バリアートショールーム オーナーブログ
2016.3.30

桜の季節に思ふ

こんにちは、坂本澄子です。

桜の季節がやってまいりました〜。東京ではいま三分咲きくらいでしょうか。今週末が見頃となりそうですね。あなたの街ではいかがですか?

先日、あるラジオ番組でやっていたのですが、赤坂の街頭インタビュー+番組へのお便りを集計したところ、45%の人が「毎年花見をする」と答えたそうです。おもしろいのが、この花見の定義。「レジャーシートを敷く」と聞いて、なるほど!と思いました。

IMG_7315私もそうなんですが、桜の季節の休日、お天気がよかったら、ちょっと近くの公園までレジャーシート持参で行きますよね〜。宴会花見と気張らなくても、思い立ったらすぐに行けるくらい、近くにあるのが日本の桜。

名所と言われる場所で、人混みに揉まれながらのお花見よりも、たった一本でも、月あかりに浮かび上がる桜の風情。日本人に生まれてよかった〜と思う瞬間です。昨夜も、通りがかりに神社の前で満開に近い桜を見て、思わず急いでいた足をとめました。

 

一年を通じて、色とりどりの花々に囲まれるバリ島では、日本のお花見のような習慣はありませんが、花には特別な思いがあるようです。朝夕と神様に捧げ、また、道行く人を楽しませる大切なものですものね。

最近は仕事を持つ女性も増え、出来上がったチャナンを買う人もありますが、基本はやはり各家で作られるもの。お母さん、おばあちゃんが作る姿を見て育ち、学校でも作り方をちゃんと教えるそうです。

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『花を探して』 GALUH 23x31cm 180,000円

そんな神様に捧げる花を探す若い夫婦を描いた作品がこちらです。ウブドの人気女流作家ガルーさんに、彼女にとっての神様をイメージして描いてもらいました。

ライフスタイルが多様化しつつあるとは言えど、今も祭礼が生活の根幹をなし、目に見えない世界を大切にするバリの人々。ガルーさんは、花を探す黄昏時、神様がすぐそばにおられるのを感じたという自らの経験を絵にしてくれました。ちょっとしたスペースを特別な場所にしてくれそうな珠玉の小品です。詳細は画像をクリックしてご覧ください。

今日はオマケのページで、私が描いた桜の絵も公開しちゃいます。お茶でも飲みながら、ゆっくりして行ってください。

<関連ページ>

ガルー作品ページ

本日のオマケのページ 坂本澄子が描いた桜をどうぞ

ラジック 花の作品ページ     花といえばこの人。イタリア美術協会も認める実力

あなただけの花の絵 花束をもらったら絵で残しませんか?

 

 

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2016.3.26

クリスタライゼーション

こんにちは、坂本澄子です。

連休に初めてバリに行かれたOさん。バリ島の画家ガルーさんの絵をご覧になって以来、朝靄の立ち込める幻想的な田園風景を夢にまで見たそう。おかえりになられて早々にお礼のメッセージをいただいたので、「夢に見た風景に出会えましたか?」と伺ってみました。

ところが、Oさん、どうも浮かない反応。バリ島では最高の経験をして、ぜひまた行きたいととても喜んでおられるのですが、風景についてはそれほどでもなかったそうなのです。

「・・・むかしの良さが、壊れてしまいつつあるかも知れませんね」とポツリ。

ガルー『椰子の実の収穫』

『椰子の実の収穫』 GALUH 23x31cm ¥180,000

残念ながら、これはあたっているかも知れません。ウブドに住むガルーさん自身も、数年前から同じように感じているそう。子供の頃の懐かしい風景に会いたくて、久しぶりにその場所を訪ねてみると、「あれ?昔はもっと・・・」と思ってしまうあの感じに似ています。

一方、人の記憶というのも不思議なもので、時の経過とともに、自分にとって好ましいように美化される傾向があるようです。

林真理子さんが著書の恋愛小説の中で、恋人との逢瀬を思い出してはその余韻に耽る主人公の様子を、舐めて口の中で形を変えていくべっ甲飴に喩えておられるのを見て、うまいなあと思ったことがあります。この現象、心理学ではクリスタライゼーションとも言うそうです。

黄昏の静謐

『黄昏の静謐』GALUH 40x60cm ¥350,000

ガルーさんは記憶の引き出しを開け、彼女自身の心のフィルターを通って蓄積された美しい風景を取り出しては、ひとつの絵の中に構成していくのがとても上手な画家。写真とは違う、絵画ならではのバリの風景を心ゆくまで楽しめ、優しさの溢れる作品ばかりです。

Oさんはそんなガルーさんの作品を見て、ご自身の心の風景を思い出されたのではないでしょうか。

<関連ページ>

ガルー作品ページ 価格改定でよりお求めやすい価格になりました!

ウィラナタ作品ページ 実弟ウィラナタの作品も素敵です 

 

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2016.3.23

ご自宅に出張サービス

こんにちは、坂本澄子です。

連休最後の日、千葉県の郊外にご自宅を新築されたお客様のところに、作品を持っておじゃましてきました。プールのある中庭を取り囲むようにゆったりと建てられた、とても素敵なおうちです。昔ホームステイしたロス郊外の住宅地を思い出しました。

実際に作品をあてて見ていただくと、壁の大きさやお部屋の雰囲気とのバランスがよくわかります。お持ちしたソキさんの『バリ島』をスペースに合った特注サイズで制作させていただくことになりそうです。

やはりお持ちしてよかったと思いました。ケンと同じフレンチブルドッグが2匹も熱烈歓迎のお出迎えをしてくれましたしね^o^/  

SOKI Gallery

実は、今までソキさんのギャラリーを訪れるたびに、写真のような数々の大作を見ては、ちょっぴりフクザツな気持ちになっていました。だって、日本の住宅事情では1mを超えるサイズの作品はなかなか難しいじゃないですか。

でも、バリ島の著名作家は大きな作品ほどよく売れるのです。アジアの新富裕層にとって、大きな家を建てて、いいアートを飾るのはひとつのステータス。多少物質的ではありますが、そんなギラギラした若さが、今の日本にもう少しあったらいいなあと思います。

大きな作品は空間を作りあげる力があります。おひさまいっぱいの開放的な空間を、明るいポップな色たちが彩る日を想像しながら、幸せのおすそ分けをいただきました。

「バリアートショールーム」ではサイト掲載作品をご自宅にお持ちして見ていただくサービスを行っています。また、お部屋の写真をお送りいただければ、絵を飾ったところをシミュレーション画像でご覧いただけます。詳しくは下記<関連ページ>をご覧ください。

ぜひあなたも素敵なアートのある生活はいかがですか?

<関連ページ>

ご自宅でおためしできます・・・首都圏にお住まいの方限定

お部屋の写真を送ってシミュレーション 

 

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2016.3.19

シンプルでミニマルな生活

こんにちは、坂本澄子です。

今朝、FBをみていたら、ウブドの朝の風景が目に飛び込んできました。バリ絵画展にも何度か足を運んでくださったO様の投稿です。青々とした田園風景は眩しいほど。初めてのバリを楽しんでおられる様子が伝わってきて嬉しくなりました。

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『早暁の静謐』GALUH

「あの絵描き姉弟のお姉さんの絵でしたっけ、朝靄の中の農村の様子が忘れられません。夢にも出てきました」

バリ絵画展でガルーの絵をご覧いただいてから、いつかはウブドに行ってみたいと思っておられたそうです。ご相談をいただいたのは昨年末。ニュークニン村のロカパラ・ヴィラをご紹介しました。

ところが、お正月の旅行は、12月30日成田まで行ってまさかの出国NG。パスポートの残存期間が6ヶ月を切っていたため、飛行機を前にして乗れなかったのだそうです。お嬢様の誕生日のお祝いを兼ねて実現した今回の旅行。素敵な風景にたくさん会えるといいですね。

 

ブログ226_ロカパラヴィラ田園美しい写真を拝見しながら、初めてウブドに一人旅をしたときのことを思い出しました。

誰も私のことを知らない場所がとても心地よく、目の前に広がる素朴な田園風景を飽かず眺めて過ごしました。朝になると田んぼに出て働く農夫。空をゆっくりと流れて行く雲。自然の大きさにいだかれるように過ごした時間。握りしめていた色々なものを手放すことによって、本当に大切なものが見えてきたような気がしました。

翌年、私の人生は大きく変わりました。失ったものもありましたが、得られたものの方が圧倒的に大きいと思います。バリ島の絵をご紹介する仕事をしながら、私自身もご注文をいただいて絵を描く機会が増えてきました。美しいものに囲まれて、人を笑顔にする仕事をしたいとずっと思っていました。そんな自分に少しずつ近づいている今に感謝しています。

<関連ページ>

人気女流画家ガルーのページ  幻想的な熱帯風景画の世界へどうぞ

 

 

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2016.3.12

海の見える美術館から

こんにちは、坂本澄子です。

SOKI-80x100-cあるお客様から、「新築したご自宅のダイニングに飾る絵を探している」と、お問い合わせをいただきました。ご指名を受けたのはSOKIの『バリ島』。エネルギーいっぱいのこの作品、家族が集まるダイニングを明るく彩ってくれることでしょう。

サイズをどうするかを含めて、一度現物をご覧になりたいとのこと。ところが、「バリアートショールーム」はなにぶん小さな事業ですので、『バリ島』は在庫がなく。はたと困った末に、以前この作品を注文制作してくださったお客様に相談してみました。バリ絵画展にも何度かお貸し出しいただいたのですが、今回も「いいですよ」と二つ返事でOKしてくださり、お客様のご厚意に支えられて今があることに、感謝しました。

 

横須賀まで絵を取りに伺う途中、ちょっと寄り道して、神奈川県立近代美術館の葉山館に立ち寄りました。鎌倉にある本館、別館には行ったことがありますが、葉山館は初めて。ずっと気になっていたのです。

まずはレストラン「オランジュ・ブルー (Orange Blue)」で腹ごしらえ。最近、美術館付属のレストランが充実していて、これも美術館を訪ねる楽しみのひとつ。ここはお店の名前の通り、相模湾から外洋に続く青い海に沈む真っ赤な夕陽が楽しめる絶好のロケーションなのです。今度はぜひ夕暮れ時に来たいなあ。と思いつつ、ふとテラスに続くドアを見ると、「テラスは鳥害防止のためドリンクに限らせていただきます」とのこと。もしかしてカモメに襲撃されちゃうのかしら^o^;

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さて、葉山館ではフィンランドを代表する女流画家「ヘレン・シャルフベックー魂のまなざし」展をやっていました。ヘレン・シャルフベックの作品を見るのは初めてでしたが、人物を描いた作品に素晴らしいものが多くあり、83年の生涯のその時々の心情が作品に色濃く反映されているのを感じました。

18歳の時に、歴史の場面を描いた『雪の中の負傷兵』がフィンランド芸術協会に買い取られ、奨学金を得てパリに留学。27歳のときには、『回復期』がパリ万博で銅メダルを得て、国際的な名声を得るなど、早くから画家としての才能を認められます。しかし、その一方で、つらいできごとの多い生涯でした。

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1888年 『回復期』

3歳の時に階段から落ちたことから、一生脚が不自由に。21歳で知り合った英国人男性と恋仲になり婚約するものの、2年後、一方的に婚約を破棄され、ひどいショックを受けます。前述の『回復期』は、3年の時を経て、失恋の痛手からようやく立ち直った時期に描かれた作品だったのです。病気から回復しつつある子供の姿に、自らの心情を重ね合わせているのが痛いほど伝わってきました。

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1905年 『お針子(働く女性)』

注文を受けて描いた肖像画はひとつもなく、40歳で病気療養のために転地したヘルシンキ郊外の小さな村でも、身近な人々をモデルにしつつ、モード雑誌から得た最先端のファッションを取り入れることで、独自のモダンなスタイルを確立していきました。

また、アートシーンから遠ざかったことで、かえって、パリ留学時代に得られたものが、画家の中で熟成され、新たなエッセンスとして作品に反映されています。写真の『お針子(働く女性)』は、ホイッスラーの影響がみられます。

50歳半ばを過ぎて、大きな出来事がありました。最大の理解者であった画家仲間のエイナル・ロイターへの恋です。しかし、19歳年下のロイターには、シャルフベックは尊敬する先生としか映っていなかったのかも知れません。若い女性と婚約したことを知ると、57歳のシャルフベックは絶望の淵に突き落とされます。

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1945年 『黒とピンクの自画像』

後期の作品は、死に向かう自分自身の内面を見つめ、ゆがんだ顔の自画像や朽ちて黒ずんだ果物など、残酷なほどにそのものの本質を描き出しています。亡くなる直前まで、療養ホテルの自室で鏡に映った自らを描き続けました。

まさに、画家として生き、画家として死んでいったひとりの女性。人生のつらいできごとも、絵を描くことを通じて、自分の内面を冷静にみつめる姿に、深い共感を覚えました。晩年になるほど、ある意味痛々しいほどの真実に満ちたまなざしに、さまざまな見方があると思いますが、生涯を通じて自分の描きたいものを描き通したことは、画家として恵まれた一生だったのではないかと思いました。

美術館の外に出ると、曇った空の下に灰青色の海が広がっていました。深く静かな余韻に、葉山の風景がしっかりと寄り添ってくれました。「ヘレン・シャルフベックー魂のまなざし」展、海の見えるこの美術館に巡回する前は、上野の東京藝大美術館でやっていたことを後から知りました。たまたま葉山に立ち寄ったその日に…。これもきっと巡り会いですね。

ところで、葉山館は世界でも珍しい、展示室から海が見える美術館と聞いていたのですが、残念ながら今回見た3つの展示室には窓はありませんでした。もうひとつある4つ目の展示室でしょうか。いずれにしても、またここに来る理由ができて嬉しい私です。

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2016.3.9

応援したくなる作家

こんにちは、坂本澄子です。

バリ島は今日はニュピ(バリ暦の新年)、静寂の一日でした。ウブドでは清々しい快晴の朝を迎えた後、俄かに薄暗くなり、おや、一雨くるのかなと思っていたら、日食だったそうです。日本では残念ながら、ほとんどの地域で雨模様でした。

IMG_7214さて、最近おもしろい本を読みました。『公方様のお通り抜け』、江戸時代末期を舞台にした時代小説です。作家は西山ガラシャさん、「日経小説大賞」を受賞し、この作品でデビューを飾った女流作家です。

私は普段時代小説を読むことはほとんどないのですが、この本に出会ったのは、その授賞式を見に行ったから。毎回楽しみにしているのが、授賞式の後に行われる選考委員の3氏(辻原登、高樹のぶ子、伊集院静)による座談会。特に、伊集院静さんのボソッとつぶやく発言は最高です。今回も「今の時代、みんな疲れて帰ってきて、小難しい本なんて読みたくないんだよ。そういう意味でも、この小説は素直に楽しめた」というコメントに、俄然興味を持ったというわけです。

ちなみに、3人というビミョーな数の選考委員、全員一致で決まることなど過去一度もなく、今回も激しいやりとりが繰り広げられた末、男性委員2人が推しまくった?というこの作品に決まったそう。

「落語を聞いているような軽快な文体で、ムダな文章がひとつもない」

この一言で駄目押し〜。実際、本当に面白く、一気に読みました。

寛政4年、14代将軍家斉が鷹狩りの後で、下屋敷の庭を通り抜けるという一大行事が決まり、大騒ぎの尾張藩戸山荘。御用聞きとして屋敷に出入りする大百姓の主人公外村甚平は、金儲けが何より好き。褒美金欲しさに、将軍を楽しませるためのアイデアを百姓衆から募り、不思議な滝、怪しい洞窟、お化け屋敷のような町屋と、まるで江戸時代のテーマパークを作るというストーリー。

グイグイと引っ張られるような早い展開ながら、登場人物たちの描写にも決して手を抜かず、気がつくと甚平やその周りの人たちを好きになっている。倹約の時代は現代社会の閉塞感にも通じるところがあり、爽快なハッピーエンドの中にも、じんわりとした余韻が残る作品です。いい作家さんが出てきたなあという印象で、二作目、三作目と、その成長を見守っていきたい、そんな気持ちになりました。

ところで、絵画のコレクターがある画家の作品を集めるきっかけも、これと似たところがあるかも知れません。技術的には多少至らないところがあったとしても、他の作家にはない魅力を感じて、次はどんな作品を出すだろうかと心待ちにする心境です。

「バリアートショールーム」では、そんな若手作家として応援している人がいます。

ボリ(Putu Antara BOLIT)。28歳、織田裕二似の好青年です。メッセージ性のあるモダンな女性人物画を得意としていますが、彼の描いた花の絵が見たくて、最近一枚描いてもらいました。期待通りの出来栄えに、春のキャンペーン「記念ギフトにお花のアートはいかが」の制作をお願いすることにしました。

異動の多いこの季節。一緒に仕事をした仲間から花束を贈られる方も多いと思います。その花束を「世界でただひとつの絵」にして、思い出と共に大切に残しませんか。

詳しくはこちらをどうぞ。

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2016.3.5

春のキャンペーン:記念ギフトにお花のアートはいかが

こんにちは、坂本澄子です。昨日は約10年ぶりにディズニー・シーに行ってきました。どのアトラクションも、春休みに入った大学生や子供連れの若いパパ・ママたちで長〜い列。お昼に入ったミラコスタのビュッフェでまわりを見ても、あらら、同世代がいないわ(^o^; アメリカのディズニー・ワールドに行くと、仲のいいシニアなカップルが手をつないで歩く姿が普通に見られたりと、もっと世代を超えて同じ時間を楽しんでいる感じなのですけどね。日本は行く場所によって、なぜか世代がパックリと分かれてしまうのが残念。

さて、早いもので3月になり、職場でもそろそろ転勤や異動のお話が出てくる季節ですね。送別会当日、宴もたけなわとなったところで手渡される花束。特に女性はお花をもらうとほんと嬉しいですよね。春はお花の種類もぐんと増え、定番のバラやガーベラはもちろん、チューリップ、スイトピーなど明るい色とりどりの花にあふれています。

でも、このいただいた花束、日を追うごとに萎れていき、何とも切ないもの。スマホに収めた写真もいつの間にかどこへやら。

そこで今日はご提案です。花束を絵で残してみませんか。

方法はカンタン。スマホで撮った写真をメールで送っていただくだけ。1ヶ月後にはバリ島のプロのアーティストが描いた作品をお届けします。ギフトカードもご用意しておりますので、花束と一緒にプレゼントにすることもできます。

一年中、色とりどりの花が咲き乱れるバリ島。毎朝・夕と神様にお供えするチャナンにもみずみずしい花々が使われています。そんなお花の国から届く世界にひとつだけのフラワー・アートです。

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メインにしたいお花の種類や花束のイメージ(例えば、元気いっぱいのオレンジ・イエローの花束)をお知らせいただければ、写真がなくても大丈夫。送別会当日に、花束の代りにお花の絵を贈ることもできます。お急ぎの場合は、日本人作家による制作(2週間程度でお届け)も承ります。

2016年4月30日まで、額装+送料込みのキャンペーン価格、税込15,000円でお届けします。

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【サイズ】

・18cmx25cm (額装:30cmx40cm)

・18cmx18cm (額装:35cmx35cm)

【技 法】アクリル画

【価 格】税込15,000円(送料込)

 

 

別れと出会いの季節、春本番ももうすぐです。ご注文はこちらからどうぞ!

 

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2016.3.2

ウィラナタ新作情報

こんにちは、坂本澄子です。

3月ですね。いよいよ春ですね〜。私はこれまで花粉症ではなかったのですが、このところ鼻がムズムズ、くしゃみが止まらない〜。これはもしかして、ついに発症?!

一方、私のまわりには若い頃はほんとひどかったけど、年を追うごとに症状が軽くなっていると言う人がちらほら。そのひとりは「アレルギーは免疫の過剰反応なので、年齢とともに免疫力が落ちてくると症状も和らぐのだ」と言っていますが、もしそうだとすると、今頃発症する私って…。これは喜んでいいのかしら?!

変わらないと言えば、ウィラナタ(Gusti Agung Wiranata) 。笑うと今でも少年の顔になる、45歳にはとても見えません。今日はそんなウィラナタの新作をご紹介します。

山の上にあるお寺での祭祀を描いた作品。

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向こうに見える美しい山はきっとアグン山。標高3000mを超えるバリ島で最も高い山で、その麓にバリ・ヒンドゥ教の総本山プサキ寺院があります。多くの参拝者で賑わう場所ですが、おすすめは早朝。ここが聖なる場所だということを改めて感じさせてくれる、厳かで静謐な空気に包まれています。

この絵に描かれているのは実在する寺院というよりは、神々の世界と人間の営みの世界とを、遠景と近景に対比し描き出したように感じられます。暖かみのある木洩れ陽は、ここ最近のウィラナタの新たな試み。霧にかすんだ下界が遠景と近景を繋ぐミスティな世界を作り出しています。

2、3週間前に完成し、絵の具を乾かしているところという、できたての新作ですが、なぜかサイン下の制作年は2015。ううむ、こちらもミステリアスです。

ウィラナタは国内外のギャラリー、コレクターから注文の絶えない人気作家のため、サイト掲載作品以外は注文制作でご要望にお応えしています(40x60cm 420,000円〜)。作品に関するお問い合わせはこちらへどうぞ。

また、3月12日(土)の「第7回バリアートサロン」ではガルーウィラナタ姉弟の作品を展示し、その幻想的な作品の魅力をご紹介します。詳しくはこちらをご覧ください。

 

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