惜しみなく時間と手間をかけた作品
先週、以前ご紹介した赤坂の創作フレンチのお店(でもおもてなしとインテリアはBALI)セナンで、前から気になってたブイヤベース鍋をいただいてきました。
ここのところ、東京もぐっと寒くなり、たっぷりのお魚のアラを一日半も煮込んで作ったスープはとにかく奥が深く、いろんなお味が口の中でハーモニ〜。じわ〜と冷えた身体に染み渡りました。中には、ホタテ、手長海老、はまぐり、そして、旬のお魚が二種類、一尾まるまる入っていました。北海道産のほたてはヒモをとってもぷっくりと丸いのが特徴なんだそう。はふはふ言いながらいただきました。
この店のお料理は旬の素材を手間と時間を惜しみなく注ぎ込んで仕上げる創作料理。シェフが半日、まる一日つきっきりで作るものも。先月行ったときも、にんじんを半日煮込んだ後、仕上げにオーブンで水分を飛ばし、さらに裏ごしした、「え、これ何?」と思うオリジナルな一品が。とにかく研究熱心なんです。他では食べられないですよ、こんなの。
この姿勢、絵にも通じるものがあります。バリの画家も細部に至るまでじっくりと時間をかけて描き上げます。そして何度も推敲を重ね、ようやく一枚の絵が出来上がる。作品に向き合う時間が長い程、画家の思い入れは強くなり、絵から伝わってくるものも強くなります。早さや効率が重視される今、とても大切なことだと思うんです。
ところで、このお店はビルの7Fにあり、写真の通り、間口の広い窓から空を見ながら食事ができます。ベランダに出ると、オーナーの志村香奈子さんが自らバリ島で選んできた石像や木彫りが置かれたバリ空間。冬の間はテーブルがなんとコタツになるんです。半纏を着せてもらい、空を見上げると、都会の灯りに負けないほど明るい月が雲の間に。そう言えば、小学生の頃初めて夜更かしをして皆既月食を見た夜も、こんな寒い冬の日でしたっけ。
都会の真ん中にいながら、これほど宇宙を感じられる場所ってなかなかないですよね。ユーミンの『ジャコビニ彗星の日』のワンフレーズが流れてきました。
月を滑る雲と柿の木揺れてただけ…。
と、口をあけて空を見上げていた姿がおかしかったのか、「満月に向けてお財布を振ると、お金が増えるらしいですよ〜」と茶目っ気たっぷりに香奈子さん。
「え、ほんとっ?!」
お財布をモーレツに振ってしまった私、ムードも何もありゃしない…(^o^;
いよいよ年の瀬もせまってまいりました。歳末感謝セール、御陰さまで残りわずかとなりました。私もほしい!と思う作品ばかりを選んでいます。 そんな思いに共感してくださったら嬉しいです。
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歳末感謝セール 特におすすめの作品をピックアップしてご紹介しています
セナン・赤坂 都会にいながら空を感じる場所
ウブド在住20年の日本人画家
こんにちは、坂本澄子です。
東京・柴又で個展を開催中の画家の吉川孝昭さんにお会いしてきました。
10月に夕刊フジの人気コラム「人生二毛作」の執筆者・大宮知信さんに取材をしていただいた際に、「バリで絵画と言えば…」と紹介してもらったのがきっかけで、個展におじゃましてきました。
今回のテーマは「寅さんが歩いた日本の風景」。あれ?寅さん…???
吉川さんが熱血中学教師の職を辞し、ご家族と共に新婚旅行の思い出の地バリ島に渡ったのは’91年のこと。ウブドの山の中に家を建て隠遁生活、孤独な環境に自らを追い込み、画家をめざしてひたすら絵を描き続ける日々だったそうです。ところが、堅い決心で行ったものの、ホームシックとスランプから一時は精神的にかなりツラい状態に。このとき、救ってくれたのが、寅さんの映画『男はつらいよ』のビデオだったそうです。むさぼるように観て、力をもらい、以来寅さんの大ファンに。その後、努力の甲斐あって絵も売れるようになり、5年前に帰国、憧れの柴又にアトリエを構え、全国各地で作品発表する日々を送っておられます。
今回の絵画展は葛飾区の企画展のため、バリを描いた作品は3点ほどでしたが、家鴨使いを描いた『鴨の通る道』は、ウブドで見た風景を思わせ、心にぐっと迫るものがありました。
約2時間、時が経つのも忘れて、色んなお話を聞かせていただきました。
実は、バリ&絵の共通項から、何かご一緒にできないかと淡い下心を抱いていたんですよ。でもね、志が違う。自分の甘さにもうガツンという感じ(^o^;
100年後も残る絵を描きたい。
「この家鴨の絵は10年くらい前の作品で、写実的に描いていた頃のもの。でも、こんな感じの絵は他の画家にも描ける。自分にしか描けない絵、ひとめ見ただけで、吉川の絵だとわかるような絵、そうでないと、後世に残り続ける絵にはなり得ないと思うんです」
展示されていた最近の絵の多くは、写真のように、流れるように直感的に色を置いた水彩画や、叩き付けるような強いタッチで描かれた油彩画。バリをテーマにした作品の場合でも、同じように作風が変わってきているとか。
思わず、「何が描かれているんだろう」とじっと観ているうちに、色んなものに見えて来て、それがまたイメージをかきたててくれる、そんな絵ばかりです。
「半分は神様が与えてくれるもの、同じ絵をもう一回描けと言われたらムリですね(笑)」
会場の寅さん記念館は葛飾区の施設。通常、個展ができるような場所ではない。吉川さんが寅さんを愛し、絵以外でも様々な形で寅さんに関わってきた熱意が認められ、区の企画展として実施、今回で4回目。
全国各地で開催している小さな個展も、寅さんつながりで実現したものがほとんど。好きなものをとことん追求し、人と人とのつながりを大切にしているからこそ、協力者が現れるのですね。
バリもそれは同じ。今は現地を訪れるのは年に数回、1〜2週間ずつですが、一度できた関係は、ヨシカワの依頼ならいい加減なことはできないと相手にちゃんと思わせてる。
近年、のどかな村だったウブドにも開発の波が押しよせ、物価格差を利用して、老後を過ごす場所として訪れる人々、あるいは日本でうまくいかなくなり、現実から逃げるようにやってくる若者たちの姿を見かけることも少なくないそう。
「でも、どちらもよい滞在にはならないことが多い」
お金で人を動かして、一見日々の暮しが回っているように見えても、現地の人たちと人間関係を築いているのとは違う。また、仕事をする中で、約束を果たし、相手と信頼関係を築くといった、当たり前のことができなかった人がバリに来てもやはり結果は同じ。
私はバリにどこまで真摯に向き合えているだろうか。
20年近くウブドに根を下ろして実際に生活された吉川さんと比べたら、まだまだ青いけど、好きになった画家たちの描く絵、その背景にある人柄や考え方に共感し、応援したいと思った気持ちはこれからも大切にしていきたいと思いました。
「また会いたい」と思った人。バリが取り持ってくれた縁に感謝です!残念ながら、柴又での展示会は明日まで。次の展示会のご案内をいただいたら、ご紹介しますね。
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『ある少女の肖像』彼女はいま
こんにちは、坂本澄子です。
風が冷たいですね。ケン(フレブル3歳♂)が落ち葉を追いかけて飛び回っています。
さてさて、今日はちょっと嬉しい経験をしたお話です。
この絵を覚えておられるでしょうか。高校を卒業し、夢に向かって新たな一歩を踏み出したあのウブドの17歳、ウタリです。
彼女の凛とした美しさを絵で残したくて、アンタラさんのアトリエに連れていったのが今年5月のこと。(3分間ムービーで是非ご覧ください)そして、その時私はブログの中で、この作品の売上金の10%をお祝いとして彼女に贈りたいと書いていました。
あれから半年…。
このことはしばらく私の意識の中から遠ざかっていました。ところが、先日あるお客様がこの作品を購入して下さったのです。
「そうだ、お祝い!」
そのことを書いて、絵と一緒にお送りしたところ、お客様はブログに書いたお祝いのことはご存知なかったようで、「感動した。彼女に頑張ってと伝えて下さい」ととても喜んで下さいました。ウタリももちろんとても喜んでくれましたよ。そして、そのことはお客様、そして私をも幸せな気持ちにしてくれました。宝物を自分で隠しておきながら忘れてしまい、ある日それを偶然見つけた、そんな気分です\(^o^)/
バリでは農業か観光業に従事するのがこれまで一般的だったのですが、インドネシア全体の経済成長を受けて、男性だけでなく、女性も専門性の高い職業を志す人が増えてきているんだそうです。
彼女が通っていた共学の高校では、クラスメート25人中9人が大学や専門学校に進学。専攻は看護学校が2名、医学1名、法学1人、経済2人、経営3人といった内訳だそうです。
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近年、ウブドにも開発の波が押し寄せ、ホテルやヴィラの建設によって、美しい田園風景は失われつつあります。村と祭礼を中心とした伝統的な生活も変わってくるのかと思うと、何とも複雑な気分です。
バリもやがて日本と同じ道をたどるのではないか。そんな思いがよぎりました。
でも、古来自然と共存し豊かさを手に入れて来たバリだからこそ、経済的な繁栄と伝統を大切にすることの両方をうまくバランスしていけるような気もします。
ウタリたちの世代がどんなバリを築いていくのか、これからも絵画を通じて、関わっていけたらと思いました。
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ウタリを描くアンタラさんの姿を3分間のムービーに収めました
男子禁制。バリ絵画のあるサロン
こんにちは、坂本澄子です。
桜で有名な目黒川が今すごいことになってます。「青の洞窟」と言うんだそう。青の電飾に彩られて、500mに及ぶ幻想的な光景が続いています。
早くも冬の新名所になっているようで、中目黒駅からは人の波。ようやく目的地にたどり着きました。
GAMAの熱帯睡蓮『昼下がりの午睡』をお求めになったプライベートサロン”Matilda”様にお邪魔したときのことです。
オーナー兼エステティシャンの平さんはまだお若いステキな女性。4年前に独立し、目黒川沿いの小さなお部屋で女性専用のサロンを経営されています。オーガニック化粧品を使用したフェイシャルには、「毛穴黒ずみ除去」「透明美白」「徹底小顔リフトアップ」など、ぜ〜んぶ試したくなるようなメニューがずらり。「究極のアンチエージング・フェイシャル」に身を乗り出しそうになりつつも、その日はリフレクソロジーをお願いしました。
一瞬「ほんもの?!」と思うようなプルメリアの造花が浮かぶフットバスで足をあたためた後、季節によってブレンドを変えるというこだわりのオイルを使って足裏の反射区をくまなく刺激していきます。イタ気持ちい〜い60分はあっという間に終わり(通常は30分コース)、身体はポカポカ、スッキリ^_^
ところで、今回購入いただいた絵はお客様からのプレゼントなんだそうです。
自分でも描くほどに絵が好きという平さん。ご自分で創作したアートがさりげなく飾られ、センスのよい店内には、手作り感満載のおもてなしの心があちらにもこちらにも表現されています。
「でも、やっぱり本物の絵がほしい」
そんな気持ちが伝わったのかも知れませんね。
「とても緻密に描かれていて、プロの画家の描いた絵ってすごいなあと思いました」
よく見ると、細い線で葉脈のひとつひとつまで丁寧に描かれていますものね。それらが全体として、しなやかでエキゾチックな睡蓮像を構成しています。サロンに来られるお客様はハイセンスな方ばかり。そんなお客様の審美眼にもしっかりお応えできそうです。
バリ絵画のあるサロン。ますますステキなお店になりますように。
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プライベートサロン Matilda 中目黒駅から徒歩4分、目黒川沿いの隠れ家サロン
気軽に飾れるバリアート 歳末感謝セール実施中 残りあとわずか
ここにしかないものを求めて
こんにちは、坂本澄子です。
寒くなりましたね〜。本格的な冬の訪れに、ふと気づけば12月は目の前。
この調子で1年があっという間に去っていくのかと思うと、「いかん、いかん。もっと頑張らねば」と反省しきり。
御陰さまで歳末感謝セールは好評で、残り10点となりました。
「バリアートショールーム」を立ち上げたときからずっと、「これなら自分でお金を出して買ってもいい」と思える絵を仕入れ
気になる作品がありましたら、どうぞお早めに! 対象作品はこちらです。
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春の展示会に向けて次はどんな作品を揃えていこうかと、楽しくあたまを悩ませています。
値段が手頃で、そこそこ質も良い。そんなバリ絵画を扱うお店は他にもあります。同じやるなら、「バリアートショールーム」にしかないと言われることをやりたい、いつもそれを念頭にやるべきことを考えています。
例えば、そのひとつが「美術館に選ばれた作家たち」
国内外で人気が高く、年に数点しか描けない作品が次々に売れてし
そして、もうひとつは、本物の絵のある暮しを楽しむ人口をもっと増やすために、微力ながら何ができるかということ。
つい先日、あるお客様からこう言っていただきました。
「幅広いジャンルを揃えているところがいい」
その方は民族絵画を集めておられ、以前バリを旅行した際に、神話の場面を描いた伝統絵画を何枚か買って来られたそう。「バリアートショールーム」ではバリ絵画の主要なスタイルの作品が一通り揃っているねと、それぞれ1点ずつご購入いただきました。
初めて持つ絵はとても重要だと思います。最初にいい絵に出会えれば、このお客様のように、その後のアートライフが何倍にも豊かになります。
有名どころではないけれど、腕もよく心もあり、しっかりといい絵を描いている画家が多いのも、画家の層の厚いウブドならでは。画家との新たな出会いを含め、納得できる絵をじっくり探してきます。
そして、作品そのものの素晴らしさとあわせて、毎日を心豊かなものにするために、日々の暮しに絵をどうやって取り入れていくかを常に提案できる存在でありたいと思っています。
早くも春が待ち遠しくなってきました。
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歳末感謝セール ・・・のこりわずか、どうぞお早めに
画家の生きざまや思いを紹介する3分間ムービー
枯れない心の花束を贈りませんか
こんにちは、坂本澄子です。
バリ絵画展に来てくれた友人や元同僚からお花をもらうことがよくあります。
初日に来てくれるのは、会期中会場をお花で飾ってあげたい!という気持ちから。温かい心遣いを感じながら、季節の花々を見ていると、ほんわかとした気持ちになります。
お花は人をやさしくしてくれますね。
バリはお花天国。島全体が色鮮やかな南国の花々に彩られています。
特にプルメリアは実に色んな色があり、種類によって香りも違うんです。
花がきれいなまま落ちるので、階段に一段ずつ飾ったり、水に浮かべたり
バリの人たちは、道行く人や訪れるお客様へおもてなしの心を忘れません。
ほら、この写真なんて、よく見ると笑ってますよ〜。
目が合うと、ちょっとはにかんだようにニコっと「Selamat siang!(スラマシアン!=こんにちは)」
また、あの温かい笑顔に会いに行きたくなりました。
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さて、バリ絵画専門サイト「バリアートショールーム」では歳末感謝セールを実施中です。
気軽に飾れる価格帯の作品が、20〜30%Offでさらにお求めやすく。
今日はその中からお花を描いた作品をご紹介しま〜す(๑˃̵ᴗ˂̵)و
まずは熱帯睡蓮を描いたGamaの作品たち。特別価格 ¥32,00〜56,000
背景色によって飾った印象が随分違います。ゴールドなんて…と意外に思われるかも知れませんが、日本の金屏風にも使われている色。これ、和空間にもよく合うんです。
正方形、横長、縦長、いろいろありますので、作品詳細は画像をクリックして見てくださいね。
お次は、お花を描かせたら、バリでもこの人の右に出る人はなかなかいないと思うRajigの作品。「バリアートショールーム」でも人気が高く、残りこの1点になってしまいました。
フレームから張り出すように描かれた動きのある構図といい、花びらや野鳥の繊細な描写といい、思わず、「えー、この値段でいいの?!」と思うくらい。
しかも、一点一点丁寧に手彫りされた彫刻額縁がついて、20%offの¥40,000(税込)。
これはもう買いでしょう(๑˃̵ᴗ˂̵)و
最後はロータス。これも人気のモチーフですね〜。Tirtaの描くロータスを見るたびに、「いいなあ」と思うのは葉っぱ。花ももちろん素敵ですが、葉の連なりが、その向こうに続く風景を想像させてくれるんです。
『ある夏の日の思い出』とタイトルをつけたのは、まさにそんな印象から。
こちらも手彫り彫刻がほどこされた無垢の木製額縁付きで、なんと¥32,000(税込)!
どの作品にも、壁を傷つけないフックをお付けしてお届けします。すぐに飾れますよ。
見るたびにちょっぴり優しい気持ちにしてくれる、いつまでも枯れない心の花束。プレゼントにもどうぞ。
セール対象作品はほかにもまだまだいっぱい「気軽に飾れるバリアート」をご覧下さい。Webからご購入いただけます。
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「気軽に飾れるバリアート」・・・掲載全作品が20〜50%OFF。クレジットカードOK
満月の夜を描いてほしい
こんにちは、坂本澄子です。
寒くなりましたね。ついにコートを出しました。
夏の盛りの7月、新作発表会『光の風景』にたくさんの方が足を運んで下さったWIRANATA。彼を紹介したムービーを覚えておられるでしょうか。
もしまだ観ておられなかったら、3分間ぜひおつきあいください。(こちら)
その最後にこうありました。
「バリでは満月は永遠の平安をもたらすという。
彼が満月の夜を描いたらどんなだろうか」
月の満ち欠けを元に暦が回るバリ島では、満月は特別な夜。神社や家寺で満月の祭礼が行われます。
バリ島で満月をご覧になった方は、きっとわかって下さいますよね。
まるで昼間のように明るく、大地を蒼白く包み込む月の光は言葉にできないほど美しく、厳かな気持ちにさせられます。
以来、彼に満月の風景を描いてもらうことを、ずっと心の中であたためてきました。
ある時、そのことを話すと、彼の頭の中に絵のイメージが浮かんだようでした。
小さな神社でひとりの女性が祈ってるんだ」
彼の言葉はまるで透き通った湧き水のように、乾いた心に染み渡っていきました。
サイズは60x80cm。前回の『光の風景(70x100cm)』で実感したのは、ある程度の大きさがある方が、画家が絵と向き合う時間が長くなる分だけ、
前作のときのように、まだか、まだかと首を長くして待つんだろうなと思いつつも、
彼の頭の中にあるものをすっかりキャンバスに写し終えるまで、
その絵に向き合い続けてほしいなと思っています。
完成の日を一緒に心待ちにしていただけたら嬉しいです。
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歳末感謝セール実施中 ・・・ 気軽に飾れるバリアートが20%Offでさらにお手頃価格
WIRANATA紹介ムービー ・・・画家の少年のような素顔に迫ります
Featured Artist WIRANATA特集ページ ・・・ 光で心の風景を描き出す画家
【お客様投稿】20年前の大晦日に出会った絵
こんにちは、坂本澄子です。
寒くなりましたね。毎朝目覚ましが鳴ると、「えー、もう朝」。まだ外は暗く、なかなかお布団から出られません^^; ようやく決心して、「えいやー」と起きています。でも、一旦外へ出ると、冷たい空気が逆にシャキとした気分にしてくれて、「今日も頑張ろ」というやる気が湧いてくるんです。そんなピリっとした空気をこの作品からも感じました。
埼玉県のO様からのお便りです。
「ブログの『あなたがお持ちのバリ絵画を投稿していただけませんか?』という記事を拝見し、こちらの絵を投稿します。
ー ありがとうございます!
「20年前の1994年大晦日、バトゥアンの画家グデ・マンダラ氏から直接購入したものです。
魔王ラワナの家来マリチャが化けた黄金の鹿をクリシュナが射る、ラーマーヤナの一場面を描いたもの。
熱帯の陽射しと裏腹なジャングルの奥の暗闇で、神々と悪魔が人知れず戦っているような雰囲気の絵が、バトゥアンの村祭りへ行く途中で経験した、懐中電灯がないと足元も見えない暗闇を歩く心細さと、その時に見た満点の星空を思い出させます」
ー いい絵ですね。
バトゥアン・スタイルの特徴で、一見平面的に描かれているように見えますが、その向こうにあるものを見る人に想像させるような不思議な余韻がありますよね。ジャングルの向こうに続く深い闇。そこでうごめく様々な生き物の気配。私はそんなものを感じました。皆様はいかがですか?
バトゥアン村はオランダ統治下にあっても比較的西洋の影響を受けなかった地域で、今でもこのような純粋な伝統絵画を描くすぐれた画家が多く活動しているところです。
グデ・マンダラ氏は中でも著名な画家で、高名な画家だった父(Dewa Nyoman TJITA)、祖父(Dewa Putu KEBES)から絵の才能を受け継ぎ、その活動はバリ島内にとどまらず、フランス、ドイツ、アメリカへと。
神話『ラーマーヤナ』の黄金の鹿がラーマ王の妻シータを誘惑する場面は、この物語のハイライトのひとつで、絵画のモチーフとしてもよく取り上げられています。以前、ブログでもご紹介しましたので、ご興味があればご参考にこちらも読んでみてくださいね。
投稿下さったO様は鑞画のアーティスト。昨年はバティックを持つインドネシアのジャカルタでワークショップをされるなど、広く活躍されています。
20年前に初めてバリ島を訪れ、バリ絵画の奥深さに魅了されたそう。今でもバリ絵画に関する文献は希少ですが、当時、唯一あった英文の文献を和訳して日本で出版しようとされたほど、バリ絵画に一家言をお持ちなんです。
「バリアートショールーム」の絵画展にも必ず来てくださり、お話をさせていただくのが私の楽しみです。
では、続いて投稿お待ちしてま〜す!
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感謝!感謝!の2014 歳末感謝セール
こんにちは、坂本澄子です。
毎年11月になるとやっていることがあります。自宅でのホームパーティ。同僚を誘って集まったのが4年前。以来、毎年11月3日と決めています。職場という繋がりがなくなっても、こうやって集まれるのはほんとしあわせです。
この会、「得意料理を振る舞う会」と言いまして、参加メンバーがその時々の得意料理を披露し合います。今年も男女あわせて7名が集いましたが、厨房に立つ男性はなかなか凛々しく、「荒っぽい男料理」と謙遜しつつも、これがなかなかどうして、うんまい^o^ 今年も様々なジャンルのご馳走にありつけました。
そんな手料理の暖かさに包まれていると、今年あった色んなことが思い出され、決してラクな道のりではないけれど、「バリアートショールーム」のささやかな活動を応援して下さる方々への感謝でいっぱいに。
そんな気持ちを込めて、今週から歳末感謝セールをスタートしました。「気軽に飾れるバリアート」に掲載中の全作品が12月31日まで20%OFF。
この「気軽に飾れるバリアート」のコーナーは、一点物の絵を買うのは初めてという方を意識し、お求めやすい価格帯ながらも、自身の作風をしっかりと持った作家の作品をご紹介。人気の花鳥画、風景画はもちろん、バリ島の文化・風習を描いた細密画、さらには人物画と幅広いジャンルからお選びいただけます。
「バリ島のギャラリーではどれを選んでよいかわからなかった…」
そんなあなたに安心してお求めいただける作品ばかり。その肉筆から伝わるエネルギーを日々感じながら、バリアートと暮らす生活を始めてみませんか?
20%と言いつつ、こっそり33%OFF、50%OFFの作品も混ざっています。特におすすめはこの2点。大きめサイズが場の雰囲気を華やかにします。壁面積の広いリビングやお店などに特におすすめですよ。
(画像をクリックすると作品詳細へ)
実物を見て納得して購入いただくのが、「バリアートショールーム」のスタイルなのですが、ゴメンナサイ、年内は展示会の予定がありません。
ただし、商品受領後1週間は返品をお受けしますので、お部屋に合わなかった場合はご遠慮なくお知らせ下さい。返品についての詳細はこちらをご一読下さいませ。
それでは、 ご注文をお待ちしてま〜す! 先日のブログでご紹介した壁にキズがつかないフック「壁美人」をもれなくおつけします。届いたその日に飾って、新しい年を迎えませんか。12月31日まで。
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気軽に飾れるバリアート こちらに掲載の全作品が20%OFF
壁にキズをつけずに絵が飾れる
こんにちは、坂本澄子です。今日は絵を飾るフックのお話。
バリ絵画をギャラリー以外の場所に展示させていただく機会が増えるにつけ、いつも頭を悩ませていたのが取付用のフック。色んな材質の壁がある上に、跡が残らないようにしなきゃいけないんです。
賃貸にお住まいの方からも同じような悩みをよく相談されます。「壁にどうやって留めてるんですか?」て。
私は自宅に絵を飾る時、このタイプのフックを使用していました。ピンが3つ足になっており、壁にしっかり固定できるのですが、右斜め下に見えるように、ノミに刺された跡みたいなキズが残っちゃうんですよね。
そこで、次に採用したのが3m社のコマンドフック。貼るタイプなのでピンの刺しキズはなし。シールから伸びたタブを壁面に水平に引っ張ってはがすので、壁紙がはがれたりというトラブルもありません。ただ、クロスに凸凹がある場合には粘着力が弱く、大きな絵だとちょっと不安があるため、絵1枚につき3〜4個を使用することに。先月、住宅展示場に絵を飾った時は、13点で合計40個のフックを使いました(汗)結局、どれも「帯に短し、襷に長し」。
そんな私の悩みを知る友人から、先日「これ使えそうじゃない?」と教えてもらったのが「壁美人」。
おぉ、なんだか名前からして期待できそうじゃないですか♪
取り付けの全工程が写真付きで説明されたウェブを見ただけで、心の中のもやもやが晴れていくよう。さっそくオーダーして試してみました。
4つの窓の部分に透明フィルムがはまっており、1つの窓につき2カ所、ご自宅にあるホッチキスを使って付属の専用針を留めていくだけで装着完了。
合計16本の針で留まっているのでしっかりと壁面に固定されている感じ。絵を掛けても安心感があります。
これ1つで6kgまで対応しているので、2つ使えば大抵の絵は飾れます。
ちなみに取る時はホッチキスの針を外すのと同じ要領。ホッチキス本体のお尻によくついているでっぱりにひっかけて取ってみましたが、この通り、後はほとんど目立ちません。修正用のホワイトでちょんちょんとすれば、どこだっけと探さないとわからないくらいです。
今回購入したのは2個入りで900円。フックとしてはちょっとお高めではありますが、壁にキズをつけたくないときにはバッチリ威力を発揮します。透明フィルムを取り替えれば何度でも使えますしね。
実際に試してみて納得できましたので、歳末感謝セールにはもれなくこの「壁美人」をおつけすることにしました。これで、届いたら即、飾れますよ!
歳末感謝セールは「気軽に飾れるバリアート」掲載の全作品が20%off。明日11月9日から12月31日までですからお早めにどうぞ。
<関連サイト>
「気軽に飾れるバリアート」プロの実力作家の描くバリ絵画をお求め安い価格で