。バリ絵画展にも何度か足を運んでくださったO様の投稿です。青々とした田園風景は眩しいほど。初めてのバリを楽しんでおられる様子が伝わってきて嬉しくなりました。
「あの絵描き姉弟のお姉さんの絵でしたっけ、朝靄の中の農村の様子が忘れられません。夢にも出てきました」
バリ絵画展でガルーの絵をご覧いただいてから、いつかはウブドに行ってみたいと思っておられたそうです。ご相談をいただいたのは昨年末。ニュークニン村のロカパラ・ヴィラをご紹介しました。
ところが、お正月の旅行は、12月30日成田まで行ってまさかの出国NG。パスポートの残存期間が6ヶ月を切っていたため、飛行機を前にして乗れなかったのだそうです。お嬢様の誕生日のお祝いを兼ねて実現した今回の旅行。素敵な風景にたくさん会えるといいですね。
美しい写真を拝見しながら、初めてウブドに一人旅をしたときのことを思い出しました。
誰も私のことを知らない場所がとても心地よく、目の前に広がる素朴な田園風景を飽かず眺めて過ごしました。朝になると田んぼに出て働く農夫。空をゆっくりと流れて行く雲。自然の大きさにいだかれるように過ごした時間。握りしめていた色々なものを手放すことによって、本当に大切なものが見えてきたような気がしました。
翌年、私の人生は大きく変わりました。失ったものもありましたが、得られたものの方が圧倒的に大きいと思います。バリ島の絵をご紹介する仕事をしながら、私自身もご注文をいただいて絵を描く機会が増えてきました。美しいものに囲まれて、人を笑顔にする仕事をしたいとずっと思っていました。そんな自分に少しずつ近づいている今に感謝しています。
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