バリアートショールーム オーナーブログ
2015.12.26

クリスマスに心温まるできごと

IMG_1513こんにちは、坂本澄子です。みなさまはどんなクリスマスをお過ごしでしたか? 私はン10年ぶりのホールケーキ。シャトレーゼという山梨の甲府に本社のあるケーキ屋さんのもので、私はここのモンブランが大好きなのです。和栗をふんだんに使い、見た目もレースのようにかわいらしいクリスマス・ケーキ、クリームの上品な甘さと素材の味わいがお口の中でクロスオーバー。ついつい大胆にカット….、今はただただウェストが心配です^o^;

さて、そんなクリスマスにお届けした一枚の絵を巡って、心温まるできごとがありました。

Facebookに掲載した作品写真(セール期間、毎日一点ずつご紹介しています)をご覧になり、「土の匂いを感じました」と購入してくださった世田谷区のあるお客様。実は3年前にも同じ作家(ケパキサン)の作品をお求めくださっています。お礼のメールの中でそのことに触れると、「相性なんでしょうね」と^_^

さっそく発送の準備をしながら、木の額縁に小さな節があるのに気がつきました。この額縁は自然の木から切り出されたままの木材を使用して作られています。そのため、同じ材質であっても一点ずつ模様が異なるのです。この額縁は小枝を取った跡が節になってそばかすのように点在していました。ふと不安になり、「もし気になられたら、ご遠慮なく仰ってください」と書き添えて、作品を送り出しました。

そして、12月25日、お客様からメッセージが。

1412708_952458498162392_8640563005110774924_o「到着しました。額縁、むしろいい感じですよ。写真よりも現物の方がステキです。いいクリスマスになりました」

発送した後もずっと気になっていました。ほっとすると同時に、温かいものが心の中に広がっていくのを感じました。人もそれぞれ顔形が異なるように、木にもそれぞれ個性があります。つるりとした美人もいれば、この木のように熱帯の森の中で小枝をいっぱい伸ばしたわんぱくものも。自然の姿を受け入れ、「いい感じ」と言ってくださったお客様に感謝し、そんな味のある額縁に包まれた作品を愛おしく思いました。

絵はベッドのそばに飾られるそう。「目覚めの瞬間、この空気感で清々しい一日のはじまり」と楽しみにされていました。さっそく今日もステキな一日になりそうですね。

「2015歳末感謝セール」、いよいよ後3日となりました。ほぼ全作品が10-20%off。気になっていた作品がもしまだありましたら、あなたに買っていただくのを待っているのかも知れません。ぜひお手元にいかがですか。年内のお届け、まだ間に合いますよ〜!

おすすめ作品をこちらのページでまとめてご覧になれます。

 

2015.6.3

バリ絵画のある暮し⑬ 10年の歳月を超えた出会い

こんにちは、坂本澄子です。

早くも6月。梅雨を飛び越えて、一気に真夏日ですが、道端に咲く紫陽花を見ると、心地よい風がこころの中を通り抜けていきます。

さて、先日の「春のバリ絵画展」で作品を購入くださったお客様からさっそくお写真が届きました〜。

送ってくださったのは東京都板橋区のY様、最終日にご夫婦でお越しくださいました。おふたり並んで絵を見ておられる後ろ姿がとても暖かい感じで、まさに「バリアートショールーム」のウェブサイトのトップ画像のよう^_^

ところが、最初に目を惹いた作品は残念ながら売約済み。

「せっかくお越しいただいたのに、すみませんでした…」という言葉に送られてお帰りになりました。

数日後、ご主人様から連絡が。

家内が横長の赤のシンメトリーの絵が気になってるみたいで、ちょっとサイズを教えてもらえませんか」

ビビッドな赤が個性的なGAMAの熱帯睡蓮画です。お聞きすると、以前、バリ島を旅行された際にご覧になった赤地のバティックの壁掛けにシンクロしたのだそう。

ブログ210_バリ絵画のある暮しY「もう10年以上も前のことです。その時は迷っているうちに売れてしまい、連れて帰れなかったので、今回こそと購入しました。プルプル(曙の真紅の光)の中の蓮の姿が素敵です」と奥様。

写真の通り、飾り棚の横幅にもピッタリ。お玄関が明るくなったと、喜んでいただきました。

一点一点バリ島で選んで来た作品が、こんなふうにいつも一番ふさわしい場所へと嫁いで行くのを見るのはとても嬉しく、そして不思議なご縁を感じます。

バリ絵画のある暮し、Y様の毎日がますます素敵なものになりますように!

<関連ページ>

バリ花鳥画のページ・・・人気の花鳥画がお求め安い価格帯で

GAMA作品ページ・・・完売しました。ご注文制作を承っています 

 

2015.3.18

バリ絵画のあるオフィス② 絵にもご縁があるんです

こんにちは、坂本澄子です。

今日も嬉しいお話です。『カエルの親方』がついに嫁ぎました。深い緑が特徴的なプンゴセカンの巨匠LABAの動物画です。同じ時期に仕入れた他の作品が次々と売れていく中、このカエル君は少しユニークな存在に映ったのでしょうか、長く「バリアートショールーム」に留まってくれました。

実はこの作品、初めてLABA氏のアトリエを訪ねたときに一目惚れして、小さめのサイズで描いてもらったものなのです。以来、展示会のたびに「きゃー、カエルが入れ墨してる〜」と、若い女性のお客様の人気者^o^

 

ぴしっと整列したトラック。気持ちがいいですね。

ぴしっと整列したトラック。気持ちがいいですね。

さて、この絵を購入してくださったのは、神奈川県伊勢原市に本社がある、届晋運輸(かいしんうんゆ)の社長古葉千雄様(写真)です。トラック5台からスタートし、20周年を迎えられた今では、200台のトラックとドライバーさんを抱える規模に成長されました。それでも、創業当時は、ドライバーさんを採用しても、翌日来てくれるのは5人中、3、4人…。といったご苦労も経験され、自らハンドルを握る傍ら、ドライバーさんたちが無事で帰って来てくれるようにと祈るような気持ちだったそうです。その思いは今も変わりません。

そんな願いを「帰る=カエル」とかけて、蛙の絵を探し始めたのはもう随分前だそうですが、なかなかこれという出会いがなかったとのこと。そんな中、たまたま古葉様とお会いする機会があり、創業当時のことを伺っていたところ、そんなお話になり、「カエルならいい絵がありますよ!」となったわけです。「日本にはないタイプの絵ですね」と気に入っていただきました。

2月28日のバリ絵画のある暮し⑫で、B様がいみじくも仰った「来るべき場所に来てくれた絵」がここにもありました。人と人に出会いがあるように、人と絵にもご縁があるのですね。そう考えて、お客様からのお便りや投稿写真を改めて拝見すると、たとえ時間がかかっても、どの絵も最もふさわしい場所への嫁いでいったのだと思えて嬉しくなります。

そんなあなただけの1枚を見つけにいらっしゃいませんか? 春のバリ絵画展、5月18日(月)〜23日(土)まで、バリ絵画の様々なジャンルから選んだ50点が一堂にご覧になれますよ。

<関連ページ>

春のバリ絵画展 … 5月18日(月)〜23日(土)@東京・京橋

お客様からのお便り … バリ絵画のある暮しはこんな感じです

バリ絵画のある暮し⑫ – 来るべき場所に来てくれた絵

LABA 作家と作品のページ … バリ版鳥獣戯画、深い緑に癒されます

 

2015.2.28

バリ絵画のある暮し⑫ 来るべき場所に来てくれた絵

こんにちは、坂本澄子です。

毎日のふとした瞬間に、春がもうすぐそこまで来ていることを感じますね。今日は、ご自宅を新築され、ご主人、お母様と新しい生活を始められた埼玉県のB様からいただいたお便りをご紹介します^_^ B様はこれまで何度かご主人さまと展示会に来ていただき、新築中のおうちに合う絵を探しておられました。

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「バリアートショールーム」の坂本さんの紹介で、バリの絵に興味を持ちました。人間、動物、植物・・・「バリアートショールーム」の絵には、どれも息吹を感じます。

ブログ201_埼玉県B邸家を建て替え中に、我が家の雰囲気に合いそうな熱帯の植物を描いた絵が目にとまりました。夫婦共に一瞬で気に入り、購入を決意。玄関の黄色い壁にぴったりで、ドアを開けるといつでも朝のすがすがしさを感じています。

実は、最初に一目惚れしたのは、生命力と愛嬌にあふれた豹の絵でした。その絵は迷っている間に売れてしまったのですが、「バリアートショールーム」のブログで紹介された写真を見て、「やはり行くべきところに行ったのだ」と感じました。この『朝の儀式』も来るべき場所に来てくれたと思います。

今日も凛として私たちを見送り、出迎えてくれています。

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素敵なご自宅ですね〜。やさしいパステル調でまとめられたインテリアに、装飾的なGAMAさんの絵がしっとりと溶けこんでいます。春の訪れとともに、ますます多くの幸せが訪れますように!

<関連ページ>

GAMA作品ページ アールヌーボーを思わせる装飾的な作品

 
 
2014.11.29

男子禁制。バリ絵画のあるサロン

こんにちは、坂本澄子です。

ブログ181_目黒川桜で有名な目黒川が今すごいことになってます。「青の洞窟」と言うんだそう。青の電飾に彩られて、500mに及ぶ幻想的な光景が続いています。

早くも冬の新名所になっているようで、中目黒駅からは人の波。ようやく目的地にたどり着きました。

GAMAの熱帯睡蓮『昼下がりの午睡』をお求めになったプライベートサロン”Matilda”様にお邪魔したときのことです。

ブログ181_マチルダオーナー兼エステティシャンの平さんはまだお若いステキな女性。4年前に独立し、目黒川沿いの小さなお部屋で女性専用のサロンを経営されています。オーガニック化粧品を使用したフェイシャルには、「毛穴黒ずみ除去」「透明美白」「徹底小顔リフトアップ」など、ぜ〜んぶ試したくなるようなメニューがずらり。「究極のアンチエージング・フェイシャル」に身を乗り出しそうになりつつも、その日はリフレクソロジーをお願いしました。

ブログ181_フットバス一瞬「ほんもの?!」と思うようなプルメリアの造花が浮かぶフットバスで足をあたためた後、季節によってブレンドを変えるというこだわりのオイルを使って足裏の反射区をくまなく刺激していきます。イタ気持ちい〜い60分はあっという間に終わり(通常は30分コース)、身体はポカポカ、スッキリ^_^

 

ところで、今回購入いただいた絵はお客様からのプレゼントなんだそうです。

ブログ181_ぞうさん自分でも描くほどに絵が好きという平さん。ご自分で創作したアートがさりげなく飾られ、センスのよい店内には、手作り感満載のおもてなしの心があちらにもこちらにも表現されています。

「でも、やっぱり本物の絵がほしい」

そんな気持ちが伝わったのかも知れませんね。

 「とても緻密に描かれていて、プロの画家の描いた絵ってすごいなあと思いました」

ブログ181_熱帯睡蓮拡大よく見ると、細い線で葉脈のひとつひとつまで丁寧に描かれていますものね。それらが全体として、しなやかでエキゾチックな睡蓮像を構成しています。サロンに来られるお客様はハイセンスな方ばかり。そんなお客様の審美眼にもしっかりお応えできそうです。

バリ絵画のあるサロン。ますますステキなお店になりますように。

 

<関連ページ>

プライベートサロン Matilda   中目黒駅から徒歩4分、目黒川沿いの隠れ家サロン

気軽に飾れるバリアート 歳末感謝セール実施中 残りあとわずか

GAMA 熱帯睡蓮図

 

 

2014.10.25

バリ絵画のあるオフィス この意外性がお客様の心を

こんにちは、坂本澄子です。

寒くなってきましたね。私はさっそく鼻風邪をひいちゃいました。くれぐれもお身体に気をつけてくださいね。

さて、今日はバリ絵画のある「オフィス」のご紹介です。

投稿くださったのは、銀座にほど近い東京・京橋に9月末に新オフィスを開設された薬袋(みない)税理士事務所さま、相続・遺言専門の税理士さんです。

代表税理士の薬袋様は20年ほど前に新婚旅行でバリ島を訪れて以来、いつか事務所を南国リゾートのサロン風にしたいと、ずっと構想をあたためておられたそう。

「税理士事務所って、初めて訪れる方には少し硬く、地味で敷居が高いイメージでしょ」

確かに、そう言われてみると…。

「第一印象はとても大事なので、このイメージを打破する意外性と、どこか懐かしいバリ風の落ち着いた空間を作ることで、お客様が心を開いてくださるんじゃないかと思いました」

なるほど! さっそくご案内いただきました。

応接室こちらがお客様から相談を受ける応接室。

壁紙をバリのリゾートホテルをイメージした温かみのある材質を使い、逆に机・椅子は黒・シルバーといったシャープなモノトーンでまとめています。

この部屋に選ばれたのが、WIRANATAの「一日の始まり」。朝のひんやりとした空気が伝わってきそうな寒色系の色使いと、無垢の天然木を使った額縁の組合せが、両者を橋渡しする役割を果たし、空間全体に美しい調和を生み出しています。

「ウィラナタさんの重厚な作品がぐっと雰囲気を引き締めてくれて、非常にマッチしていますね」と、薬袋様も満足されたご様子です。

オフィスお次は、スタッフの方々がお仕事されるバックオフィス。この壁面は先程の応接室のウィラナタの絵が飾られたちょうど真裏にあたります。

「観葉植物のように潤いを与えてくれる緑がほしかったんです」

う〜ん、こちらもいい感じです。和気あいあいと仕事をされるスタッフの皆さんの輪の中に、LABAさんの描いたヒョウくんもしっかり仲間入りしてますね。

エントランス最後はエントランスです。こちらではRAJIGさんが描いた2羽の野鳥がお客様をお出迎えしています。

「手で触れられそうなほど、野鳥がすぐそこにいる感じがします」

 

初めて事務所を訪ねたお客様はこの空間に一歩足を踏み入れた瞬間から、あたたかいおもてなしの心を感じられることでしょう。薬袋様はお客様との対話をとても大切にされる方。今回、バリ絵画を通じて初めて知り合った私もそう感じました。 

税に関するちょっと重たい問題を抱えた方々の心を軽くするステキな空間(サロン)。千客万来をお祈りします!

 

<関連ページ>

薬袋税理士事務所オフィシャルサイト

バリ絵画のあるお部屋 ・・・お客様からのお便り、投稿写真をご紹介しています

 

2014.9.17

バリ絵画のある暮し⑪ 新生活を彩る鳥たち

こんにちは、坂本澄子です。

空高く、秋を感じる季節になりました。秋のバリ絵画展『豊穣の大地』、いよいよ明日から始まります。麻布十番のパレットギャラリーでの展示会、これで4回目となりました。こちらの会場では、バリ島の美術館に選ばれた作家たち6人の作品を展示します。『気軽に飾れるバリアート』展では引き続き23日までお求めやすい価格帯の作品を展示しておりますので、是非ハシゴして下さいませ^o^

さて、今日はお客様からのお便りのご紹介です。3月の一周年記念展示会にご友人と一緒に来場され、そのご友人からご結婚のお祝いにとエベンさんの花鳥画をプレゼントされた東京都葛飾区のN様です。その後、5月に結婚式を挙げられ、お幸せな毎日を送っておられます。

attachment00『リビングのオフホワイトの壁に葉の深いグリーンが馴染んで、とても素敵でした。大きさもリビングに飾るのにちょうどよいサイズ(80cm×110cm)で豪華な感じです。実は、絵を飾る前、バリの絵は原色のイメージで、落ち着いた雰囲気が好きな主人は、自分たちには合わないのではないかと思っていたらしいのです。でも、この絵は森の静寂が伝わるような色使いで、画家の方のセンスの良さを感じたそうです。とても気に入って、満足しています。私たちの結婚祝いに素敵な絵をプレゼントしてくださった友人に、この絵を出会うきっかけを作ってくださった坂本さんに心から感謝しています。ありがとうございました』

N様、素敵なお便りをありがとうございます。優しいご主人とのほんわかした様子が伝わり、おふたりの新生活にバリから持ってきた絵が彩りを添えていると思うととても嬉しく思いました。明日からの秋の絵画展でも、どうか素敵な出会いがありますように!

エベンさんの花鳥画は残り1点のみとなりました。この『サンタンカと野鳥』も落ち着いた色合いで森の静寂さを感じます。23日まで豊洲で展示していますので、ぜひご覧になってください。

<関連ページ>
バリ絵画のある暮し(お客様からの投稿)一覧
秋のバリ絵画展『豊穣の大地』@麻布十番 開催要領
『気軽に飾れるバリアート』展@豊洲 開催要領
2014.9.6

『2つのバリ島』作家自身が語るこの絵の見どころ

こんにちは、坂本澄子です。

tomuさんのご自宅に2点並べられた『2つのバリ島』

tomuさんのご自宅に2点並べられた『2つのバリ島』

前回のブログで、「tomuさんのロンボク島旅日記」をご紹介しました。そのtomuさんが「バリアートショールーム」に注文制作を依頼して下さったのが『2つのバリ島』です。写真をご覧の通り、対をなす作品で、左が昨年11月に制作された『バリ島』。島をかたどった上にバリの文化・風習がぎっしりと詰まったエネルギー溢れる作品、バリ好きにはもうたまりませ〜ん。そして、右が「神々の島」としてのバリを描いてほしいとご要望いただいて7月に完成した新作です。

実は、画家のソキさんもそのような絵は描いたことがなかったそうで、最初はやや戸惑い気味。しかし、ご注文主の意図を知ると「やってみましょう」と意欲を見せて下さいました。祈って構図のイメージが与えられてからはスムーズに進んだというこの作品、作家自身にその見どころを語ってもらいました。

ひとつひとつ指差しながら、説明してくれたソキさん

ひとつひとつ指差しながら熱っぽく説明するソキさん

『バリ島2 〜 誕生、生活、死 〜』

バリ島には実に多くの祭礼があり、古来人々は人生の様々な局面で八百万(やおろず)の神々に守られていると信じています。そんな人生のハイライトが、聖峰アグン山を背景にヤングアーティスト派に特徴的なシンメトリーな構図で描かれています。それぞれの祭礼にはちゃんと意味があるんだよと熱く語っていただきました!

人の一生と神々の関わり

スクリーンショット 2014-09-04 22.09.52スクリーンショット 2014-09-04 22.10.34スクリーンショット 2014-09-04 22.10.51

この様子は『バリ島の一流アーティストたち』の動画シリーズ第3弾として、近々公開予定ですのでお楽しみに〜。

ZY005さて、もう一方の『バリ島』はソキさんの人気の定番作品です。そこで、バリアートショールームからのご提案、ここに思い出の場所を入れて、あなただけの『バリ島』を制作してみませんか。1カ所カスタマイズする形で同じ金額でお受けします。

ブログ164_ゴア・ガジャ遺跡私ならウブド郊外にある古代遺跡ゴア・ガジャを描いてもらいたいなぁと、先日写真を送って、その部分のサンプルを描いてもらいました。こんな感じで絵の中に入れることができます。ちょっと『ウォーリーを探せ』な気分^o^

ちなみに右が私、左の男性はガイドのイッポンさんです(^o^;

これらの作品はtomuさんのご厚意で、9月18日(木)〜21日(日)に行われる秋のバリ絵画展『豊穣の大地』に特別展示されます。ご希望がございましたらご注文制作もお受けしますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

<関連ページ> これらの2作品が制作される様子をご紹介しています。

『バリ島』ご注文制作の実況中継

『バリ島2』 作家×注文者が創り上げた一枚の絵

 

2014.7.19

作家×注文者が創り上げた「一枚の絵」(前編)

こんにちは、坂本澄子です。

SOKI-80x100-b

前作の『BALI ISLAND』。80x100cmの壮大なスケールで
祭礼の島バリを描いてもらいました。

またひとつ、新たな感動が生まれました。以前ブログで注文制作の様子をご紹介したソキ(I KETUT SOKI)『BALI ISLAND』、覚えておいででしょうか。展示会にも特別に展示し、多くの方に見ていただきました。

同じお客様から「まだ具体的なイメージではないんですけどね…」と次の制作のご相談を受けたのは4月頃のこと。

「人生の祭礼を一生のつながりとして表現しながら、常に近くで見守る神々をソキさんが描くとどうなるのかな〜、なんて思っています」

「・・・?!」

最初は正直こんな感じでした。そして、お電話とメールとでやりとりを重ね、お客様がイメージされていることがおぼろげながらわかってきました。誕生→成長→成人→結婚→出産→死と続く人の一生とそれぞれの節目で行われる祭礼、そして、それらを見守る八百万(やおろず)の神々。前回の作品がバリ島各地の文化・風習を描いたものだったのに対し、人の一生と神々の役割いう視点で描くもうひとつのバリ島。それがお客様のご要望でした。

ソキさんの大きく力強い手。この手が絵筆を持ち作品が生み出されます

ソキさんの大きく力強い手。
この手が絵筆を持ち作品が生み出されます

しかし…、これをソキさんに何と説明したらよいものやら…。ちなみに、ソキさんは英語は簡単な挨拶程度しかできませんし、かたや私はインドネシア語、バリ語はこれからという状態(^o^; そこで協力してくださったのが、現地パートナーの木村さんとテギさんでした。テギさんは私がウブドでいつも泊まる宿のご主人、以前日本の着物の絵付けの仕事をされていたことがあり、日本語はお上手。しかも、奥様はソキさんの姪という関係なのです。おふたりがお客様のイメージを的確に理解して下さったおかげで、ソキさんからは「初めての試みですが、是非取り組んでみたいと思います」と意欲的なお返事をもらうことができました。

Soki 25-5-2014

下絵の途中。木村さんが何度もアトリエに足を運んでくださり、お客様の意図を再度お伝えして修正をお願いしたことも。

この後も大事な局面が続きました。ソキさんは構想にかなりの時間をかけておられましたが、なかなかこれといったイメージが浮かばない様子。 最初の一ヶ月はスケッチを繰り返す、いわば生みの苦しみでした。

この時のことを後から伺うと、ソキさんは笑って「神様にお祈りを捧げました。すると間もなく、頭の中に構図のイメージを授けられ、タイトルが決まったのです。それからは、下絵の制作から彩色までスムーズに進めることができましたよ」

ソキさんのつけたタイトルは『 LAHIR, HIDUP, MEMINGGAL (誕生、生活、死 ) 』でした。 (次号に続く)

<関連ページ>

SOKI 作家&作品紹介ページ バリ島の主要美術館が作品所蔵する画家の素顔に迫ります

ご注文制作の流れ お客様のイメージをこんな風に作品にしていきます

ヤングアーティスト・スタイル オランダ人画家アリー・スミットから受けた影響とは

 

2014.5.10

バリアートのある暮し⑩ バリ舞踊を通じて繋がった縁

こんにちは、坂本澄子です。

国立市S様投稿写真3月の1周年記念展示会、大雨の中来てくださったNさんから写真が届きました。

東京郊外にご主人とお住まいのNさんはバリ舞踊を始めて10年。現地の先生から直接指導を受けるために毎年バリに渡っては、技術や表現力を磨いておられます。最近は舞台に立つことも多く、私がNさんに初めてお会いしたのも、渋谷のバリカフェ「モンキーフォレスト」でのライブ講演でした。

ブラウンを基調にシックにまとめられたリビングからも、バリに特別な思いを寄せておられることが伝わってきます。バティックがタペストリー風に飾られた壁面にANTARAさんの木炭デッサン画がしっくりと馴染んでいますね。

最初は花鳥画にも惹かれておられましたが、画家のANTARAさんがバリ舞踊を題材に子供たちを描いているのを見て、ご自身のバリに対する思いに繋がる何かを感じられたようです。

そこでバリ舞踊について色々と教えていただきました^_^

「バリ舞踊は毎日どこかしらの寺院で行われているオダランに神様をお招きして喜ばせるものなんですよ」とNさん。

アンタラ作品オダランというのは各家にあるファミリーテンプルもあわせるとバリ島の人口に匹敵すると言われるほどの数にのぼるお寺の創立記念祭、バリ暦にそって210日に一度行われています奉納舞踊は観光客向けのプログラムとは異なり、お寺の境内で舞う神聖なもの。

「今でこそ誰でも踊れるようになりましたが、昔は選ばれた人しか踊れないものでした。たくさんの子どもが集められ、そのなかから選ばれた子どもが寺院に預けられて踊りを習ったという、いわば巫女的なものだったそうなんです」

アンタラ作品2ー なるほど、それでNさんはANTARAさんの作品集をあんなに熱心に見ておられたのですね。

「舞踏用の衣装はほとんどが寺院やサンガル(踊りや楽器のグループ)やバンジャール(村組織)の所有物です。 有名な踊り手さんの場合は自分の衣装を持っていたりしますけど。 なかでもグルンガン(冠)には神様が宿ると言われ、寺院に保管されて門外不出のものごあったり、使う前にお坊さんにきちんとスンバヤン(ご祈祷)してもらったり、絶対に腰よりも低いところに置かないなど大切に取り扱われているんですよ」

ー バリの人々にとって舞踊は特別なものなんですね。

アンタラ作品3「本当に奥が深くて、やればやるほど自分がまだほんの入口にしか立っていないと痛感します」

ー なんだか、またバリに行きたくなりました。日本でバリ舞踊が見れる機会ってあるんでしょうか。

「8/2(土),3(日)に東京・阿佐ヶ谷の神明宮という神社で、阿佐ヶ谷バリ舞踊祭という大きなイベントがあります。 関東のバリ舞踊家が100名くらい出演する大きなイベントで、ガムランの生演奏もすごい迫力です!」

舞踊だけでなく、絵画、音楽、彫刻、織物、金銀細工など、バリの芸能・芸術は降臨された神様をもてなすことから始まりました。バリ絵画に向き合うとき、愛や平安な心、厳かな静けさといったものを感じるのは今でもその源流が受け継がれているからかも知れませんね。

<関連サイト>

ANTARA作品ページ ページの下の過去作品のコーナーにかわいらしい子供たちがいますよ

阿佐ヶ谷バリ舞踊際 昨年の写真がたくさん掲載されています

 

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