バリアートショールーム オーナーブログ
2013.10.19

バリではこんな風に過ごしています

こんにちは、坂本澄子です。先日の絵画展で、何人かの方から「バリにはよく行くのですか?」と聞かれました。よくでもありませんが、今年は2回ほど行きましたので、今日はそのお話を。

ブログ75_ヴィラ

このテラスでブログを書いていました

バリに行く度に常宿にしているのは写真のコテージ。2週間滞在して朝食付き3万円みたいなところですが、それでも満足できるくらいに清潔で、時々ヤモリが入ってくることを除けば快適な暮らしです。一度20センチ以上もあるオオヤモリ(トッケイ)と一夜を共にしたことがありました。天井近くにはり付いたままほとんど動かないのですが、さすがにその夜は眠った気がしませんでした。翌朝、宿のご主人(テギさん)を呼んで捕獲してもらいました。目がクリクリとした愛嬌のある顔をしているわりに、捕まった瞬間は口を180度以上も開けて何やら声も上げて威嚇。獰猛ぶり(?)を発揮していました。

ブログ74_テギさん夫妻

仲のよいテギさん夫妻

ここに泊まる一番の楽しみはテギさんの奥さんが作ってくれる家庭料理がおいしいこと。大抵はご飯に何種類かのおかずを添えたナシチャンプル、ご飯をおかゆ風にすることも、それから日本でも有名なナシゴレンなどがコピ(バリコーヒー)と一緒に出されます。ニンニクの香ばしい薫りがふわっと漂い、朝から食欲をそそります。このせいかバリに行くと大抵太って帰りますw バリ島にはリタイア後、長期滞在する外国人も多いため、このクラスのコテージやヴィラがたくさんあるんですね。よく見かけるのはオーストラリア人。きっと近いからなのでしょうね。いつか私もこんな滞在の仕方をしてみたいと思います。

挿絵74初めて来た時はまだ前の仕事をしていた頃で、何もしないことが最高の贅沢とばかりに、コテージのテラスから見える風景をぼーっと眺めては過ごしていました。この時からです、空を見上げるようになったのは。雲の形がとてもおもしろく、また刻一刻とその形を変えていく雲はまるでアーティスト。雨期の天気は変わりやすく、午後過ぎから大抵スコールになります。朝は晴れていた空が見る見るうちにかき曇り、やがてざぁという音と共に雨がやってくる様は、見ていて(聞いていて)スカッとしますよ。

現在は仕入れを兼ねて行くため、現地のビジネスパートナーと画家さんを回ります。インターネットなどのインフラが整い始めたのはここ1〜2年。特にウブドはメールで用事を済ませる習慣はまだありません。アトリエを訪問して、顔を見てお話して。当たり前のことですが、こうすることによって、今どんな作品を描いているのか、どんな仕事場(アトリエ)なのか、画家の人となりが伝わってきますので、こういったコミュニケーションを大切にしています。急に訪ねても温かく迎えてもらえるので、それがバリのいい所です。

ブログ75_バリの民家

バリの民家のイメージ写真です。これは敷地内。

バリの民家は通常いくつかの棟で構成されています。男の兄弟は結婚した後も家に留まるため、家長の住む棟、家族の住む棟、台所など煮炊きをする棟、儀礼を行う場所、さらにはファミリーテンプルまで、広い敷地にずらっと建屋が並んでいることがよくあります。シュピース・スタイルの画家ウィラナタさんもご自身の家族、お母様、弟のケパキサンさんご家族と同じ敷地内に住んでおられますが、最近ひとつ棟を新築されたそうです。前にも一度ご紹介した、ご自分の絵を飾るギャラリーです。今はひっきりなしの注文をこなすのに精一杯で、中に飾る絵はまだないそうですが、確実に夢の実現に向かって一歩一歩進んでおられるところがすごいなあと思いました。そうそう、アトリエから灰皿が消えていました。禁煙が続いているようですw

 

バリではこんな風に過ごしていますへの2件のコメント

  1. 投稿者tomu

    坂本澄子さま。。。私は最近になってバリアートの素晴らしさ、美しさに気づかされたバリアート初心者です。
    友人を訪ねてバリ島を訪ねた時に空港からウブドに向かう途中の村にとても大きな絵が並んでいました。 最初のうちは車の中からしかみていなかったのですが、今年夏にウブドに行った時に美術館と数件のギャラリーを見る機会に恵まれました。

    その時でした、バリアートの奥深さに息が止まりました!こんな衝撃は今まで経験したことありませんでした。
    坂本さまの書かれたブログで初めて色々なスタイルがあることを知りました。
    もっともっと深く知りたいです。
    これからもバリアートの素敵な案内人をよろしくお願いします!

    1. 投稿者坂本澄子

      tomuさん、とても素敵なお話をありがとうございます。まさに、出会うべくして出会われたという感じですね!
      バリ絵画をもっと好きになっていたけるよう、これからも素晴らしい作品やそれにまつわるお話をお届けしていきたいと思います。
      よろしかったら是非またお便り下さいね。

コメントをどうぞ

※は必須