バリアートショールーム オーナーブログ
2019.3.31

ガルーさんの秘蔵作品

昨年に続き、今年も夏にジャカルタで開催される展示会の準備に大忙しのガルーさん。

大作を3点出品されるとのことで、毎日その制作にかかりきり。

これは当分日本でご紹介できる新作は望めないなあと思っていたら、にっこり微笑んで奥から持ってきてくださった作品が!

 

しかも、40x60cmの飾りやすいサイズです。

この作品を見た時、数年前にバリアートショールームで扱わせていただいた、夕焼けの小品を思い出しました。

棚田の水面に映る夕映えの空の美しいこと。

3本の高い椰子の木が、奥へと続く風景をより神秘的に見せています。

 

『夕映え』GALUH 油彩画 40x60cm   ¥450,000(税込)

 

こちらの作品、皆様からご希望があれば仕入れますので、ぜひこちらからリクエストしてください。

額縁は変更可能です。

 

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2019.3.24

『水辺のココカン』制作エピソード

こんにちは、坂本澄子です。

桜の季節がやってきました。

日本中にある何百万本というソメイヨシノは、ただ一本の原木から接木で増されたもので、全く同じ遺伝子を持っているそうです。

そのため、同じ場所に植えられた桜は一斉に花を咲かせるのだとか。

最近では早咲きの桜も増えてきて、2月からいろんな桜を楽しませてもらっています。

 

さて、今日はラジッグさんの新作『水辺のココカン』を、制作エピソードを交えて、じっくりとご紹介させていただきたいと思います。

 

きっかけは、ラジッグさんのアトリエで見たこちらの作品でした。

 

ココカン(シラサギ)の足元の水面を見てください。

横幅1.2mの大作の迫力もさることながら、一目見て惹かれたのは、

水の揺らぎが作り出す水紋のおもしろさです。

見ていると、なんだか吸い込まれてしまいそうです。

ココカンはバリ島ではおなじみの鳥ですが、たまたまこれまで扱ったことがなかったので、これは是非!と思ったわけです。

小さめで飾りやすいサイズにして、

ココカンはつがい、花は蓮

とラジッグさんにお願いしました。

数日後には下絵を送っていただき、制作は順調に進んでいきました。

ところが、8割完成というところで、ちょっとした問題が起こったのです。

元の作品はモノトーンに近いグレイシュな色使いで描かれており、そこから来る静謐さが魅力でもあったのですが、小さくすると少し寂しく感じられたのです。

できるだけラジッグさんの画風は尊重しつつ、もう少しだけ色味をプラスできないかと相談してみました。

すると、こちらの意をくんで下さり、蓮のピンクと水の青さを調節していただくことができました。

その結果、絵に華やかさが加わり、とても素敵な仕上がりになりました。

先日、完成品が日本に届き、現物を目にしてその思いはさらに強くなりました。

 

それでは、「水辺のココカン」、その詳細を拡大画像でじっくりとご覧ください。

サイズは50x40cm。

蓮のピンクと水の青さがとてもきれいです。

 

中心部の花は明るく、端にいくほど深みのある色合いになっています。

 

葉陰を背景に、ココカンの羽根の白さが際立ちます。

 

水のグラデーションは竹筆を使って、淡くぼかした絵の具を幾度も塗り重ねて、描き出されています。

集中力と根気を必要とする丹念な手仕事です。

 

水辺の草のシャープな輪郭線にも竹筆が使われています。

 

図案化された雲が絵の雰囲気によくあっています。

 

モダンなボックスフレームに額装していますので、リビングや寝室、玄関など、様々な場所に飾っていただけると思います。

 

ご注文はこちらからどうぞ

ラジッグさんの作品ページも是非ご覧になってください。

 

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2019.3.17

幻想的な満月の夜

こんにちは、坂本澄子です。

桜の開花がカウントダウンに入ってきましたが、

春の暖かさと思えば、冬の寒さに逆戻りの繰り返し。

冬物のコートがなかなか片付けられませんね。

 

今日は幻想的な風景画が持ち味の、ワルディタ(WARDITA)さんの新作をご紹介します。

’76年バリ島パヤンガン村生まれ。

まだ40過ぎの比較的若い画家さんですが、技術的な腕前はもちろん、心を映し出すような表現に長け、いつまでも見ていたくなる作品です。

シュピース・スタイルの画家として、自然と共存するバリ島の暮らしを描き続けています。

では、早速ご紹介します!

 

満月の夜に寺院の境内の大きなガジュマルの下に村人たちが集まり、奉納舞踊が行われているところです。

水に映る月光が幻想的な静寂さを感じさせ、青白い光と松明の温かみのある光の対比が、おもしろい効果を出していると思います。

『満月の夜』WARDITA 油彩画 70x90cm  350,000円

鹿やうさぎ、猿たちなど野生の動物たちも静かに見守っている姿が、何とも微笑ましいですね。

 

そしてもう一点、こちらはアトリエで現在制作中の作品です。

『棚田の風景』WARDITA 油彩画 51x86cm  価格未定

水田に映る空の光の移り変わりがとても美しく、

朝靄のかかる遠景へと視線が運ばれていくように感じました。

制作途中ですが、素晴らしい作品になると予感させます。

 

詳しくはお気軽にこちらからお問い合わせください。

お待ちしています!

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2019.2.16

ヤングアーティストスタイルの新星

こんにちは、坂本澄子です。

 

今日はヤングアーティストスタイルの画家、SUJAさんをご紹介します。

今まで気がつかなかったことが正直悔やまれます。

それくらい、すごい画家、いい作品です。

さっそくまいりましょう。

 

1点目は、『チャロナラン』を題材にしたバリ島らしい作品です。

神社の境内でチャロナラン劇を行う近景から、遥か遠くのアグン山まで、視界が爽やかに広がっていきます。

アグン山の麓にはカルデラ湖があり、湖面を航行する船も。

『チャロナラン』SUJA  85x65cm  ¥180,000

デザイン的なシンメトリーな構図とポップな色使いが、ヤングアーティストスタイルの特徴ですが、SUJAさんの作品の魅力は、風景画としても十分楽しめるところ。

そして、人物の表情がひとりひとり丁寧に描きわけられているため、人々の活気が伝わってくるとともに、品のよさも感じます。

バロンとランダの金の装飾やふわふわした毛の質感にも、画家の力量がしっかりと表れています。

 

2点目は、『羽衣伝説』の物語を題材にした作品です。

ある日、水浴びをしていた7人の天女たち。その様子を隠れ見ていた男に、体に纏う布を隠されてしまい、天に帰れなくなった末娘の天女。仕方なく天女はその男の妻になり…

『天女の羽衣』SUJA  75x50cm  ¥180,000

バリ絵画ではよく取り上げられるモチーフ。

バリ島できっとご覧になったことがあるでしょう。

しかし、SUJAさんの絵は一味も二味も違いました。

深い熱帯の森にいるような風景の臨場感。

そして、水の描写が素晴らしいと思いました。

木々の緑を映し込んだ色使いと天女の肌が見えるような透明感。

画家がきっと最もこだわった箇所ではないでしょうか。

 

3作目まいりましょう。

アグン山を背景に、プサキ寺院を臨む壮大な作品です。

低くココカン(白鷺)が舞い、さまざまなお祭りの場面が俯瞰するように描かれています。

『祭礼の島』SUJA  125x85cm  ¥300,000

SUJAさん、サインがまた素敵なんです。

絵の一部としてサインを描くセンスはさすがです。

作品の中、探してみてくださいね。

お問い合わせはこちらから、お気軽にどうぞ!

 

さて、先週ご紹介したソキさんの『バリ島』、その後の写真を送っていただきました。

『バリ島』制作中 SOKI 90x125cm

先週はまだざっくりとした彩色の段階でしたが、左下の島の部分から、徐々に細かな描きこみが進行中しています。

3月半ば過ぎには完成した姿をお目にかけられると思います。

どうぞお楽しみに!

 

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2019.2.10

アトリエ訪問④ ソキ

こんにちは、坂本澄子です。

バリ島のアトリエ訪問、いよいよ最終回となりました。

トリはやはりこの方、ソキさんです。

バリ絵画に新風を吹き込む鮮やかな作風で、「ヤングアーティスト」と呼ばれる、新進アーティストの第一人者として一世を風靡したのが’60年。

以来ずっとバリ絵画の第一線を走り続け、日本にも多くのファンが。73歳になられる現在も、絵に対する情熱は健在です。

 

さっそくアトリエを見せていただくと、完成した作品に混じって、『バリ島』の下絵を発見!

バリアートショールームでも、制作のご依頼が多い作品です。

今回の滞在では、かなりの数のギャラリーを見て回りましたが、どこに行ってもソキさんの絵がありました。

でも、この『バリ島』だけは、ついぞ目にすることはなく、いわば幻の人気作品。

そんなこともあり、思わず、「もう売約済みですか?」と身を乗り出すと、ラッキーなことにまだフリーとのこと。

もう少し進んだらお声かけてくださいと、お願いしておきました。

そして、1ヶ月。

大作のため、まだ五合目あたりですが、お早めにご紹介したくて、写真を送っていただきました。

『バリ島』SOKI 90x125cm(製作中)

90x125cmの大迫力サイズです。

これなら、ぎっしりとつまったバリ島のエネルギーを毎日たっぷり浴びれますね。

これから細かい描きこみを行い、完成は3月中旬の予定です。

『バリ島』の過去作品はこちらをどうぞ

 

そして、もう一点。

『バリ島』と同じく、青い海を描いた作品が完成しました。

『祭礼の島』SOKI 60x120cm

こちらは祭礼の様子と海を水平分割した、ソキ作品では珍しい構図です。

1:2の横長サイズは、ソファの上などにすっきり飾れて、お部屋を華やかにしてくれますよ。

 

価格等の詳細につきましては、こちらからお気軽にお問い合わせください。

 

<関連ページ>

ソキ作品ページ 

ご紹介ムービー

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2019.2.3

アトリエ訪問③ ウィラナタ-後編

こんにちは、坂本澄子です。

今日はバリ島アトリエ訪問記、ウィラナタの後編をお届けします。

 

その小さめの絵は、ウィラナタさんの描くいつもの作風とは違っていました。

新しい題材、技法に挑戦するとき、小さめの習作からスタートすると話してくれたことを、まさに実践中というわけです。

昨年は10点の絵を描いたそうです。

大きな作品が多く、しかも緻密な描き方を思うと、その集中力には驚くばかり。

でも、それよりすごいと思ったのは、よくこれだけ新しい絵のイメージが次々と湧いてくることです。

「そのインスピーレーションは、一体どこから?」

「風景を見て回ることと、あともうひとつは、インターネットで西洋の風景画を見ること」

それを聞いて、ようやくいつもと違うと感じた理由がわかりました。

光と人物の関係がいつもと逆になっていたのです。

西洋絵画は人物に光を当てて描かれることが多いのに対して、ウィラナタさんの作品の多くは逆光で描かれています。

すると、カメラを向けた時と同じで、人物は暗くなり、周囲を包む風景へと、見る人の意識は広がります。

それが幻想的とも言える独特の雰囲気を作り出し、作品の魅力ともなってきたのですが、ウィラナタさんはそれで満足することなく、新しいことにチャレンジされていたわけです。

現在の洗練された作品は、このような人知れぬ努力の積み重ねがあったからこそだったのですね。

 

もう一点、描き始めたばかりの作品がありました。

そのときは、まだざっくりとした明暗と配色程度だったのですが、それが先日ほぼ完成し、写真を見せてもらいました。

『光の中のペネノン』WIRANATA 油彩画 60x100cm

 

ペネノン(Penenon)とは、ウィラナタさんの村に伝わる、伝統的な陶磁器を作る場所のことで、日本の窯とは違い、このように屋外にあるのが一般的だとか。

このように特徴的な形をしており、飲み物や硬貨を入れて使われるそうです。

陶磁器を焼く女性、天日干しされた壺を確認する男性、沐浴する女性…

光の中で滲んで見えるような、あの逆光の世界です。

残念ながら、この作品は注文を受けて描いたものだそうで、みなさまにご提供することはできませんが、ウィラナタさんの作品に関心を持たれた方には、過去作品の小冊子を差し上げています。(残数わずか)

今回の訪問で、ウィラナタさんの絵に向き合う真摯な姿を目にし、ますます応援したいと思うようになりました。

 

<関連ページ>

ウィラナタ作品小冊子『光の風景Ⅱ』プレゼント

ウィラナタ特集ページ

作品ページ

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2019.1.26

アトリエ訪問③ ウィラナタ-前編

こんにちは、坂本澄子です。

寒いですね〜。

インフルエンザが猛威をふるっています。

どうかくれぐれも、うがい、手洗いをお忘れなく。

 

さて、今日もバリ島のアトリエ訪問をお届けします。

第3回は予定を変更してウィラナタさんの近況をお伝えします。

バリの民家の特徴で、ウィラナタさんのご自宅も広い敷地に、いくつもの建物が点在しています。

門を入って行くと、8匹のワンちゃんが「ワン ワン ワン」とお出迎え。

ウィラナタさんは相変わらずカッコよく、ちょっとドキドキしながら、アトリエへ。

 

実は、伺ったのには大きな目的がありました。

作品小冊子『光の風景』をご覧になったお客様から、この絵を描いてほしいとご相談を受けたのです。

それがこちら、嵐を題材にした作品です。

『避けどころなく』WIRANATA 150x80cm

「荒れ狂う嵐の中、無力で小さな人間の存在。

椰子の木からビュンビュンという風の音が聴こえてきそうなほど。

現実が過酷であるほど、遠くの空のかすかな明るさ、その光を映し出す水田が美しさが、希望を感じさせてくれる気がします」

お客様はこの絵を気に入られた理由を、そう話してくださいました。

東京にお住まいということもあり、ショールームにもお越しいただき、何度もお会いしていますが、

「ただ美しいだけでなく、その時々の気持ちに寄り添ってくれる絵を持ちたい」

と、確かな審美眼をお持ちです。

「お客様の思いをしっかりとお伝えせねば」

パワポで説明資料まで用意していました。

汗をかきかき説明する私に静かに耳を傾けながら、

ウィラナタさんは作品アルバム(なつかしのフエルアルバム)を取り出し、

「嵐の絵はこれまで4点描いていて、これは3点目なんだ」

習作として小さめの絵を仕上げて、それから大きな作品にチャレンジしていったそうです。

「椰子の木は大地に根をしっかりと張り、強風にあおられても、倒れない強さを持っているんだよ」

と教えてくださいました。

お客様の思いは何とか伝わったようでした。

ほっとしている私に、1枚の絵を持ってこられました。

(次回に続きます)

 

<関連ページ>

ウィラナタ特集ページ

作品ページ

 

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2019.1.19

アトリエ訪問② ラジック

こんにちは、坂本澄子です。

今日もバリのアトリエ訪問記をお届けします。

今週はラジックさん。

正確なデッサンと美しい構図で、熱帯の植物と鳥たちを描いた作品で、「バリアートショールーム」でも人気の画家です。

ラジックさんの最近のトピックスは、バリ絵画の技法を次の世代に「伝える」こと。

バリ絵画の伝統的な技法である、墨で陰影をつけた上に色を重ね、竹筆で描くシャープな輪郭線とぼかしのテクニック。

ラジックさんの素晴らしい作品も、これらの高い技術力がベースにあります。

 


バリ絵画は中世ヨーロッパのマイスター制度に似たところがあり、親方(多くは父親だったり叔父さん)から息子や甥に口伝され、受け継がれてきました。

ラジックさんもバリの若い画家さんたちはもちろんのこと、求められれば、外国人アーティストにも、惜しみなくその技法を伝授しています。

昨年、あるお客様から「ラジックさんに絵を習いたい」とお問合せをいただき、ご紹介して8月に1週間弟子入りされたのですが、「とても熱心に教えていただきました」と、喜んでおられました。

日本に帰国されてからも、メールでのやりとりが続いているそうで、私も嬉しいです。

 

そんなラジックさん、ご自身の制作活動にも意欲的に取り組んでおられますよ!

アトリエ兼ギャラリーに飾られた作品を見せていただきました。

その中にとりわけ目を引いた一枚の絵がありました。

バリ島の田んぼでよく見かける白鷺が、水辺に茂る植物や花を背景に描かれ、足元には水紋が装飾的に広がる作品です。

ただ、サイズをお聞きしたら横幅120cmと、かなり大きめでした。

同じモチーフで、日本のお部屋にも飾りやすいサイズでお願いしてみようと思っていますので、どうぞお楽しみに!

そうそう!ラジックさんの絵に触発されて(笑)、私もこんな絵を描いてみました。

 

<関連ページ>

ラジック作品ページ

バリ絵画の描き方

 

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2019.1.14

今年もよろしくお願い致します

12月下旬からバリ島に行っていました。

210日サイクルで1年が巡るバリ島では年末年始もごく普通の日。

そのおかげで、気兼ねなく画家さんたちのアトリエを回ることができました。

出発前にスマトラ島沖の海底地震による津波のニュースが飛び込んできて、

バリ島は大丈夫だろうかと心配していましたが、東北と九州くらいの距離があり、

みなさん、変わりなく、制作に励んでおられましたよ。

と言うわけで、2019年最初のブログは、画家さんたちの近況をお知らせします!

 

まずはガルーさんから。

昨年夏に国内の著名アーティストたちが首都ジャカルタに集結し、1作家1展示室の企画展が開催されました。

ガルーさんは1年がかりで、40x60cmの小さめの絵10点を仕上げて展示に臨み、作品は完売。

今年も8月に夏までに大作3、4点を仕上げて、再びジャカルタでの企画展に参加するそうです。

とても忙しそうですが、しなやかでタフなのは相変わらず。

「大きい絵の方が好きだわ。絵の風景の中に自分がいるように感じながら描けるもの」

と、チャーミングな笑顔で話してくれました。

しばらくは日本でガルーさんの新作は難しいかもしれませんが、「大作の合間に何か描いたら連絡してくださいね!」とお願いしておきました。

そうそう、ご自宅の敷地内に建設中だったヴィラがついに完成したみたいですよ。

次回はラジックさんとソキさんの近況をお知らせします。

 

 

 

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2018.9.17

和服姿で展示会へ〜第103回二科展

こんにちは、坂本澄子です。

朝晩、涼しくなってまいりました。

猛暑からようやく解放され、ほっと一息。いかがお過ごしでしょうか。

 

今日は私事ですが、

いつか和服姿で、展示会でお客様をお迎えしたい

長年思い描いていた夢が、ついに叶いました。

以前、このブログでご紹介した岐阜県のお客様、児島様は着付けの先生。

ご相談したら、二つ返事で東京まで着てくださり、

とても素敵に着つけをしてくださいました。

ご一緒に、第103回二科展の会場(六本木・国立新美術館)へ行き、記念撮影。

スラリとした和服美人が児島満里子先生です。

 

『水の惑星〜未来へ向かうサカナたち』二科展@国立新美術館

 

実は、展示作『水の惑星〜未来へ向かうサカナたち』は、今年春に児島様のご自宅に納品させていただいた、『月明かりの夜』の、ある意味、進化形なのです。

『月明かりの夜』では、古代より月を愛でる人々の想いを、月に恋して夜空へ舞い上がる、蓮の花に託して描きました。

今度の作品では、蓮をモチーフに残しつつ、未来に豊かさを追い求める、私たち人間の姿を、木星に向かう魚にたとえています。

そんなこともあって、この絵を児島様に会場で見ていただくことができ、私にとっては二重の喜びとなりました。

 

「この絵で一番苦労されたところは?」

児島様は、私が以前月の光に苦労して、何度も描き直したことを思い出されたのか、そう尋ねられました。

「蓮とビルの群れの向こうに広がる、深遠な宇宙を表現したかったのです」

手前の蓮や東京タワーで見る人の視線が止まることなく、最後は彼方へと続く宇宙へと抜けていってほしくて、何度も描き直しました。

 

ところで、以前浴衣を着たときには、帰宅して着替えたら、ほっとしたのですが(汗)、

着付けがお上手だと、着ていて楽というだけでなく、こうも自分の気持ちが前向きに変わるものかと正直驚きました。

いつまでも着ていたくなるような感じを、愉しませていただきました。

昭和初期のアンティーク着物。

繊細な絹のすべすべした手触りに、ふと、この着物を着ていた女性は、どんな人だったのだろうという想いが湧きました。

色々と想像を巡らせるうちに、次の絵の構想が生まれてきました。

 

坂本澄子 作品ページ

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