人生100年時代の生き方 取材いただきました
ここ10年、いろんな方の絵を見ていますが、最初に作品を見て、その後ご本人にお会いすると、あらっと思うことがよくあります。
エネルギーに満ちた筆使い、躍動感溢れる構図に、若い方の作品だとばかり思っていると、実は80代のおじいちゃんだったなんてことはしょっちゅう。年齢を重ねて、逆に益々チャーミングで愛らしいおばあちゃんもいっぱい。
私もそんなふうになりたいと、人生の後半戦の生き方をぼんやりと考えていた頃、バリ絵画に出会い、あれよあれよという間に、それまでとは全く違う道を歩き始めることになりました。
独立してこの5年間、色々ありました。何がつらかったかって、展示会を開いて、お客様に来ていただけるのを待つときの孤独な時間の長さ。この絵がいいと情熱を注ぎ込んでも、そう思うのは自分だけではないのかと、考えてしまったことも。
でも、その度にお客様との新しい出会いがあり、絵を持つことをとても喜んでくださる姿を見ると、この仕事をやっててよかったと、しみじみ思うのですよ。
そんな行きつ戻りつを何度か繰り返しているうちに、人生の後半戦は、人からどう見られるかではなく、自分自身がどう思うのかが大切なのではないかと考えるようになりました。
私のそんな生き方を、人生100年時代のコンシェルジュ「Ageless」さんのコラムで、3回シリーズでご紹介いただいています。
取材して記事を書いてくださったのは、元テレビ東京のキャスターの槇徳子さん。
メディア業界のご出身だけあって、インタビューの中で、キラリとしたものを見つける目と、それらをつなぎ合わせてストーリーを構成されるプロのお仕事を真近に見せていただきました。
私の苦労した話に柔らかな表情で耳を傾けながら、こんなふうにされてはどうですかと、ひとつひとつ親身に考えてくださったのにはとても感激しました。取材に来られて、相談に乗ってもらえるなんて、思いませんもの。笑
ご自身も10年前に独立され、広告戦略のコンサルタントとして、幅広い活動をしておられる槇さん。それでも独立された当初は「私も同じように苦労しました」と、さらり。
そんなこんなですっかり意気投合し、11月のバリアートサロンは槇さんをゲストにお迎えし、対談トークスタイルで進めていきたいと準備中です。
槇さんご自身も大のアート好き。ご自宅のリビングには所狭しといろんな作家さんの絵が飾ってあるそうです。絵を持つ楽しみから、人生後半戦の生き方まで、いろんな話が飛び出しそうです。
ぜひ、遊びに来てくださいね。トークショーのあとは作品展示をご覧いただけます。