桜の季節に思ふ
こんにちは、坂本澄子です。
桜の季節がやってまいりました〜。東京ではいま三分咲きくらいでしょうか。今週末が見頃となりそうですね。あなたの街ではいかがですか?
先日、あるラジオ番組でやっていたのですが、赤坂の街頭インタビュー+番組へのお便りを集計したところ、45%の人が「毎年花見をする」と答えたそうです。おもしろいのが、この花見の定義。「レジャーシートを敷く」と聞いて、なるほど!と思いました。
私もそうなんですが、桜の季節の休日、お天気がよかったら、ちょっと近くの公園までレジャーシート持参で行きますよね〜。宴会花見と気張らなくても、思い立ったらすぐに行けるくらい、近くにあるのが日本の桜。
名所と言われる場所で、人混みに揉まれながらのお花見よりも、たった一本でも、月あかりに浮かび上がる桜の風情。日本人に生まれてよかった〜と思う瞬間です。昨夜も、通りがかりに神社の前で満開に近い桜を見て、思わず急いでいた足をとめました。
一年を通じて、色とりどりの花々に囲まれるバリ島では、日本のお花見のような習慣はありませんが、花には特別な思いがあるようです。朝夕と神様に捧げ、また、道行く人を楽しませる大切なものですものね。
最近は仕事を持つ女性も増え、出来上がったチャナンを買う人もありますが、基本はやはり各家で作られるもの。お母さん、おばあちゃんが作る姿を見て育ち、学校でも作り方をちゃんと教えるそうです。
そんな神様に捧げる花を探す若い夫婦を描いた作品がこちらです。ウブドの人気女流作家ガルーさんに、彼女にとっての神様をイメージして描いてもらいました。
ライフスタイルが多様化しつつあるとは言えど、今も祭礼が生活の根幹をなし、目に見えない世界を大切にするバリの人々。ガルーさんは、花を探す黄昏時、神様がすぐそばにおられるのを感じたという自らの経験を絵にしてくれました。ちょっとしたスペースを特別な場所にしてくれそうな珠玉の小品です。詳細は画像をクリックしてご覧ください。
今日はオマケのページで、私が描いた桜の絵も公開しちゃいます。お茶でも飲みながら、ゆっくりして行ってください。
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ラジック 花の作品ページ 花といえばこの人。イタリア美術協会も認める実力
あなただけの花の絵 花束をもらったら絵で残しませんか?