新春1月 ガルー個展を開催します
こんにちは、坂本澄子です。
東京・日本橋、昭和22年に建てられた木造家屋の2階にまるで隠れ家のような空間を見つけました。Gallery KAI (開)。オーナーの大津さんは以前日本橋にあった東急百貨店の美術部に勤めたアートのプロ。1999年の日本橋店閉店と同時に退職、生家であるこの日本家屋を改造し、1階をカフェ、2階でギャラリーを営んでおられます。カフェにも、同じ日本橋出身つながりからイラストレーターの水森亜土さんの作品が展示され、古きよき昭和の空気が流れています。
ご縁があり、2階のスペースを来年1月にお借りすることになりました。(この不思議なご縁についてはまた別の機会にご紹介します)この静謐な空間にふさわしい作品はやっぱりガルーさんの幻想的な風景画…ですよね。ちょうど新作2点が来週日本に届きますので、これを含めた5点を皆様に見ていただきたいと思っています。実施要領につきましては、近日中にご案内しますので、どうぞお見逃しなく!
なお、1月のプライベート絵画展もこちらで行います。日本橋交差点を一本入った便利のよい場所(東京メトロ三越前駅A6出口から徒歩2分)ですので、ぜひ併せてご利用くださいね。
さて、近年のインドネシアの経済成長には目を見張るものがあります。ガルーさんを始めバリの一流作家たちの作品価格はこの2、3年で軒並み1.5〜2倍近く上昇。古くからのガルーファンは嬉しいやら悲しいやら複雑なお気持ちだと思いますが、考えてみれば、美術館に作品所蔵される一流作家の作品が数十万で購入できる価格メリット(日本とバリの物価の違い)は依然魅力的です。でも、それも今のうち、この差は今後ますます縮まってくるでしょう。ぜひこの機会に、好きな作家の世界にひとつだけの原画をご自宅に持つ生活を始めてみてはいかがでしょうか。
王族を親戚に持つアグンファミリーはウブドでも名家中の名家。父親も高名な画家だったガルーさん、弟のウィラナタさんは、バリ絵画を代表する作家として相変わらずの売れっ子ぶりです。特に首都ジャカルタやシンガポールでは、新たな資産家層を中心に自宅を彩る作品や投資用として大きな作品に対するニーズが高まっています。新作を受け取りに行ったときも、半年前から制作していた1.5m×1.0mの作品がようやく9割方完成したところで、お次は横3mの巨大キャンバスが制作を今か今かと待っていました。
プライベートでは、家の奥の敷地に貸しヴィラを建設中で、今は基礎工事の真っ最中でした。近年ウブドでも建築ラッシュですが、ガルーさんは工事代金が溜まるのを待ちながら、ゆっくりと建てたいとのこと。バリ島では建築資材は通常施工主が準備するため、工事の進み具合を見ながら現場に資材を運び込んでいるそうです。ヴィラが完成したら、ぜひ滞在したいですね。そうすれば、制作の様子をいつでも見れますし^o^ ちなみに、ガルーさんは朝型で、午前中に集中して作品に向かっているそうです。
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※土日祝は15時までお店にいます。バリ絵画の歴史や作品説明など何でも訊いて下さいね。