ただいま制作中! ウィラナタ70cmx100cmの大作
こんにちは、坂本澄子です。
「バリアートショールーム」1周年記念展示会にご来場ありがとうございました。人気の花鳥画を中心に一部の作品につきましては感謝セールを継続しています。対象作品はこちらをご覧下さいね。
東京では桜がちょうど見頃を迎えています。ケンのお散歩は毎朝学校の回りを一周するので、薄紅色の花景色にやさしい気持ちになります。
バリ島では一昨日(3月31日)はニュピ(バリ暦での新年)でした。ニュピについては以前ブログでもご紹介しましたが、島全体を清める儀式が数日前から始まり、当日は誰もが家で静かに祈る静寂の一日となります。ウブドはこの夜空が澄み渡り、星がとても綺麗だったそうです。
それぞれの国にそれぞれの美しさがありますね。
さて、今日はドイツ人画家シュピースの影響を強く受け、幻想的な熱帯風景画で世界中に熱烈なコレクターを持つWiranata(ウィラナタ)さんの近況のご紹介です!
インドほど厳密ではありませんが、ヒンドゥ教徒が90%以上を占めるバリ島にもカースト制度が残っています。Wiranata、お姉さんのGaluh(ガルー)、弟さんのKepakisan(ケパキサン)たちAgung Familyはカーストの最上位レイヤー(王族,僧侶)に属し、中でもWiranataさんはファミリーの長男として一族の祭事に関する責任をずっしりと負っています。
バリ島では通常男性は結婚しても生家に留まります。そのため、敷地の中にそれぞれの家族が住む棟が立ち並び、東側に人間に関する儀礼を執り行う棟(Bale Dangin)が、そしてアグン山側の角には祭礼を行う家寺(Sanggah)が建っているのが、バリ民家の一般的な構造です。Wiranataさん一家も弟のKepakisanさん一家と同じ敷地内に住み、アトリエも共用です。
Wiranataさんのお宅ではこの家寺の100年ぶりの改修工事が行われました。一族全員が集まるのも100年ぶりとのことで、総出(きっとすごい人数)で儀式、奉納を執り行なったそう。写真を見ても気合いのほどが伝わってきますね。
そんな中、昨年10月にお願いした70cmx100cmの新作は、ジャカルタ、シンガポールのギャラリーからも注文が相次ぐところようやく着手してもらい、構図が出来上がったところです。
先日の展示会でも、「朝のひんやりとした空気が伝わってきますね」と言われた方がおられましたが、本当にそうなんです。姉のGaluhさんが水田の水面に写る空を描くことでやわらかな光を表現しているのに対して、Wiranataさんの作品は光と影のコントラストから来る強さを感じます。
この新作、これからどんなふうに仕上がっていくのか楽しみですね。
Wiranataさん、Galuhさんの作品は首都ジャカルタでもここ数年価格が上昇傾向にあり、新作はもちろん、絵画オークションなどの二次流通でも安定した価格で取引されています。インドネシアの経済成長を反映してか、物価が5分の1以下の現地にあっても高価な作品がどんどん売れています。
「バリアートショールーム」ではこれからも現地並みの価格で作品をご提供していきます。
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美術館に所蔵されている作家の絵が買えるんです
一周年記念展示会が始まりました。絵画展の度に足を運んで下さるお客様も少しずつ増えてきました。本当にありがとうございます。
そんなあるお客様から伺ったお話です。
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実は、子供たちが大きくなって少し気持ちにゆとりもできてきましてね。マンションをリフォームしたのを機会に家具も一式買い替えたんですよ。休日にはひとりでふらっと美術館に行くこともあり、絵には興味がありました。
でもふと気づくと、うちの壁にはカレンダーと美術館で買ったポスターくらいしか飾られてないんですよ。せっかくリフォームして家具にもこだわっているのに、これでいいんだっけって思ったんですが、画廊に絵を買いに行くなんて敷居が高いし、そこまではお金はかけられませんよ。
そんなある日、たまたまネットでバリ絵画を見たんです。私はバリに行ったことはないのですが、こんないい絵がこの値段で買えるのかと正直驚き、展示会に出向いて寝室に飾る小さな絵を買いました。バリの風物がぎっしりと描き込まれた細密画で見るたびに新たな発見があり、プロの画家が描いたほんものの絵を持つ楽しみとはこういうものかと思いました。
ボーナスをもらったとき、展示会で見て気になっていたガルーさんの小品を買いました。美術館に作品が所蔵されている画家の絵がうちにある、そう思うと毎日帰るのがちょっと嬉しくなります。玄関に飾っているので、誰かが来ると必ず絵の話になります。本当は蘊蓄を語りたいところですが、ぐっとこらえつつ内心は嬉しくてしかたない今日この頃です。
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バリ絵画はバリ好きだけのものではなく、毎日を心豊かに暮らしたい方であれば、どなたにも喜んでもらえるんだと思ったからです。
明日30日まで表参道で「バリアートショールーム」1周年記念展示即売会をやっています。ご来場が難しい方のために、30、31日の2日間は感謝価格でウェブからもご購入いただけるようにします。今夜零時に公開しますので、こちらを見て下さいね。
今、あなたのお部屋の壁には何がかけられていますか。ほんものの絵のある暮し、始めてみませんか!
バリ島の美術館に作品所蔵される作家の絵が揃う「バリアートショールーム」です!
世界にただひとつの絵を持つ楽しみ
こんにちは、坂本澄子です。
昨日、5日間にわたる麻布十番でのバリ絵画展『神々の宿る島』を終了しました。特に3連休はお天気にも恵まれ、近くにお住まいの方、買い物に来られた方にお立ち寄りいただきました。「バリ絵画をこんなにまとめて見れるなんて」と喜ばれる方も多く、急な開催でしたが、やってよかったです^_^
そこで、何人かのお客様から訊かれました。
「なぜバリ絵画なの?」
3つの理由があります。
まず、質の高さ。16世紀以来長年に渡って培われたバリの伝統絵画が西洋絵画とクロスオーバーしさらに磨きが。これほど腕のよい画家が集まっている地域は世界中探してもそう多くはないでしょう。 【バリ絵画の歴史】
次に、様々なスタイル。持つ人の好みや飾る場所によって、幅広い様式から選べるのもバリ絵画の魅力です。花鳥画、風景画、細密画、モダン画…、これが同じバリ絵画かと思うほど印象が異なるんです。 【主要スタイル】
そして最後は価格。バリは日本に比べて物価が安いため、島内の主要美術館で所蔵される一流アーティストの作品が手の届く価格で購入できるというわけです。
「絵は美術館で鑑賞するもの」と思い込んでませんか?
画家の肉筆による作品は描き手の想いやエネルギーに溢れていて、観る人に様々な感情を呼び起こしてくれます。むしろ毎日近くに置いて楽しむものだと思うんです。そんな世界にひとつしかない原画を持つって何だかカッコいい^o^ それができるのがバリ絵画なんです。
「バリアートショールーム」では、ガルー、ウィラナタ、ソキ、アリミニなど、プリ・ルキサン美術館、ネカ美術館、アルマ美術館といったバリ島の主要美術館が所蔵する作家の作品を扱っています。
このクラスの作家になるとアジア市場での作品価格も安定しています。
下表は’11〜’13年のガルー、ウィラナタ姉弟のインドネシアでの作品実勢価格。彼らの作品を今日本で購入できるのは「バリアートショールーム」だけ、40x60cmの新作を50万円で販売させてもらってます。現地価格とほとんど変わりません。日本に比べると物価が5分の1以下の国で、この価格の作品がどんどん売れているのです。おふたりとも注文は待ち行列。ウィラナタさんにお願いしている新作はもう5ヶ月以上も待ってます。6月には何とかと言ってもらってますが^^; 資産価値という点でもご安心いただけるのではないかと思います。
いよいよ、「バリアートショールーム」1周年記念展示即売会が今週末に近づいてきました。2日間限定の記念価格(バリ直送品を除く全作品を10-30%off)、会場にクーポンをお忘れなくお持ち下さいね。開催概要とクーポンの入手方法はこちらです。
また、地方にお住まいのバリ絵画ファンに朗報です。
3月30日(日) 00:00〜24:00、「バリアートショールーム」のサイトにて全作品(バリ直送品を除く)を記念価格で販売します。価格はinformationで30日00:00に発表。24時間限りですので、どうぞお見逃しなく!
バリ絵画展『神々の宿る島』@パレットギャラリー麻布十番 初日!
こんにちは、坂本澄子です。「バリアートショールーム」が麻布十番に帰ってきました。
バリ絵画展『神々の宿る島』初日、ちょっと風は冷たいけどもうすっかり春の日差しのお彼岸です。坂の上のお寺にお墓参りをした帰りというご夫婦、麻布十番にショッピングに来られたお友達どうしなど、12時のオープンと同時に次々とご来場いただきました。
通りに面したショーウィンドウに飾ったGALUHさんの新作「椰子の実の収穫」と「花を探して」。さすが、やっぱり通りがかりの人の目を引いています。あけぼのと黄昏それぞれの異なる光のやわらかさを繊細なタッチで描いた作品を覗き込むように見て行かれる方がたくさんおられましたよ。
次に目につくのが花鳥画。中でもEBENさんの作品は今回も人気です。「玄関に飾ってるベルギーのタペストリーがもう2年になるので、そろそろ別のものを探してたところ」とお近くにお住まいという年配の男性。はい、花鳥画はこれからの季節にぴったり。お玄関に入ったときの雰囲気が随分変わりますよ。横長サイズは飾りやすくおすすめです。
正面に飾られたSOKIさんの「BALI ISLAND」はショーウィンドウからも見え、「これ、いいね」とじっくり見て行かれる方がたくさんおられました。友人がプレゼントしてくれたバリの写真集を側に置いていると、作品に描かれたものと写真とを見比べられる方も。「描かれているものがわかって見ると面白さが深まりますね」と言っていただけると、もう嬉しい〜^o^
TIRTAさんの蓮の絵『ある夏の日の思い出』をじっと見つめて「きれいね」と一言。年配のご夫人です。「毎夏、上野公園の不忍池が蓮でいっぱいになるでしょ。あ、私の撮った写真見てくれる」と携帯の写真を見せていただきました。弟さんを亡くされたばかりだそうで、「塞いでしまってたんだけど、素敵な絵を見せてもらって少し気持ちが明るくなったわ」と話し込んで行かれました。元気をもらったり、時には慰められたり、絵には人の心に働きかける力がありますね。
ちょっぴり照れくさかったのが、作品のタイトルに関心を持っていただいたこと。実は、バリの画家さんはタイトルに頓着しない人も多いので、その作品に込めた思いをお聴きしながら、日本語と英語のタイトル両方を私の方で考えているのです。短いタイトルの中に画家の意図をどのように表現しようかと悩むのは楽しい作業ですが、ちゃんと見て下さる方がいることに感激しました。
洗練された麻布の地にあって、どこか下町の薫りがする。麻布十番という街の持つ魅力に今回も魅了されています。
このバリ絵画展、25日(火)まで麻布十番のパレットギャラリーでやっています。開催概要はこちらを見てくださいね。
(※29日、30日に表参道で開催予定の1周年記念展示即売会とは異なりますので、お間違いなく)
ケンのお散歩日記『地上25cmから見た風景 〜 春が来た!』
こんにちは、坂本澄子です。
ケンの毎朝のお散歩コースの桜が咲きました。しかも、この数日の陽気で一気に満開。春がきた!と思ったら、パレットギャラリーのオーナーから久し振りの電話。昨年の春、夏とバリ絵画展を行った麻布十番のあのギャラリーです。秋以降は予約がいっぱいで、このところご無沙汰気味だったのですが、「急にキャンセルが入ったので、この3連休に展示をやりませんか」とのこと。こんなとき思い出してもらえるのって嬉しいですね。
バリ絵画展『神々の宿る島』3月21日(祝)〜25日(火)@パレットギャラリーを開催。
昨秋以降の新作を中心に、バリ絵画の各スタイルを代表する作品20点を厳選して展示します。音楽で言うとまさにベストアルバム!
SOKIさんの話題の作品『バリ島』も展示します。絵の前に座って、じっくりご覧下さいね。見れば見るほど新しい発見がありますから。3連休は私も会場にいますので、描かれたモチーフのご説明などもさせていただきますよ^o^
春・春・春です。
冬の間、ソファの上で丸くなってたケン(注:ケンはイヌです、ネコではありません)は「散歩に行くよ〜」と言っても、「えー、行くんですかぁ?」でした。
写真の通り、地顔からしてケンカ売ってる風なので、散歩中のワンコを見ると、「遊ぼー」って駆け寄ってみるものの、「わんわんわんわん(怒)」とほぼ100%の確率で吠えられ…(^o^;
そこで、彼も考えたみたいです。
最近は他のワンコを遠目に見つけてもわざと気づかないフリをしてるんです。道端の草を嗅いだりしながら、相手が至近距離に近づくタイミングをじっと待ち、向こうが気づくと、おもむろに「おや、いらっしゃったんですか」みたいに振り返り、お互いに花を突き合わせてクンクンクン。
お、ケン、やるじゃん!
でもね、内心は嬉しくて嬉しくてしょーがないので、急に興奮&炸裂状態に。当然、相手はギョっとして「わー、ビックリするじゃないか。わんわんわんわん(怒)」…結局いつものパターン…(^o^;
でも、春は嬉しい。
いつもはぼーっと通り過ぎてしまう散歩コースですが、ケンが立ち止まるのにあわせて、地面を見下ろすと、そこかしこにつぼみがほころんでいます。思わず腰を落として、ケンの目線で見てみました。冷たい風にさらされながらもじっと耐えていた小さな固いつぼみたち。今、それがひとつまたひとつと開いていきます。
あなたに素敵な春が訪れますように^_^
「バリアートショールーム」も御陰さまで1歳。まだ小さな歩みですが、新しい春に向かい、次なる一歩を踏み出したいと思います。感謝の気持ちを込めて、「1周年記念展示即売会」開催します。サイト掲載の全作品40点を実際にご覧いただけます。詳しくはこちらをご覧くださいね!
<関連ページ>
バリ絵画展『神々の宿る島』@麻布十番 ・・・バリ絵画の各スタイルから厳選20点を展示(3月21日〜25日)
バリアートショールーム1周年記念展示即売会@表参道・・・3月29、30日
バリの音色
こんにちは、坂本澄子です。
バリに行ったことがある人なら一度はガムランの演奏を耳にしたことがあるでしょう。バリの伝統楽器による楽団で、鉄琴のような形をした青銅鍵盤打楽器をベースに、ゴン(ドラ)、チェンチェン(小さなシンバルを重ねた楽器)ルバブ(胡弓のような弦楽器)、スリン(竹製の縦笛)などから編成されるバリのオーケストラです。ガムランの語源ガムルは「叩く」という意味。
青銅打楽器の多くは同じ楽器が2つで一組になっており、わずかに調律をずらして作られています。そのため、同時に叩くと、微妙な音の違いから深みが出て、夢の中のような何とも不思議な音色になるんです。
では、ジェゴグはご存知ですか?
太ーい竹の節をくりぬいて使って作られた木琴ならぬ竹琴ですが、ガムランの穏やかな音色とは異なり、竹筒の中を空気が振動しお腹にずどーんと来る重低音。相手の音に惑わされて乱れたら負け、2つの楽団が競うように演奏する一幕はまさに音の格闘技です。
このジェゴグ、バリ島の西部にある海辺の村ヌガラが故郷。何時間もかけてわざわざ本場の音色を聴きに行ってブログを書いたというピュア☆ラ☆バリさん運営の「ぶらりっ バリ雑貨の旅」に詳しく紹介されています。ピュア☆ラ☆バリさんは現地在住の日本人スタッフが運営するバリ雑貨のオンラインショップ、私の好きなお店のひとつです。ブログ記事は写真もたくさんあり、バリの最新情報が臨場感たっぷりに味わえますよ。
お客様からご紹介いただいて展示会用にお香やガムランのCDなど購入したのがきっかけ。オンラインショップなのにとてもあったかいんです。この記事を書かれたスタッフの奈々さんとは時々メールをやりとりさせてもらってます。もう何年もウブドに住んでいるという奈々さん。私がバリに行く度に感じる懐かしさや日本人が失ったものがバリには残ってるという印象は実際のところどうなのかと、ちょっとドキドキしながら聞いてみました。
「そうですね、バリ島、特にウブドなどに滞在している外国人、リピーターの旅行者さんはみんな同じ気持ちを持っていると思いますよ。心の片隅に、それぞれの”何か”を持っているように感じます」
みんなそれぞれの心の中にバリのコアな精神性につながる何かを持っている。それがバリに惹かれる理由なのでしょうね。
ちなみに、ピュア☆ラ☆バリさんではインドネシアに古来から伝わるジャムウ(ハーブ)が充実しています。宮廷に仕える女官たちが自らの身体を磨くために発達したものとか。男女関係なく使えるものもあるんですよ。奈々さんから勧めてもらったものがボカシオイル。奈々さんも日本から色々と薬を持って行ったそうですが、結局使わずに済んでるくらい、これ1本持っていれば怖いものなしと太鼓判^o^
3月29、30日の展示会ではまたガムランのCDとお香が活躍してくれることでしょう。バリ絵画とガムランの音色、ぜひ一緒に楽しみに来てくださいね。
<関連ページ>
自然によって覚醒するのは女性?!
こんにちは、坂本澄子です。
先週、『日経小説大賞』の授賞式を見せていただく機会がありました。今年の大賞作品は『スコールの夜』というキャリア女性が主人公の作品です。ちょうど今本屋さんに平積みされているので、ご覧になった方もあるのでは。
東大法学部卒でメガバンクに初の女性総合職として入社、42歳で女性として初めて本店管理職に登用。暴力団や総会屋に利益供与を行ってきた子会社の解体といういわゆる汚れ仕事で女性の力が試されるという設定です。半沢直樹の女版といった感じ。
作者の芦崎笙さんは’83年に大蔵省(現財務省)に入省され、現在大臣官房参事官というお立場。銀行の方と一緒にお仕事されることも多いのでしょうね。仕事の現場の描写がリアリティに溢れているというのも選定理由のひとつだったようです。お忙しい時間をぬってよくこれだけの作品を書かれたなあとビックリすることしきり。
授賞式に続いて、芦沢さんと選考委員(辻原登、高樹のぶ子、伊集院静:敬称略)の座談会。男女の違いについての話題でひとしきり盛り上がりました。
面白かったのが、男性の作者が女性の主人公をどこまでリアルに描けるかという議論。物語の最後の方に、組織の壁に阻まれ主人公環の心が折れそうになる場面があります。そのとき、激しい雨に打たれて、環は「もう一度頑張ろう」と覚醒するのですが、高樹のぶ子さん曰く、「女性は男性に比べてプリミティブな存在。こんなふうに自然の力に打ち据えられて何かに目覚めるのは女性ならでは」。作者の女性観察眼を絶賛されてました。ちなみに、男性は社会的な生き物なので、責任感とか人間関係によって動かされるとか。
本当にそうなのかはぜひ男性の皆様のご意見をお訊きしたいところですが、女性については「確かにそうかも」と思いました。私自身がそうだったので(^o^;
私は25年以上に渡り、組織の価値観の中で生きてきましたが、ウブドを初めて訪れた時、自然と共存することにより豊かさを手に入れてきたバリの人々を見て、魂を揺さぶられるように感じたのです。自然の圧倒的な大きさの前でちっぽけな自分を全身で感じた、まさにそんな感じです。(初めてバリを訪れた時の心の変化は「手記」に書かせていただいています)「会社員を辞めて、バリ絵画を伝える仕事を始めよう」、無謀とも言える決断(実際たくさんの方に心配していただきました^^;)は、実は女性的思考ゆえだったのかと、妙に納得してしまいました。そう言えば、女性の方がよくぽんと思い切ったことをしますしね。
ただ、最近は男の中の男、あるいはとても女性らしい女というのがだんだんと減ってきて、その真ん中に位置する両性部類的な人が増えてきているように思います。せっかくこの世に男と女という違う性があるのだから、男らしい人、女らしい人が多い方が楽しいと思うのですけどね。
バリに行ったことでそれまでの自分とは違う価値観に出会った私ですが、今もその思いは変わっていません。「バリアートショールーム1周年記念 展示即売会」、全作品(約40点)の一挙公開します。絵画を通じてバリの精神性の一端に触れていただければ幸いです。お待ちしています!
日経小説大賞 受賞作品『スコールの夜』についてはこちらをどうぞ
バリのパレット
こんにちは、坂本澄子です。寒いですね。まだ雪もたくさん残ってます。でも、この寒さにもじっと耐えて芽吹きの時をまっている樹々を見ると、遠くない春の訪れを感じて、何だか力が湧いてきます^_^
このブログでも何度かご紹介させていただきましたが、私も少し絵を描きます。昨年、Facebookに『バリのパレット』というタイトルで作品を掲載していました。バリの鮮やかな色たちに感動して、1枚ずつ描きためたものです。あるお客様からあの作品も展示したらとのお声をいただきました。ちょっと照れくさいですが、3月の展示会に『バリのパレット』のコーナーを設けたいと思います。
Facebookの投稿をご覧にならなかった方もおられると思いますので、今日は新作を含めてご紹介します。少しでも寒さが和らいで、心の中をバリの風が吹き抜けていってくれることを願いつつ^_^
バリっていいですね〜^o^
3月29(土)、30日(日)@表参道、1周年記念展示会へのご来場お待ちしています!
バリ絵画展『五感を満たす食卓③』@バリカフェ・モンキーフォレストは開催を見合わせることになりました。楽しみにして下さった方、本当にごめんなさい。3月の展示会の準備に全力投球します。
<関連ページ>
バリアートショールーム1周年記念 展示即売会 ・・・誕生日を一緒にお祝いして下さいませ!
「バリのパレット」・・・ほかにもこんな作品があります。
バリ絵画アクセスランキング発表
寒いですね。関東地方はまた大雪です。い〜ぬはよろこび庭かけまわり…のはずなのですが、なぜかうちのケン(フレンチブルドッグ♂2歳)はネコ科イヌ目のようで、ご覧の通り手と足全部を胴体の下に入れてまぁるくなってます。ま、飼い主に似るともいいますから(^o^;
バリアートショールームは御陰さまでもうすぐ1周年を迎えます。ブログの1回目を書かせていただいたのが3月1日。その日を誕生日としています。バリ絵画を通じてウブドのあの雰囲気をお伝えしたくて頑張っています。共感して下さる方がひとりまたひとりと増えていくことを本当に光栄に思っています。
そして、何よりも嬉しいのは作品をじっくり見ていただけること。「バリからこの絵を持ってきてよかった^o^」と思う瞬間です。3月29日(土), 30日(日)@表参道の「バリアートショールーム一周年記念展示会」では、サイト掲載の全作品(*)が見れます。お目当ての作品をチェックしてお越し下さいね。詳細はまもなく発表します。 いつもサイトを見て下さっている方へ1周年を感謝して2日間限定の特別割引クーポン(10-30%Off)も出しますよ〜。※バリ直送品は除きます
ということで、今日はこの3ヶ月の人気作品TOP10をご紹介します。アクセス数+閲覧時間で見ています。単にアクセス数が多いだけでなく、じっくり見ていただいているかどうかにこだわりました。画像をクリックすると作品の詳細情報がご覧になれます。
実は、同じ条件で比較ができないのでランキングには載せていないのですが、ブログの中でご紹介したソキさんの注文制作『バリ島』のアクセス数が断トツの1位でした。バリ島の形に描き込むというアイデアと明るい色彩、そして何と言ってもバリの風物詩がいっぱいで見飽きない楽しさ、これらが見る人を惹き付けているのだと思います。
そこで、3月の展示会にこの作品をお借りして展示することになりました。ぜひこの作品を生でご覧になって下さい。こんなお願いを快くオッケーして下さったtomuさん、本当にありがとうございます! 注文制作の経緯についてはこちらのブログ記事をあわせてご覧下さい。
それから、閲覧時間が最も長かった作品がこれ、『LOVE, LOVE Ⅱ』(LABA)の6.38分です。この作品はランキング4位の『LOVE, LOVE』 (文鳥)と対で描いてもらったものですが、サイト掲載後、まもなくご購入が決まりました。お客様からの投稿写真はこちらです。今でもこうして見て下さる方があることは大変嬉しいです。よろしければ注文制作も承りますよ〜^o^ バリ島からの個別送料と管理費(制作の進行を確認します)で、元の作品価格+1万円程度で承ります。
庶民の台所 バリの市場
こんにちは、坂本澄子です。
今週金曜日はバレンタインデーですね。年々開始が早くなり、一ヶ月前にはもう店頭にチョコがずらり。まだまだ先と思っているうちに、うっかり忘れそうになってました^^; 男性の皆さまはちょっとドキドキ…でしょうか。最近は男女関係なく、なかよしの友達どうしで手作りチョコを交換したりと、贈る範囲も広がってるみたいです。
バリ島のバレンタインもこんな感じで、誰から誰に贈ってもよく、女の子から男の子への告白タイムではないそう。少し前までバレンタインデーの習慣はなかったそうですが、若い女の子たちを中心にいつのまにやらチョコを贈るように。うーん、チョコレート会社の陰謀?!
バリ島でスーパーに行くとチョコの品揃えが多いのには驚かされます。多くはヨーロッパのブランドのもの。安く買えるので、チョコに目がない私は色々買い込んで、バリコーヒーのお茶うけ?にいただいてます。そういえば、バレンタインにどれを買おうかと目を輝かせているのも大抵女の子ですね^o^
今日は庶民の台所、バリ島の市場をご紹介します。
ちょっとした買い物は近所のワルン(雑貨屋さん)でもできますが、本格的な買い出しと言えば、庶民の台所、市場です! バリ島の朝は早く、まだ夜が明け切らぬうちから地元のお母さんたちが。市場の中には露店がひしめくように並び、まるで迷路のよう。通路には神様への供物のチャナンが置かれ、お香が漂っています。野菜、果物、花、穀物、洋服、日用品…、毎日の生活に必要なものは何でもあり、生きたニワトリが足をくくられて売られていたのにはビックリ。活気に満ち溢れています。 お土産物を売る店は夕方まで開いていますが、こんなローカルな雰囲気を味わいたいなら、朝がおすすめ。
バリの素朴で活気ある風物を描いた絵画作品も是非ご覧になって下さいね。
バリ絵画にはいろんなスタイルがあります。まずはこちらからどうぞ。