バリアートのある暮らし ー 野鳥の森のリビング
こんにちは、バリアートショールームの坂本澄子です。
毎日暑いですね。お元気ですか?
千葉県習志野市のT様からから嬉しいお便りをいただきました。
久しぶりのブログは「バリアートのある暮らし」をお届けします。
NHK Eテレ『明日も晴れ!人生レシピ』(2017/5/19)で、バリアートショールームが紹介されたのをご覧になり、バリアートサロンに来てくださいました。
リビングの絵を替えたいとお考えだったそうで、展示作品を一通りご覧になり、緑いっぱいの花鳥画の注文制作をご依頼いただきました。
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無事届きました!とっーてもステキです‼️
部屋が明るくなりました〜
これまでの絵はパステル調の淡い感じでひとまわり大きかったのですが、やはり本物は存在感が違いますね。
主人も奥行きのあるとても良い絵だと気に入り喜んでいます。繊細で緻密なタッチで
額とダイニングテーブルの色もピッタリなので部屋にとてもしっくりと馴染んでます。
オンリーワンのステキな絵と巡り会わせていただきありがとうございました(^-^)
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わーい、ありがとうございます!
ビフォー&アフターの写真も送っていただきました。
本当にお部屋の雰囲気にぴったりですね!!
なかなかのイケメンさんですよ〜。
これからの作品も楽しみですね。
さて、Rakaさんの人気の文鳥画、額縁が選べるのはいよいよ明日7月31日まで。
飾りやすい30x40cmと40x50cmの2種類。お求めやすい、税込30,000円と34,000円。お部屋にあわせた額装で約2週間でお届けします。
詳しくは、「今週の新作 南国の花々と文鳥」をご覧ください。
ご注文制作 実はこんなにお得です
こんにちは、坂本澄子です。ケン(フレンチブルドッグもうすぐ6歳)に起こされて、近くの公園にお散歩に行ってきました。朝から早くも太陽ギラギラですが、木の影が濃く連なり、涼しい風が吹き抜けていきました。
その向こうにはビル、東京らしい風景ですが、こんな何気ない光景がとても好きです。手入れの行き届いた花壇には色とりどりの花が。紫陽花、紫君子蘭、ラベンダーなど青い花は見た目にも爽やかですね。
さて、この度はウィラナタ『光の風景」小冊子プレゼントにたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。当初ご用意したものでは全然足りず、慌てて増刷して、一昨日発送させていただきました。
ウィラナタの作品の特徴は何といっても繊細な「光の表情」ですが、これを印刷で出すのはやはりかなり難しかったです。何度か調整を行いましたが、Gold Skyと画家自身が呼んだ夕暮れの空の色、急なスコールに見舞われ、水田に広がる無数の波紋、水に映る夕焼け空の色などは、「嗚呼、やっぱり本物を手にしていただきたい」と、正直感じずにはいられません。
彼の作品は1mを超える大作が多く、アジアやヨーロッパの富裕層たちの邸宅ホールを飾る様子が思い浮かびます。今回ご紹介しているのも多くはそうなのですが、日本の住宅事情ではちょっと無理…とは思わないでください。
気に入られた作品がありましたら、そのモチーフ、例えば、空の色だったり、水田への映り込みだったり、霧に霞む山々だったりなどを、小サイズにギュっと凝縮して描いてもらうことも可能なんです。
実は、今も40x60cmの絵を一点描いてもらっていますが、これも過去の大作の中からこの題材をこのサイズでとお願いしたものです。来月完成予定ですので、8月のバリアートサロンでお披露目させていただきますね。
では、逆に、大作をオーダーしたらめちゃめちゃ高額になるのでは…
普通はそうですよね。画家ごとに号あたりいくらという単価相場があるのが絵の世界。お値段はサイズにある程度比例します。
でも、「バリアートショールーム」は普通の人に本物の絵のある暮らしを楽しんでいただきたいというコンセプトのもとスタートしています。そこで考えました。
ご注文制作はよほどのことがない限り、ほぼ100%ご購入いただけ、在庫として保管したり、展示会を開いて見ていただいたりといったコストはほとんどかかりません。特にウィラナタのように作品の質や評価が安定した画家の作品を扱う場合、ある意味リスクはほとんどないわけです。
であれば、その分をご注文者様に還元し、「バリアートショールーム」がいただく手数料は一律でいいんじゃないかと考えました。
ご注文制作のいいところは、なんといってもご自身の好きな題材の絵が手に入ること。過去作品を参考にしてご希望をお伝え下されば(着手時に簡単なヒアリングをさせていただいています)、完成形はスイートスポットの中にちゃんとおさまっています。しかも、飾りたい場所にぴったりサイズで、額縁もお部屋に合わせて選んでいただけます。
いかがでしょう。ぜひご注文制作にトライしてみられませんか。ひとりの画家が一点ずつ制作致しますので、定数に達しましたら一旦締め切りとさせていただきます。
お問い合わせはお早めにこちらからどうぞ。
バリアートのある暮らし – 23年前に恋したウブド
こんにちは、坂本澄子です。
バリの細密画『少年たちのケチャダンス』を購入くださった山梨県のH様から嬉しいメッセージをいただきました。さっそくご紹介します!
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「少年たちのケチャ」大変気に入っております。
先日、偶然Eテレで坂本さんを拝見し、なんと大好きなバリの絵画ギャラリーを主宰されているということ!
食い入るように観ました。 バリや絵画に対する想い、また人生の転機へのチャレンジ精神に大変共感しました。(私も50代デス!) そして、そのあとすぐにHPの中の絵画を楽しませて頂き、目に留まったのがこの絵でした。
初めてバリ、ウブドに行ったのは23年前です。 すぐに恋に落ち何度か通ったあと仕事や子育てで遠のいておりましたが、5年前今度は家族で旅しました。 久しぶりに訪れたウブドの街は変貌しており腰を抜かしました。
ですが「来なければよかった…」と涙したのもつかのま、すぐに「変わらないバリの人達の生活・祈り」に感動し惚れ直しました。 そして毎晩楽しんたバリ芸能の中で当時小学生の息子が一番気に入ったのが「ケチャックダンス」です。
このたび絵が届いて息子と一緒にワクワクと箱を開け、ダンスの円の中心のかがり火が(夕焼けと共に?)ダンサー、観客、まわりの景色をオレンジ色に染めている幻想的な世界を「コレだよね~、コレだよね、いいよね~」とうっとりと眺めました。
最初は寝室にと思って買ったのですが「ずるい」と言われ(笑)リビングに飾っております。 時々ケチャの音楽を流しながら家族で眺めてバリを懐かしんでおります。 とてもよい時間デス。
絵の左に23年前に市場で買ったアタのリュックとワヤン・クリッの人形が写ってます!
今度は坂本さんのバリアートサロンで絵画の勉強をして美術館巡りをするのが夢となりました。 楽しみにしております。
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ありがとうございます。とても嬉しいです!篝火に照らされた少年たちの表情が描き分けられており、細部までこだわって仕上げられた細密画が、お部屋にしっくりなじんでいますね。
番組の後、たくさんのお問合せをいただき、サイト掲載作品も品薄となりご迷惑をおかけしておりましたが、いよいよ夏の新作の入荷が始まります。花鳥画を中心に画家が腕を競った一点物を掲載していきますので、時々アクセスしてみてくださいませ。
バリアートのある暮らし – 絵を買ってよかった
こんにちは、坂本澄子です。
新緑が眩しい、一年で一番いい季節がやってきましたね。あまりの気持ちよさに、ケン(フレンチブルドッグ♂5歳)のお散歩も日増しに距離が長くなってます。
さて、今度の金曜日、5月19日のヨル8時、NHK Eテレの「明日も晴れ!人生レシピ」の「ライフチェンジ!人生は二毛作」のコーナーでご紹介いただきます。
この番組、人生のターニングポイントを迎えた50代を元気にしようと、4月から始まった新番組。パーソナリティは同世代(とてもそうは見えません。スラリとカッコイイこと)の賀来千香子さんです。詳しくは番組サイトをご覧くださいませ。
撮影はバリアートサロン(写真)の他、お世話になっているギャラリー、そしてお客様(M様)のご自宅にもお邪魔しました。
M様は以前このブログでご紹介した「4羽の野鳥」のあのご家族(東京・世田谷区)です。
大手企業の管理職としてお忙しい毎日を過ごされるM様。もともと絵にはさほど興味がなかったそうですが、2人目のお子様が生まれた頃から、仕事だけでなく家族をもっと大切にしたい、家族が生活する家をさらに心地よい場所にしたいと思われるようになり、初めて購入された絵が「4羽の野鳥」でした。
あれから3年。下のお子様が4歳、おにいちゃんも8歳になり、絵のある暮らしは思っていた以上に、ご家族によい影響を与えてくれているそうです。
「ほんものの絵がそばにあるせいか、子供たちは絵を描くのが好きで、もうしょっちゅう描いてます。私も仕事から疲れて帰った時も、なんかこうほっとするんですよね。絵を買ってよかったなと思ったので、今回2作目を買うことにしたというわけです」
M様が今年3月に購入されたのは、ガルーの風景画「椰子の実の収穫」です。
「以前展示会で別の作品を見て、いつかはガルーの絵がほしいと思っていました」
この作品は「バリアートショールーム」のサイトで写真をご覧になって購入を決められたのですが、
「実物の方が、格段にいいですね。ライトの加減で、色の見え方も違ったりして。大満足です!」と、とても気に入ってくださっています。
実際にご家族にお会いして、4羽の野鳥のような暖かい雰囲気が伝わってきました。そんなご家族の集うリビングに二枚の絵はしっとりとおさまっていました。
次はどんな物語が生まれるのでしょうね。私もいまから楽しみです。
バリ絵画のあるオフィス③ 絵を替えてリフォーム気分
こんにちは、坂本澄子です。
4周年記念感謝セール、おかげさまで対象作品の多くをお買い上げいただきました。残りわずかとなりましたが、まだよい作品があります! またとない価格で早い者勝ち、さっそく「気軽に飾れるバリアート」のページをチェックしてみてください。
さて、今日は以前このブログでもご紹介した、東京・銀座近くにオフィスを構える「薬袋(みない)税理士事務所」様の続編をお届けします。
オフィス用に作品3点をお買い求めいただいたのが2年半前。応接室には、朝のひんやりとした空気が伝わってきそうな、棚田の風景画を飾っておられました。あるとき、バックオフィスにあった、森に棲むヒョウと入れ替えてみたところ、明るい緑がモノトーンの室内に意外に映えることがわかり、以来3点をローテションしていたそうです。
「絵が変わるだけでちょっと新鮮な気分が味わえるんですよ。お客様と話しながら、ふと視界の隅に絵の色合いが入ってくると、ああ、いいなあってね」と、取締役の薬袋様。ご自身がリラックスされることで、相続などで悩まれて来社されるお客様の緊張感もきっとほぐれていることでしょう。また、二度、三度と来社されるお客様もあり、応接室にお通ししたときに、「あれ、前と違う」と思っていただければ、ちょっとしたリフォーム代わりにもなります。そのため、もっと違う絵も飾ってみたいというお考えをお持ちでしたが、
「前に買った絵をどうするかという問題がありました」
確かに壁のスペースは限られていますし、外した絵を置いておくと言っても…
今回風景画2点を追加購入いただくにあたり、お役に立てたのが「下取りサービス」です。バリアートショールームで作品をご購入いただくと、以前お買い上げいただいた作品を下取りするサービスを始めました。(詳しくはお問い合わせください)
絵を架け替えた応接室がこちらです。
ウィラナタの「光の風景」。午後のやわらかな日差しがじんわりと染み込んでくる感じのこの作品、まるで窓から外の景色を見ているようです。お打ち合わせしながら、バリにいる気分を味わっていただけるといいなと、嬉しく拝見しました。
もう一点はガルーの「朝のセレモニー」。こちらは税理士やスタッフのみなさんがお仕事されるバックオフィスです。
「そのうち、応接室のもう一方の壁に移動して、2つの風景を眺められるようにしてもいいかなと思っています」
と、早くもプチ・リフォーム計画が進行中のようです。
え、ヒョウの行方ですか? ちゃんとエントランスでお客様をお迎えしていますよ!
次の土曜日はバリアートサロンへ
こんにちは、坂本澄子です。
3月25日土曜日、久しぶりのバリアートサロンを開催します。今回はなんとテレビカメラが入ります。
N放送協会さんのEテレ、人生の折り返し地点に差し掛かった私たちの世代を元気にしたいという新番組で、取り上げていただけることになりました。きっかけは2年前の「夕刊フジ」のコラム「人生二毛作」でご紹介いただいたときの記事。私のちょっと無謀な、会社員からの転身物語を読んでくださったプロデューサーさんから取材の申し込みがあったというわけです。
「本当に私でいいのでしょうか?」
正直悩みましたよ。だって、バリ絵画の仕事も絵描きになる夢も、まだまだこれからですから。もっとカッコよく成果を出している方が他におられると思ったのです。
「いえ。ビジネスをテーマにした番組ではなく、人にフィーテャーし、生き方を紹介する番組ですから」
「なるほど、そうですか」
中に向こう見ずな私のような輩が混じっていても、それはそれでいいかも…と、お受けすることにしました。
取材を受けて驚いたこと。こんなに?と思うほど、丁寧に取材をされるんです。あやふやに答えていると、それはどうしてですか?と鋭いツッコミが(^o^; でも、そのおかげで、この4年間を見つめ直すよい機会になりました。
実は、独立して1年が経った頃が精神的に一番辛かったのです。以前の私は、お客様から頼りにしていただき、部下からも頼りにされ(されてないか^o^;)、それなりに忙しい毎日を過ごしていたのが、いまの私は世の中の役にたっていると言えるだろうか。そんなふうに考えて、社会に繋がれない孤独や焦燥感に飲み込まれそうになったものです。
でも、いまこうして振り返ると、そのつらかった時期があったからこそと思うことが意外に多いのですよね…。そういえば、先日前職時代の仕事仲間と女子会をしたのですが、逞しい彼女たちも同じようなことを言っていました。
「絶好調のときよりも、むしろ苦しかったときに学んだことの方が生きているよね」
挫折したり、傷ついたりしながらも、夢を捨てきれずに走り続けるのは、若者たちの専売特許ではなく、私たちのような折り返し世代にもあてはまるのではないでしょうか。そんな思いを胸に、バリアートサロンでもお話しさせていただきたいと考えています。
取材&撮影が入りますとご案内したせいか、まだお席が残っています^o^; ぜひ遊びにいらしてください。私がバリ島で最初に出会った絵、この仕事を始めたとき背中を押してくれた絵、新たな方向性に気づかせてくれた絵など、この4年間のエピソードを盛り込みながら、バリ絵画の、そして、絵のある暮らしの魅力をお伝えできればと思っています。
第10回バリアートサロン、3月25日(土)14:00〜15:00。詳しくはこちらをどうぞ! お申し込みをお待ちしています!
本物の絵のある暮らしー4羽の野鳥たちのその後
こんにちは、坂本澄子です。
春の訪れを感じる朝です。ケン(フレンチブルドッグ♂5歳)のお散歩コースはハクモクレンが満開。その隣では、銀色の毛皮をまとったネコヤナギが芽吹きの時を静かに待っていました。公園の芝生にはイヌノフグリが青い絨毯、その向こうには黄色いタンポポ。ちょっと心豊かな1日の始まりとなりました。
おかげさまで3月1日、バリアートショールームは4周年を迎えました。これもひとえにみなさまのご愛顧の賜物、本当にありがとうございます。感謝の気持ちをこめて、先週から4周年記念セールを始めました。いままでにない半額の作品もたくさんあります。ぜひこちらのご案内ページをご覧くださいませ。
さて、そんな中、以前展示会で作品をお求めくださったM様から、とっても嬉しいお言葉をいただきました。さっそくご紹介させてください。
奥様と男のお子様2人の4人家族。「この4羽の野鳥の絵を僕たち家族の記念にしたい」と仰って、エベンの花鳥画を購入くださったのは2013年。バリアートショールームができた最初の年でした。(ブログ「バリアートのある暮らし⑤」2013/9/14) その頃、下のお子様はまだ赤ちゃんでしたが、いまは4歳、お兄ちゃんは8歳。少し広めのお部屋に引っ越しされ、賑やかな毎日を送っておられるそうです。
「絵のある家っていいですね。おかげさまでうちは二人とも絵を描くのが好きで、特に次男はしょっちゅうです」
と言って、送ってくださった写真がこちら。『4羽の野鳥』と、手前にはお子さんたちの絵が。きっと、下のヒーローと怪獣たちがおにいちゃん、上のフルーツが弟さんの作品ですね。バナナ、いただきま〜す!この壁が一面にアートで埋め尽くされるまで、まだまだたくさん描いてくださいね。あ、バリ絵画もよろしくお願いします(笑
やっぱり、本物の絵って、複製画とは違う、何かしらこう伝わってくるものがありますよね。それが小さなお子様たちにもいい影響を与えてくれたとしたら、こんなに嬉しいことはありません。
日本の家を絵でいっぱいにしたくて、この仕事を始めました。必需品ではないけれど、人の心を豊かにしてくれる大切なものだと思います。初心を忘れずこれからも頑張っていきます。
ちなみにM様は玄関に飾りたいと、さっそくセールをご利用いただきました。また写真を送っていただけるかなあと楽しみにしています。
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バリ島の人気作家ガルーの風景画小品、アンタラのバリの子供たちがなんと半額を始め、またとない価格が満載です! 3月31日まで
こちらも半額の作品がいっぱい。おこづかいで始める本物の絵のある暮らし。
バリ絵画のあるサロン②
こんにちは、坂本澄子です。
忙しさにかまけて、ブログをご無沙汰してしまいました。スミマセン^o^;「最近ブログが更新されていませんが、どうかされたのですか?」とご心配のメールをあちこちからいただき、こんなことじゃいかんいかんと思っていたところ、鹿児島県始良市のN様からとても嬉しいお便りを頂戴しましたので、さっそくご紹介します。
とても良い絵が届きました!
実物を見た瞬間、あまりの素晴らしさに感動致しました。
最初は、自宅の寝室に飾る予定だったのですが、少しでも多くの方にラバさんの絵を見てもらいたくなって、 私の美容室のカウンター上に飾ることに致しました(^^)
届いてから2日、お客様からも、神秘的でとても癒されると大好評です!。 本当にありがとうございましたm(._.)m
坂本さんには本当に感謝しております!。
ラバさん、体調が悪い中、素敵な絵をかいてくださり、ありがとうございました。
私の一番の宝物です!一生、大切にしていきます。
又、お願いするかもしれません(^^)どうかお元気でいて下さいね。
こんなに感激しておられるのは、もちろんラバさんの絵のすばらしさもあるのですが、ここに至るまで紆余曲折がありました。
すみません、あの作品はもう売れてしまいまして。。。
ほぼ同じ時期に3名の方からお問い合わせをいただいたほどの人気の作品でした。N様は深いグリーンと繊細な感じをとても気に入られており、
どうしてもほしいです、注文制作はできないでしょうか。
一点ものですから全く同じというわけにはいきませんが…とご了解をいただき、お引き受けしたのは、昨年10月のことでした。
ところが、、、
いざ制作となるとラバさんの筆が進まなくなってしまったのです。このサイズですと、1ヶ月もあれば完成とお伝えしていたのですが、下書き途中のキャンバスはアトリエに置かれたまま。息子のアルサナさんにそっとを訊いてみると、どうも体調がよくないらしいとのこと。お元気だと思っていても来年は70歳。
気を揉みながらこの状態は続き、N様に正直に状況をお伝えしたところ、「半年、いえ一年待っても構わないです」とまで言っていただいたのですが、その時はまだ完成に漕ぎ着ける確信が持てず、一旦ご注文をキャンセルしていただきました。
キャンセルのことはラバさんには伝えず、忍耐強く見守る日々が続きました。下絵が完成した後は少しずつ制作に勢いが出始め、完成の連絡を受けたときにはもうやったーっ!です。
これまで注文制作では思わぬ事態を経験することもありましたが、最終的にお客様に喜んでいただくことだけを考えていつも取り組ませていただいています。それだけに感慨深いものがあり、今回のことも、私にとりましても忘れられないできごとになりそうです。
さて、全作品が対象の新春セール、残り4日となりました。この後、しばらくセールの予定はありませんので、どうかこの機会をお見逃しなく。ラバさんの作品もありますよ。あの深い緑にいだかれる感じ、ぜひ体験してみてください。
素敵な絵を買いました
こんにちは、坂本澄子です。
先日、ある作品にひとめぼれして、久しぶりに自分のために絵を買いました。葉書大の小さな抽象画です。
うちには畳1畳分もあるバリ絵画をはじめ、絵で溢れかえっており、最近では私自身が描いた絵も含めて家中の壁を占拠しています。唯一、見つかったスペースが玄関。シンプルな空間に何か我が家らしいアクセントが欲しくなりました。
家族が帰ってきた時にはやさしく「おかえり」、友人が訪ねてくれた時には明るく「いらっしゃい」、そんな、小さくても優しい存在感がある絵があればいいなあと思っていたときでした。
最初は色に惹かれました。一つは暖色系(写真)、もう一つは淡い寒色でまとめたクールな作品です。両方ともそれぞれに魅力があり、どちらかに一方なんてとても決められず、結局その日は買うことができませんでした。
それから2週間後、幸いその絵はまだありました。飽かず眺めていると、どちらも顔に見えてきました。暖色系の方は笑った顔があちらにもこちらにも。なんだかホッとさせられます。寒色系の方はおとぼけロボットや動物たちの顔に見えてきました。
作家の明輪先生に制作意図をお聞きすると、今から10数年前、あるご友人を想いながら、パソコンのグラフィックツールで描いたのが原型。時を経て、不透明水彩で描きなおしたのだそうです。なるほど!人の喜怒哀楽が伝わってくるようなあたたかい雰囲気はそこから来ていたのだと納得しました。そして、それぞれ違ったイマジネーションの世界に引き込まれ、ますますもって決められなくなり。。
さらに2週間後。私のことを待ってくれていたかのように、その絵はまだそこにありました。こうなったらと、二つとも買っちゃいましたというわけです。幸い、玄関には左と正面に壁があり、それぞれ1点ずつ飾ることにしました。
かくして、玄関に絵がある生活の始まり。洗面所とお手洗いに通じるドアがあるため、通行回数は思った以上に多く、どの方向から来るかによって、見える絵が異なるのも楽しみに。そして、見るたびに違ったものが見えたり、一色だと思っていたところに、いろんな色の点描が隠れていたりと、新しい発見もありました。
実は抽象画を購入したのは初めてなんです。初めて絵を買われる方も、きっとこんな気持ちになられるのではないでしょうか。悩んでおられる方、ぜひ思い切って!本物の絵は想像以上にいろんなことを語りかけてくれますよ。
初めて絵を購入されるあなたにも、手頃な価格で質の高いバリ絵画。おすすめです。
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気軽に飾れるバリアート ・・・初めて絵を購入される方に
バリ島の美術館に選ばれた作家たち ・・・目の肥えたコレクターにも自信を持ってオススメします。
絵の具からバリ絵画を見ると 番外編
こんにちは、坂本澄子です。
描き手の視点から絵画を見るこの企画、もともと前編・後編の2回のつもりだったのですが、どうしてもこれはお伝えしたくて番外編を作っちゃいました。
バリ絵画でよく使われるアクリル絵の具、苦手なことはグラデーション、でしたね。でも、花鳥画などで花びらや羽毛に柔らかな陰影をつけたいとき、やっぱり必要なのです。そこで登場するのが竹筆。これを使うと、グラデーションがなんと一瞬でできてしまうのです。
竹筆というのはシャープなエッジのついた、竹製のヘラのようなもの。前編でもご紹介した通り、アクリル絵の具は乾くと水に溶けないので、上から色を重ねやすいのが特徴でしたね。その特徴を利用して、少なめの水で溶いた絵の具を竹筆のエッジの部分につけて、最初は強く、後半はシャっと流すようにすると、下色の上に別の色がいい感じにぼけてくれるのです。シャっシャっではなく、狙いを定めてただ一度、シャっ!がポイントです。
上の写真は、画家のエベンさんにバリ絵画の描き方を教わったときのものですが、この技法を使ったのが、白のプルメリアの花びらと中央のバナナの葉の茎の部分のぼかしです。エベンさんはこの竹筆を葉っぱのくっきりとした輪郭線を描く時にも使っていました。余談ですが、輪郭線は東洋絵画に特徴的なもの。光による明暗で立体を表現する西洋絵画ではほとんど見られません。
竹筆は画家が手作りすることが多く、パーツの大小に合わせて様々な幅のものがあります。
花鳥画と言えばこの人!と言われるラジック氏も10本近い様々なサイズの竹筆を使い分けていました。これで、右写真のような花びらのみずみずしさや野鳥の羽毛のやわらかさを表現していくわけですね。
いかがでしたか?絵の具を通してみたバリ絵画。
描き手の感性があふれた絵作りは、写真とは違う絵ならではの魅力ですが、それを下支えしているのは画家の持つ技術力です。今回ご紹介したように、画家それぞれに様々な工夫をしており、それがバリ絵画の質の高さにつながっています。あなたのご自宅にもバリアートをいかがですか?